講師ブログ

英文法のススメ

Pocket

はじめまして、まなぶてらすのゆきのりといいます。初めてのブログ投稿ですが、よろしくお願いします。

僕はまなぶてらすで英語のレッスンをさせてもらっており、主に中学生と高校生を教えているのですが、やはりどうやって勉強を進めていけばいいのかというのが、英語でも悩みの種になるのだなあと感じることがあります。

今までは文法や読解が中心だったのに、今度は4技能の時代と言われるようになり、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングすべてをカバーしなくてはいけないと言われるようになり...本屋さんに行けば英語の本は大量にあるし...いろいろな人がいろいろな意見を言うし...悩むのもムリはないと思います。

もちろん、どの方法が正解でどれが間違いでというわけではなく、最終的に自分に合った方法や教材を見つけていければよいのですが、まずどこから手を付けたらいいのかわからない!、という方に僕なりのアドバイスをブログを通じて送ることができれば、と思っています。一つの意見として参考にしていただければ幸いです。

 

本題ですが、僕が何よりもおすすめしたいのは、文法をきちんと身につける、ということです。

 

え?でも、実際、センター試験がなくなった後に始まる大学入学共通テストは長文問題ばっかりみたいだし(ここでサンプル問題が見れます。https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30_1110.html)、英検とかGTECみたいな試験は4技能で文法なんかいらないんじゃないの???というご意見ももっともだと思います。

 

それでも、僕が文法を勧める理由は、英文法の理解が、その後の英語学習(4技能、入試、英会話など)にとても役に立つ土台になってくれると思っているからです。

 

例えば、リーディング。I gave my dog Licca. (Liccaは名前(リカ)です。)この文章を訳してみましょう。(僕の授業で生徒さんによく出させていただくテッパン問題の一つなので知っている人もいるかもしれません。)一分ほど考えてから下に行って解説を確認しましょう。

 

 

 

 

答えは、「私はリカに私の犬をあげた。」.....

 

 

 

 

じゃないんです。(笑 だましてすみません。)

 

実はこれ、文型の範囲の文法知識があると正しく解釈できる文章です。SVOO(第4文型)に上の文章は分類され、もっとシンプルな例は、She gave me a present. (彼女は私にプレゼントをあげた(くれた)。)などで、〇〇(私)△△(プレゼント)...という風に訳すのが正解です。

それを踏まえて、問題の文章を見ると、I gave my dog Licca.は「私は私の犬リカあげた。」となります。犬に人をあげるなんておかしいので、想像力を働かせて解釈しなおすと、犬にリカちゃん人形をあげたという状況かなあと想像できると思います。(リカちゃん人形をそもそもご存じない方、すみません...)

このように、なんとなくで読んでなんとなく誤解していた文章を、より確信をもって正確に読めるようにするのが文法の力です。

 

文法の底力はもちろんリーディング以外でも発揮されます。

 

例えば、リスニング。穴埋め問題で、He (      ) his finger when he was cooking yesterday.となっていたとします。聞こえてきたのはカットという音。本当にこれであっているのか、確信を持つために必要なのも文法の力です。

あれ、heだから三人称だからcutsじゃないの?と思えた人は、けっこう文法を勉強している人だと思います。ただ、詳しく言うとsをつけるのは、三人称単数現在形(三単現のs)の時なので、yesterdayと過去形がついている今回は、適用されません。

そして、cutの活用はcut(原形)-cut(過去形)-cut(過去分詞形)で変わらないので、過去形のcutを入れてあげれば大正解です。過去形とはいってもedをつけたcutedやcuttedではありません。

このように聞こえてきた音が本当に正しいかどうかを確かめるためにも文法は役に立つことがあります。

 

ライティングではどうでしょう?もちろん文法は役に立ちます。レストランなどでご飯を注文するときに「何にする?」「んーとね、僕は寿司。」なんてよく言いますよね。この「僕は寿司。」のところ英語にしてみましょう。解説に行く前に、一分ほどで考えてみてください。

 

 

 

 

正解はI am sushi………

 

 

 

ではありません。(またしても、正解を引き延ばしてすいません。)

なんか合ってそうな気もするにはするんですが、第二文型(SVC)の文法知識があるとおかしいことに気付くと思います。第二文型の文章の簡単な例は、This is a pen.や、I am a teacher. などです。このタイプの文章の特徴は、am, are, isなどのbe動詞が真ん中に使われて、左のことば(ThisやI)と、右のことば(a penやa teacher)が同じ(イコール)であることを表すときに使います。実際「これ」=「ペン」、「私」=「先生」という関係が成り立ちますね。

では、戻ってI am sushi…….

「僕」=「寿司」!!!!

おそらくブログを読んでくれている方、お寿司じゃないですよね。たぶん寿司ではなく人間だと思います。(中にはお寿司の読者さんもいるかもしれませんが。(笑))

文法の力があれば、これはおかしいと気付き、「僕は寿司。」って結局、「僕は寿司を食べる。」ッテことかあ、と気づいて、I will eat/have suchi.と書き換えることができると思います。

 

さて、最後はスピーキングです。話すときにももちろん文法が助けてくれます。

例えば、リスニングでも出てきた三単現のs。heとかsheとかからはじまる現在形の文章の動詞には、sをつけるというルールです。

もちろんHe have many books.と言っても問題なく通じます。(僕自身話しているときに(あっ!三単現のs忘れた!まあ伝わってそうだし次から気を付けよう。)と心の中で思っていることがよくあります。)

でももしここで、He has many books.ときちんと言えたら、相手の人も、「おお、三単現のsもちゃんと使えていて、すごいな!」となって、きれいな英語を話す人という印象になるでしょうし、スピーキングテストの点数も上がるでしょう。(もちろん、三単現のsだけ気を付けられる三単現魔人になってはいけませんし、流れの中で気を付けられるのが理想です。また、英語の勉強にはいろいろな目的があるので、コミュニケーションを楽しみたいという目的ならば、必ずしも三単現のsにこだわる必要もないと思います。sがなくても十分伝わります。)

 

このように、文法の知識は4技能の試験を受けるにも、英会話をするにも、いろいろな場面であなたの英語学習を助けてくれます。

文法と聞くと、机に何時間も座って書いて書いて書きまくってとか、細かい例外まで覚えなければいけない、というネガティブなイメージもあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。書くのが苦手ならば、文章を声に出して覚えてもいいし、CDを聞きながら覚えてもいいです。例外はまず一度置いておいて、70~80パーセントのケースに当てはまる基本的なルールを繰り返し学習しながら身に着けていくという方法でもいいです。

そのようにして、しっかりした文法の土台を作ることができれば、その後の4技能、英会話、入試対策などを、土台の上にスムーズに積み上げていくことができると思います。

 

最後に文法がよくわからない、難しすぎる問題集はイヤだ、何から始めればいいかわからないという方(主に初級者向け)の文法ドリルを紹介します。シグマベストさんの「英文法パターンドリル」という参考書です。

メリットは、①難しい単語がないため、初級者にも使いやすい、②同じ基本パターンをドリル形式で何度も繰り返すため、身に付きやすい、③学年別に分かれているため、自分のレベルにあったところから始めやすい、などです。特に文法の基礎をこれから勉強しよう(し直そう)としている中学生、高校生におすすめです。

英文法パターンドリル-中学1年-シグマベスト

英文法パターンドリル-中学2年-シグマベスト

英文法パターンドリル-中学3年-シグマベスト


ピックアップ記事

               オンライン家庭教師の「まなぶてらす」