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国語の成績アップには語彙力と読書量が重要だと言われる理由part2

こんにちは、まなぶてらすです。

 

今回の記事は前回の記事のつづきです。

 

前回は、語彙力と読書量が国語の読解というか思考力全般において非常に大切な土台になりますというお話でした。

こんかいはもう少し実践的に問題集は何を使えばいいかとかそういう話をしていきます。

 


 

その前に語彙力と読書量について前回書き忘れた「競争優位性」の観点で話をしたいと思います。

 

受験の勝負は、ルールが非常に明確で戦略が立てやすいです。

 

したがって、対策を以下のようなチャート化することができるのですね。

表の見方

対策としてみんなやっているかいないか=縦軸

効果があるかないか=横軸

この表が意味することは、

 

成績を最短で引き上げるためには、効果があるゾーン(左半分)を優先的にやるべき

ということです。

 

そしてもっと考えるべきは、

”みんながやっていないこと”でかつ、”効果がある”ことを勉強に取り入れていくべきだということですね。

それが競争優位性ということになります。


具体例を交えていえば、

 

接続詞をつかった読解法

 

などはみんなやるわけですよ。

 

したがって差はつきません。成績上位の受験生も、成績下位の受験生も、”逆接の接続詞にマークしろ”って言われているので、みんなやっています。

方法論や出題パターンが固定化しているからこそ、そういった”みんながやっていること”*”効果があること”は着実な方法ともいえます

 

しかし、悪い言い方をすれば平均化されるということです。

 

異なる言い方をすれば

ちょっと工夫をするだけで一気に差をつけることができるのが受験ということになります

(方法論や出題パターンが固定化しているから)

 

しかも国語という科目は割と↑の意味で未開拓な科目です。

 

例えば、

 

「論理的に読解しましょう」と教えるのに「論理とは何か?」というそもそもの考え方を授業ではやらないところがほとんどだったり。

「心情を読み解きましょう」と教えるのに、「意味⇔表現」という大原則は教えていなかったり

「評論文の読解」を丁寧に教えるといいつつ、「評論用語」はおざなりだったり。

 

と、表面的な指導になっていることが多々ある科目が国語なんですね。しかも、スキルを教える科目なので、情報として一元的に伝えることが難しいです(教える人によって良くも悪くもなる)。

 

だから私は、「論理とは何か?」「意味⇔表現」「重要評論用語解説シリーズ」などなどと、そこを教えれば一気に考え方が変わる読解知識を逐一動画にしていっているわけです。

なので図的に表すとここ↓です。


このような基礎的かつ原理的な考え方と同様に、読書量と語彙力というのは、”みんながやらない”のに”効果がある”勉強です。

 

理由は「多くの人がスルーするステップだから」です。

 

英語の学習を比較して考えてみましょう。

 

英語は外国語です。英語の勉強を始めるときに何を一番最初に覚えますか?

 

英単語ですよね。

 

英単語→文法→読解

とこの三段階です。

 

これはどの言語科目でも同様の学習過程を踏みます。まず、語彙を増やさないと始まらないとそういうことです。

 

では、国語の勉強はどうか?

 

語彙→文法→読解

 

とステップを踏むべきなのに、多くの人はいきなり文章問題に取り組んでしまいます。

 

つまりこう

語彙→文法→読解

 

これではわからない!となることがあってしも仕方ないです。言葉を学ぶ過程を踏んでいないのですから

 

もちろん語彙や知識が十分な人はいきなり読解からでもOKでしょう。そういった人は、すでに語彙や文法が習い終わっていると考えてください。

 

 

読解をしているときに

 

・わからない言葉がしょっちゅうでてくる

・接続詞や名詞、動詞など、文法的な用語を言われても全くわからない

・そもそも何を書いてあるかわからない(論説文など)

→これは明らかに脳みそが「インプット」を欲している証拠です。

 

謎だらけの英文をひたすら読んでもわからないように、母国語でも語彙や知識を先に仕上げた方がいいケースというのは往々にして存在します。

 


