講師ブログ

「なんで勉強しないといけないの!?」への答えは???

こんにちは。
講師のかすみそうです。

息子と二人暮らしの働くシングルマザーです。

私は、現在のまなぶてらすでの活動を含めて、
小学生から高校生まで多くの生徒さんと話をする
機会をいただいてきました。

世代の違うお子様たちの声に、はっとさせられる経験も
ありがたいことに、多くあったと実感しています。

そんな中、お子様からの質問ナンバーワンは、なんといっても

「なんで勉強なんてせなあかんの?」(大阪での活動が多いので、関西弁です)

でした。

教科限定で、「数学なんて何の役に立つの?」
「英語できたって、外国行かへんし」
などといった、変化形も多くありました。

教科限定のアプローチは別に置いておいて、
「どうして勉強するのか?」
に対する私の回答です。

勉強する理由は、

「考える練習をするため」

です。

いつも子どもの目をしっかりみて、その子にわかる言葉で、
「いつか思い出してほしい」
そんな思いを込めて、こんなことを伝えていました。

年齢が上がれば上がるほど、「答えのない」疑問は増えてくる。
身近な例で言うと

・どの高校に入るのがいいのか
・どの大学に行くべきなのか
・親元から大学へ行くべきか
・下宿をするべきか

こういった質問には「正解」という意味での答えはない。
どちらに進んでも「いいところ」と「悪いところ」が存在する。

そんな時に、「どうやって考えたらいいか」がわからなければ、
「自分にとってベストな答え」を出すことができない。

じゃあ、どうやって、「考える練習」をすればいいんだろう?
その答えが「勉強」なんです。

勉強は、歴史の中でたくさんの人が考えて
「答えを出してきたもの」を教科書や、その他の本を通じて
学んでいくものです。

答えがあるから、その答えを出すために、どんな風に考えるか
一度教科書の真似をするのではなくて、自分の力で「考える練習」
してみる。

それが「勉強」なんです。

「勉強」を通じて、

どれだけたくさんのことを
どれだけ長い時間

「考える練習をしてきたのか」

私はそれを「人間の力」と信じています。

答えがあるからこそ、間違っていた時に
「どこの考え方が間違っていたんだろう?」って
見直すことができます。

考え方が間違っていた経験もまた、将来とても
役に立つんです。

「どの会社に就職しよう?」
「この人と結婚していいんだろうか?」
「このまま日本での暮らしを続けていくべきか、海外移住すべきか?」

いつか必ず直面する「正解のない問題」に
真っ向勝負できるだけの力を、
教科書っていう形を借りて、練習している
それが、勉強なんだよ。

これが私の回答でした。
今も変わらず、子どもたちへ伝えています。

その子の年齢や、その時の状況、反抗期か反抗期でないかなどなど
状況は様々で、「あ、今伝わっていないな」と思うことも、実は
多かったです。

でも、私は同じ回答を、言葉を変えてずっと継続していました。
きっと「考える力」が「生きる力」になると信じて。

読んでくださってありがとうございます。
「三寒四温」の言葉通り、温度差の多い今日この頃。
どうぞ皆様ご自愛くださいませ。

ABOUT ME
かすみそう
小学生の男子を育てる、子育てママです。 子どもたちが「自分で自分の夢をかなえられる」、そんな「生きる力」を育む家庭教師を目指しています。 ブログでは、我が家の子育てのリアル話から、学習時の小さなコツまで、いろんなことを発信していきます。 ちょっとした参考にしていただけるととっても嬉しいです☆ よろしくお願いいたします。