ピアノ講師のえりかです。
今日は装飾音の「トリル」についてのお話しです。
バッハなどの古い時代の曲を弾いてると
よくこれに遭遇しますが
Trill(トリル)とよばれるこの奏法は
装飾音の一種。
技術的にはむずかしくて、(とくいな人がうらやましい)
私自身もまだ制覇していません。
・動きが速い
・入るタイミングがむずかしい
・バランスをととのえるのが至難の業。
だから「上級編」とも言えるかも知れませんが、
音楽には不可欠な技術なので
ビギナーさんが覚えておいても
損はしないと思いますよ。
今後のためにぜひ覚えておくと良いです。
装飾音
・トリル
・プラルトリラー
・モルデント
★本当によく出てくるので習ってない人も要チエック!
この装飾音は
ピアノだけではなく、
いろいろな楽器を演奏するときに使用します。
私自身も苦手な装飾音ですが
どんな練習をすればいいのでしょう?
ボッケリーニのメヌエット
今日は
ボッケリーニのメヌエットを
ト長調に変えて好きなタイミングで
装飾音の「トリル」 気のすむまでれんしゅう!「これががわたし流!」
ちょっと余談ですが、
フィギュアスケートや
ハーフパイプの回転は
何回まわったかなんて
数えてないらしい…ちなみにジャンプする瞬間、
ちょっとでも体制を崩すと飛ぶ前からあ〜失敗だ!って思うらしいです。
ピアノも同じで、
いちいち今の何回まわしたっけ?
とはいきません。装飾音に入る瞬間、
チカラ加減やタイミングをまちがえてると、
うまくいきません。(なんか回転系のスポーツに似てる。。)
特に、演奏者の解釈によって
スピード、回転数、音使いが変わるから
さらにむずかしいです。弾く人によって本当にちがうので、
聴き比べてみるのも勉強になりますね。
装飾音を弾くコツ
そう、だから
入るタイミングとか回す速さとかは体で覚えるしかない❗
ポイント→脱力 これ必須!
★力を抜くことできれいにまとまります。
(そこだけふわっみたいな感じ。)
♬レッスンでも「ふわっ練習」してます♬
でも脱力ってすごくむずかしいんですけどね。
ついついチカラが入って力んでしまうんです。
今回は鬼のように笑
トリルやプラルトリラーを入れて弾いてみました。
その中で、「今のチカラ加減やスピードはいい感じだぞ!」
というのを見つけるといいです。なかなか見つけられない人はスマホで録音してみましょう。
これが客観的に聴いてみると新たな発見の連続。
そんなふうに弾いてるつもりはなくても、
なんかちょっとずれてたり、思ってるスピードじゃなかったりするので
「気づく」には録音してみるのが一番です。
曲はうまく弾けてるのに
装飾音がイマイチ・・じゃもったいない!
装飾音は華やかじゃなくっちゃ
どんな練習をすれば良いのか
迷っている人や、見ないふりをしている人は(笑)
練習例の動画を作りましたので練習の参考にしてください♬
知ってる曲や、すでに習った曲に
「ここにいれたら素敵かも?」
という部分に思い切って入れてみましょう!
「一回だけ上に回す」
「長ーいトリル」
「半音下に下げるトリル」
いろんなかたちで練習してみてくださいね。
装飾音は気をつけて弾かないと
ただの雑音…
とにかくれんしゅうしかない!!
自分の弾いた音をよく聴いてね。
なんかゴチャゴチャしてて絡まった。。
みたくなったら格好悪い装飾音。
絶対に華やかに弾きたいもんだ!今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。