 

さて、では、実際にどれくらいの語彙や読書をすればよいのかということですが、これもいきあたりばったりにやるのはNGです。

 

例えば、本文に出てきた語彙をひたすら辞書で調べて…というような勉強が語彙力を高める方法かというとそうではありません。単に知らない言葉があったので調べただけでマイナスがゼロになった?的な状態です。また、文章問題のたびに調べているようでは効率が悪いです。何年かかるかわかりません。

(もちろん、わからない言葉を調べるのは大切ですが、もっと集中的にかつ効果的に範囲を決めてやる必要があります。)

 

勉強の基本は、まず範囲を明確にすることです。

 

そこでおすすめの参考書はこれです↓

語彙力アップ1300 1 小学校基礎レベル

語彙力アップ1300 2 中学入試完成レベル

例文含めて載せてくれている参考書がいいです。Amazonで「国語 語彙」とか調べると大体どの参考書も語彙のテキストは1800~2500語くらいが相場です。

 

英単語も中高、または学校別に何個覚えればよいかという相場があるように、国語の語彙も相場があります。

2000語、これが入試で必要とされる語彙数です。

 

これで範囲と個数が明確になりました◎

 


 

あとは、評論用語に関してです。評論用語という学習ジャンルは非常に軽視されていますが、超絶大事な学習ゾーンです。

 

論説や説明、評論といった文章を読んで「わからない!」となるのは、評論用語を知らないからです。

 

そもそも近代とかアイデンティティとか、評論用語で扱われるお話は日常会話で登場しません

 

「○○ちゃん、現代の日本の若者は自分のアイデンティティについての意識が希薄になっていると思うんだけどどう思う?」

 

こんな会話を友人とする人はまずいません。

 

なので

ちゃんとべっこに知識として知っておかないとだめですよってことです。

 

普段会話しない=知らない=学習しないとわからない、とこういうわけです。

 

なので小学生であっても評論用語はしっかりと学習する必要があります。むしろ小学生だからこそやらないとって個人的には思います。

 

あと、論説説明系の文章は出てくる話が決まっています。

 

つまり、評論用語の対策本に書いてある内容を覚えておけば、本番で読まずとも内容が予測できるレベルまでくる。

 

↑こうなるのが理想です。

 

評論用語のテキストは10冊以上かって色々読んでみました。

 

小学生にも理解でき、かつ丁寧に解説が書いてあるのはこれです↓。

ことばはちからダ!現代文キーワード

 

他の評論用語集などは、言葉をのせているだけで肝心な解説がおざなりだったりしますが、この言葉はちからだの解説は非常に丁寧です。

 

小学生であれば、全部は読む必要ありません。重要な20語をしっかりと理解するくらいで大丈夫です。

あとは、↓も小学生にはおすすめです。

ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集

 

 

あとは読書ですね~

 

読書は、こういった参考書↓を参考に本を選んでいくとよいですかね。

新訂版 中学入試にでる名作100

 

入試でよくでる作品を集めてくれているので、効率的に入試対策も可能です。

 

あとは、Amazonオーディブル、100分de名著、漫画で読破シリーズなど、有名な文学作品を解説してくれたり、読みやすくしてくれたりしているサービスがおすすめです。

 

作家単位でいえば、「芥川龍之介」「江戸川乱歩」がおすすめです。

芥川は短編なので読みやすいです。あとは完成度が秀逸です。乱歩は普通の語彙を使ってめっちゃかっこいい文章表現をつくるタイプの文章なので、読みやすいです。少年探偵団シリーズとか小学生にはおすすめです。

 

ノンフィクション系でいえば、斉藤考さんとか、茂木健一郎さん、内田樹さんなどの文章は入試にもよく出題されるうえに読みやすい著作も多数なのでよいのではないかと思います。論説説明系の文章は常に現代的な悩みを扱うので、現代に書かれたものを書くのが良いです。

 

 

以上長くなりましたが、語彙力と読書量についての記事終了です。お疲れ様でしたm(__)m

 

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