教育コラム

「3日坊主」を突破する新法則

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こんにちは、
まなぶてらす事務局、代表の坂本です。

冬だというのに暑かったり、
ぐんと冷え込んだりと
近頃 気温の変化が激しいですね。

受験生がいるご家庭は特に
体調管理に気をつけてください。

さて、今日は
「物事を継続させるコツ」について
書きたいと思います。

私はまなぶてらす事務局代表としての顔とは別に、
小・中学生とその保護者に勉強のやり方や
計画の立て方を指導するという仕事をしています。

これまで3000人を超える方にアドバイスをしてきました。

多くの場合はうまくスタートができ、
良い流れに乗ることができますが、
中には、うまく勉強が進まない、
始めてもすぐに止めてしまう、続かない、
というケースもありました。

私のようなアドバイスを行う人間は、
単にやり方や方法を紹介するだけではなく、
それを続けてもらうことがとても重要になります。

そのためこれまで様々な試行錯誤をくり返し、
その結果を見つづけてきました。

そしてどうやら、ここさえ気をつけておけば、
上手く勢いに乗ることができる、
3日坊主の壁を突破できる
、というものがわかりました。

仕組み自体は誰でも使えますし、
言われてみればそうだよね、
と納得してもらえる内容だと思います。

ですが、ここはよく見落とされ、
忘れられるポイントであるので、
ぜひ法則として、覚えておいてください。

子どもへの学習サポート、習慣づけはもちろん、
保護者や大人の方への勉強にもつかえます。


■3日坊主を突破する「IPRの法則」
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それでは早速紹介していきましょう!

スタートでつまずかない、
3日坊主を防ぐ「IPRの法則」です。

まずは概要から説明します。

何かを新しく始めるときには、
次の3つのステップを意識してください。

 STEP1.興味(Interest)
 STEP2.できる(Possible)
 STEP3.思い出させる(Remind)

■STEP1.興味(Interest)

最初の段階は、
始めようとしているそのものに、
興味や関心を持たせることです。

さらに言えば、
「ちょっとやってみたい」と思わせる。

ここまでできれば成功です。

興味を持ってもらうことが、
第一ステップ。

ここがすべての始まりであり、
ここがクリアできないと、
この先には進めません。

■STEP2.できる(Possible)

興味を持たせることができたら、
早速それを実践させます。

ここで一番大事なのは、
子ども本人が「できる」と思わせること。

はじめたのに一問目から解けない、
わからないではダメ。

はじめはこれならできる!続けられそうだ
と思えるような簡単な問題でもよいので、
できた!という体験をさせることが大切です。

保護者は、ここですかさず、
「できたの?スゴイじゃない」
「さすが!」
と伝えるとやる気が出ます。
自信にもなります。

1問目の問題はしっかり事前に吟味して、
「これならできる」というものを
取り組ませるようにして下さい。

■STEP3.思い出させる(Remind)

そして、最後は「思い出させる」ステップ。
これも忘れがちなので覚えておいてください。

本人が「できた!」と思っても、
それを継続させる仕組みがないと
つづけることができません。

毎日、何ページずつ進めていくのか、
家に帰ってきてどのタイミングでそれをするのか、
子どもに声をかけて始めさせるのか。

そうした習慣化を促進するリマインダーの
役割がとても大切になります。

これにより、実践が継続していくのです。

STEP1.興味(Interest)
 STEP2.できる(Possible)
  STEP3.思い出させる(Remind)

このステップで、子どもの習慣化を促進していきます。

各項目の英語の頭文字を並べると、
「 I → P → R 」となり、1画ずつ増えていきます。

1画(I)、2画(P)、3画(R)で完結、3ステップ。

この3つのステップをしっかり頭に入れて下さい。

■早速、具体化していきましょう。
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では、次に
よく相談を受けるケースについて
「IPRの法則」をあてはめて考えてみましょう。

●ケース「子どもに中学受験をさせたい」

たとえば、あるお母さんが
「子どもに中学受験をさせたい」
と考えていたとします。

その場合は、3つのステップを
次のようにあてはめ、活用していきます。

・STEP1.興味(Interest)

中学受験をすることに興味を持たせます。

学校見学に行く、説明会に参加する、
その学校の生徒と話をさせる、
子どもの趣味にあった部活動があることを伝える、
公立中学には行きたくないという方向からのアプローチ、
などなど。

あらゆる方向、複数の方向から、
「本人が中学受験をしたい」
ということに気づかせ、興味を持たせるのです。

・STEP2.できる(Possible)

受験についての興味が出てきて、
・受験勉強をスタートする
・受験に向けて何かを始める
となったとします。

多くの場合、通塾を検討しますが、
そこで重要になるのは、
その塾の授業がわかる、問題が解けた、
という体験を1回目にさせること。

ここが重要になります。

ただ塾の授業については
自分ではコントロールできるできない部分。

ですので、できれば
親がコントロール可能な、
中学受験用の問題集を選んで、
取り組ませるのがよいでしょう。

それを子どもに解かせて、
できた!という自信を与えるのです。

(最初に取り組ませる問題集と
 1問目はよく吟味してください)

こうして、「できた!」「この先もできるかも」
という自信をお子さんに与えることができれば、
もっとやりたい、続けてやりたいと思ってくれます。

・STEP3.思い出させる(Remind)

そして最後のステップは
勉強を継続する仕組みづくりです。

これにより3日坊主を防ぐことができます。

ここで学習計画を立てます。

たとえば、日曜日はお休み、
それ以外の月~土は、毎日1ページずつ、
この問題集を進めていこう、などと決めます。

最初は、TO DOリストのような、
簡易なものでも構いません。

自分から勉強をはじめられる子なら、
計画だけいっしょに立てて本人に任せればよいです。

自分から取り組むのが難しいなら、
時間になったら、お母さんから声をかけて
いっしょに勉強を始めればよいのです。

声がけはどんどんしても問題ありません。


「1.興味 2.できる 3.思い出させる」

この3要素さえ覚えておけば、
どんなことでも順調にスタートすることができます。

仮にうまく行かなかったならば、
・「興味」の部分の意識づけが弱かったか、
・「できる」の部分で、問題集の難易度が合わなかったか
を確認していけば良いです。

そして、次は「興味」や「できる」に注意しながら、
別の問題集や切り口で試してみるのです。

ぜひ、試してみてください。


今回は、中学受験をはじめる、というケースを
取り上げましたが、他にも

・新しい問題集を子どもに取り組ませたいとき
・新しい習いごとを始めたいとき
・子どもに運動習慣をつけさせたいとき

にも活用できます。

ぜひ参考にしてください。

まなぶてらす事務局
坂本 七郎


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