
新しい教材を作りました<無料プレゼント付き>
こんにちは、まなぶてらす国語講師の平井祐樹です。
先日是枝裕和監督の「万引き家族」を観てきました。
本当はデッドプール2を観に映画館にいったのですが、開映時間に絶妙に間に合わず。
偶然、先行上映会をやっていたのでラッキーでした。
今までの是枝監督の作品の要素を色々詰め込んだ”幕の内弁当”的作品で非常に面白かったです。
特に松岡茉優さんは、最高 to the 最高でした(低俗な感想)。
さて、今回は、新しい教材を作ったのでその紹介記事です。
最後まで読んでいただけたら無料プレゼントもついてますよ、ということで宣伝失礼いたしますm(__)m
前々から作ろうと思っていた教材がついに完成しました。
「国語読み方トレーニング25~論理的文章編~」
こんな感じの教材です。
だいたい180ページあります。2~3か月は使い倒せる教材ではないかと思います。
どんな教材かと申しますと、
論理的文章(論説・説明系文章)の例題を25問、”読み方のみ”をバッティング練習の如くどんどん読んでいくという教材です。
レベルは5段階。一つのレベルにつき、文章5題。計25の文章という構成です。
中学受験生~高校受験、大学受験生まで取り組んでいただける内容になっています。
国語の試験は、「読解」問題がほとんどです。(得点の80~90%は読解問題)
読解=「読んで」&「解く」ということになります。
受験対策の性質上、「解く」テクニックばかりが授業ではクローズアップされがちです。
これは授業の都合上仕方がないところがあります。
「どうやって解くか?」という部分に時間を割くほかないのが実情なんですね。
ただ、レッスンをしていて思うのは、「読んで」「解く」。この二つの作業で圧倒的影響力があるのが「読む」作業だと思います。
数字であらわすならば、「読む:解く=7:3」くらいです。それくらい「読めているかどうか?」で点数が変わってきます。
実際、しっかり読めていれば解き方はおのずとついてきますし、解き方という物自体そんなに覚えることがあるわけではありません。
ピラミッドであらわすならばこうですね。
「読み」ができていれば、「解き」はちょっと教えてあげるだけでできるようになります。
ただ、授業の都合上なかなか丁寧に「読みの解説」をすることができない!!
一行一行論理構成や筆者の理屈の裏にある知識を丁寧に解説することが時間の都合上難しいのです。
そんな問題を解決するための教材です。
この教材には、「問題」がついていません。
接続詞や穴埋めもありません。純粋に論理的な文章を25題読んでいくというトレーニングです。
この純粋に論理的文章をひたすら読んでいくという作業によって色々な力が養成できます。
****「論理的に読む」を実践的に理解できる****
これが一番大きいですね。”論理的に読みましょう”と学校や塾で教えられても、その実践が最初からできている子はほとんどいないです。
日本の教育カリキュラムに”ディベート”や”ロジカルシンキング”が盛り込まれていないことが大きな原因だと思います。
この教材では、「因果関係」「意見、事実、理由」「対比」「言い換え」など受験に求められる論理的読み方を実際の文章を通して学ぶことができます。
****日常的に読まない文章におおく触れることができる****
論説や説明が難しい理由は?ーー「普段読まないから」です。
小説は人によっては積極的に読んでいくジャンルですが、ノンフィクションの難しい文章はなかなか日常的に読むものではないですよね。
25問、浴びるように論説、説明に触れていきましょう。
「習うより慣れよ」とはよく言ったもので、文章読解は、「親しんだもの勝ち」です。
理屈で考えることも大切ですが、とにかく読んでいった方が吸収は早いです。
****知識を学び取ることができる****
論説、説明系の文章は、事前知識がどれくらい蓄えられているかで決まってきます。
要するに、「どの問題の文章も似たようなことを言っている」ということです。
基本的に、論説説明に関しては、「本番、その場で1から10まで読む」というようなことは高得点の学生ほどしていないです。
ぎゃくに、うまく得点できていない学生は、その場で読んで、初めてその内容に触れるということが多いです。
試験だからといって純粋にその文章を真っ向から読んでいくとどんどん不利になってしまいます。
事前に知っておけば読まなくて内容が予測できるような文章を出してくるのが、論説説明です。
そのようにして、論説説明は速くにすませ、きっちりと読む必要がある小説物語をじっくり解くというのが王道合格パターンです。
環境問題、脱近代化、教育問題、食育、情報化社会…と出題される話は決まっています。
以下ご覧ください。
この教材では、25問それぞれに、テーマがあります。
それぞれの文章を読解すると同時に付随する知識を盛り込んでありますので、一石二鳥の対策が可能です。
****入試の文章に驚かなくなる****
入試の文章は、常に「その年齢の子が読むにはちょっと難しい文章」を出題してきます。小学生であっても、中学生であっても、高校生であっても、その年齢に対して不相応な難しい文章を出してきます(上位校ほどその傾向が顕著)。
「むずかしい、わからない」といってても本番では、出題されるので、今のうちからどんどん慣れていったほうがいいことは間違いないです。
以下レベル感です。
普通に中学受験するお子様であれば、レベル4までできればOKだと思います。御三家等の最難関であれば、レベル5まで攻めていきましょう。
高校受験、大学受験する学生さんは、レベル5まで読んでいけるとよいです!!
