
優勝のための英語スピーチコンテスト準備 表現編II
まなぶてらす講師のビビアンです。
今日は【優勝のための英語スピーチコンテスト準備 表現編II】についてお話します。
目次
Recapー復習
前回では、表現力を磨くために発音をマスターする方法から、暗記のコツ、そしてテンポをつけるテクニックについて教えました。スピーチコンテストで優勝したければただ書いて覚えるだけでは足りません。(表現編Iをまだご覧になっていない方はこちらをクリックしてアクセスしてください)
スピーチは人の心を動かさなければ投票してもらえないです。
実は表現力について、Native speakersも悩んでいる人が多いです。
言葉が理解できるからといって、人に伝わるかどうかはわかりません。
そのために、今回の記事も前回に続いて表現力を向上するために踏まえる最後のステップをご紹介します。
- 感情の表現
- 効率的なリハーサルの方法
感情の表現
Steve JobsのIphone発表会でのプレゼンを聞いた方は、彼のことをパーフォーマーだと思ったことはありませんか?
まるで新映画の試写会のように、Iphoneをスーパースターのようにしょうかいしましたね。
言葉の使い、
表情、
間の取り方…
彼は人を魅了するために、プレゼンしました。
普通の新商品の発表会はどういうものでしょうか?
商品の紹介やその使い方を、説明するようなものが多いではないでしょうか?
Steve Jobsのようにドキドキするようなシナリオはないはずです。
その結果、Iphoneは世界中のベストセラーになっています。
ここで、「魅了する」と「説明する」の二つのキーワードに注目してください。
物語を伝えるときは、説明という姿勢はしません。
物語は、人の注目を惹いて、感情の揺れを作るために伝えます。
Steve Jobsは、物語を伝えました。
そのために、誰にも真似できない発表会を成功させたのです。
スピーチの時も、これが使えます。
あなたのスピーチで観客をどのような気持ちにさせたいですか?
それがわかれば、どのように伝えるべきかがわかるでしょう。
人をどきどきさせたいなら、声のトーンが豊かに変えることが大事です。
それを「物語を伝える」という姿勢で行うと、効果的でしょう。
人に危機感を持たせたい時は、プレッシャーをかけるような声の使い方がカギです。
それを「アピールする」という姿勢で行うと、効果的です。
人を感動させたいなら、声の強弱はきわめて重要です。
それを「大事な気づきをシェアする」という姿勢で行うと、目標を達成するでしょう。
感情の表現はメッセージと理解の違いによって変わります。
正解はないからこそ、何度もリハーサルして決めていくしかありません。
では、肝心なリハーサルはどうすればいいでしょうか?
効率的なリハーサルの方法
どんなプロでも、リハーサルをしない人はいません。
頭の中でリハーサルするようなイメージトレーニングがあれば、実際に鏡の前でリハーサルする方法もあります。
初心者の時は鏡の前でリハーサルすることをお勧めします。
原稿を暗記してなお、感情も納得できるように表現できたら、あまたの中でのイメージトレーニングを増やしたほうがいいと思います。
まず、リハーサルの目的は、暗記するではありません。
むしろ原稿を覚えてからリハーサルしたようがいいです。
リハーサルは、表現力を探り、声、表情、そして仕草を統一する段階です。
劇場で演劇を見た方はきっと、服装から音楽まで統一され、時間通りに行われる劇に感心するでしょう。全てのパズルを完璧にくっつけるのは、リハーサルの時間です。
リハーサルは、パフォーマンスのためのイメージトレーニングだと私は思います。
目の前に観客がいるだと思い、その人たちの表情を想像しながら練習していくのです。
まずは、伝え方を決めます。
そのあとは、声のトーンや強弱、スピードなどを全部細かく分析し練習していきます。
最後は表情と仕草です。
ずっとそこで立ったまま話すなら、ビジュアルなインパクトはありません。
採点の基準には書いていないが、人間は無意識的にビジュアルなインパクトに印象を左右される生き物です。
そのために、ステージ上の些細な動きも配慮していく必要はあります。
一番いい方法はモデリングです。
つまり、「この人のようにスピーチをしたい」モデルを見つけます。
TEDでもいいし、Youtubeでもいいです。
真似したい人を見つけたら、その人のやり方を真似します。
次回のご案内
いかがでしたか?
スピーチの準備に向けて少し自信は湧いてきましたか?
もし、質問があればご遠慮なく、いつでも聞いてくださいね。
次回は最後のコツ、コンテスト当日の準備についてお伝えします。ぜひ、来週の記事もたのしにしてください!
お力になれるところがあれば、お気楽にプロフィールから体験レッスンを申し込んでください。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
英語と演技を融和して、生きている言葉を身につく「ドラマメソッド英会話」を教えているカナダ人講師(日本在住)です。感情表現をネイティブレベルまで上がり、「好きな気持ち」で英語を学ぶような指導が得意です。子供から大人まで指導経験とコーチング経験があります。