※高校受験、大学受験の場合は、もっと専門的で難しい文章なので、この教材の先に、問題集等で補っていく必要があると思います。
****正しい読み方を学ぶことができる****
正しい読み方とは何でしょうか?
私は「自分を抑えて読む」ことだと思います。
すなわち、「私情」を挟まないということです。
現代は、教育サービスも充実していきて、あらゆる文章が非常に簡単にわかりやすく書かれています。
小説にしても、他のサブカルにしても、「相手がわかるように」というサービス精神が旺盛です。
しかし、時には、自分が、相手に合わせる必要も出てきます。
それが正しい読み方の土台になるのでないでしょうか?
”わからない”→”わかるように説明して”ではなく、
”わからない”→”わかるように自分が読む”
そういう姿勢が必要です。
****やり方****
======価格&購入方法======
内容物:読み方トレーニング25
文章25題 計181ページ 演習80ページ 解説80ページほど
→一題あたり平均A43枚の文章
解説動画25本 計11時間
→一題あたり平均26分の解説動画
価格1600円(1600pt)※今後変更になる場合あり。
⇒1600÷11時間=一時間当たり145円で解説している計算になります。通常授業(2400pt)の16分の1☆
~~~購入方法~~~
まなぶてらす会員ページにアクセス
↓
トップページ下部のコンテンツ販売・PDFへ
↓
読み方トレーニング25をクリックして購入
⇒動画販売の下にあります。
<<<<<無料プレゼント>>>>>
1600円の教材なので少し高めです。
なので、サンプルをいくつかご用意いたしました。
各レベルから一つをチョイスして載せます。
動画ページより問題のPDFがダウンロードできるようになっています!
【レベル1/論理的文章】「なぜと問うのはなぜだろう(吉田夏彦)」
【レベル3/論理的文章】「いのちをはぐくむ農と食(小泉武夫)」
【レベル4/論理的文章】「馬鹿にならない大人の脳(養老孟子)」
【レベル5/論理的文章】「いま僕たちは本当に幸せか(大林宣彦)」
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<制作裏話~その1~>
この教材作るのに6カ月くらいかかりました。
というのも一日15分しかこの教材にかけないと決めていたから。
カレンダーのリマインダーに「教材作成15min」と毎日設定しておき、地味に続けました。
以前紹介した記事で、Googleのサービスを学習計画に応用するという話を書きました。
まさに今回の教材は、カレンダーにリマインダーを毎日付けていたから完成した教材です。
ちりも積もれば山となるor千里の道も一歩より?的な体験ができました。
ぜひ勉強にもGoogleカレンダーのリマインド機能を使ってみることをおすすめいたします。
<制作裏話~その2~>
この教材を作るにあたって重宝したのは、Googleドライブの自動文字起し機能です。
教材内で使われている大量の文章は一からタイピングしたものではありません。
例えばPDFや画像内の文章を文字化していきたいときに、この機能は便利です。
Googleドライブ内に文字化したい画像の一部などをアップロードします(PDFではだめです。画像でスクショなどしてください)。その画像を左クリックし、”アプリで開く”の中から、Googleドキュメントで開くを選びます。そうするとその画像の文字を読み取ってくれて文字起ししてくれます。
もちろん自動なので多少の荒やミスがありますが、自分で少し手を加えるだけでOKです。
国語講師的にはこれ以上ないくらいありがたい機能です。ぜひお試しください。
<小説&物語verの教材も作っています。>
今回は、論説、説明の読み方トレーニングの教材ですが、一部お配りしている生徒様からご好評をいただいているので、小説、物語verも制作しています。
小説物語の読み方は苦戦している方が多いので良い教材になるのではないかなと。心情描写やテーマを深堀するだけではなく、出題者がどういうところに目をつけて読んでいるかということを中心に解説していきたいと思います。
~作業工程表~
文章の選定<⇐いまここ>
↓
PDF化
↓
スライド作成
↓
動画作成
小説物語の作品の選定はけっこう楽にできています。
受験でよくでる作家をオールスター感謝祭的に集めればいいので、スムーズに作品がそろいます。
今のところ作品はこんな感じです。
あとはPDF化が辛い気がしています(段落が曖昧&注訳が多くなる気がするため)
動画はただしゃべるだけなので楽です。
何にせよ一日15分しか制作に充てないので完成は今年の秋くらいかなぁって感じです。
サグラダファミリアを見守るように待っていただけたら幸いです。
いくつか出来上がったらこのブログでサンプル配布的にシェアしたいと思います。
お疲れ様でした。↓餡をちゃんとこねて作った餃子(飯テロ)