まなぶてらす代表コラム

社長、ボカロ曲つくる(興味関心を得意に変えるヒント)

こんにちは、
まなぶてらす代表の坂本です。

唐突ですが、小5の娘が
最近ボカロ曲にはまっていまして。

「初音ミク」と聞けばご存知の方がいるかもしれません。
このボーカロイドを使った曲のことです。

最初聞いたときは、何となく違和感もあり、
やはり人間の生の声が一番だよねと思うのです。

しかし、このバーチャルな世界観やビジュアルが
なぜか小学校高学年から中学生くらいの、
特に女子に人気で、ハマる子が多いのです。

調べてみると、
米津玄師やYOASOBI(のAyase)なんかも
もともとボカロ曲をネットに上げるところから
アーティストとしてのキャリアをスタートしていました。

このボカロ曲、何が面白いかというと、
すべてパソコンだけで完結してしまうところ。

歌が下手でも、ギターやドラムが弾けなくても、
譜面が読めなくても、曲が作れてしまいます。

感覚としては、少しだけピアノができれば、
それなりの曲が作れてしまいます。

思い出してみると、中学の音楽の時間、
リコーダーで作曲をした、
カンタンなメロディを作った記憶があります。

でもボカロ曲は
もっともっと、ずっと面白いのです。

そして出来映えに、感動します。

私が用意したのは主に次の3つ、
・手持ちパソコン(Macに付いてくるGarageBandで作成)
・お遊び用ミニキーボード(YAMAHA PSS-A50)
・初音ミクのソフト

これだけ。

私は作曲のど素人。

いきなり作曲は無理なので、
すでにあるボカロ曲を
耳コピーすることからはじめました。

娘が好きなボカロ曲の中で、
コード進行もシンプルな曲を探したところ
ピノキオピーの『神っぽいな』を発見。

こちらの曲です。

調べてみるとコード進行は、
Em、Am、Bmの3つだけ。
https://www.ufret.jp/song.php?data=97216

そこでキーボードを使ってベースやピアノ音などの
BGMを何となーくで、1つずつ録音。

よく聞き取れないところは勝手にアレンジ!
コードさえわかっていれば、何とかなります。

本当に。

またキーボードで音を入れると、
必ずリズムがズレます。

しかしそこも、GarageBandを使えば、
リズムを正しい位置に直してくれるではありませんか!

そうしてある程度BGMができたところで、
娘が登場、初音ミクの歌入れ。

歌詞とメロディーを試行錯誤しながら入れていきます。

これが慣れるまで結構難しかったです。

そして最後に歌唱指導と言われる微調整をして完成。

 

どんな仕上がりになったのか!?

そうしてできあがったのが1分26秒の曲がこちら↓

 

 

■言いたいのはここからです

いかがでしたでしょうか?

今回、ボカロ曲をつくってみて、
大きく2つのことに気づきました。

1.他の分野にも興味が出てくる

音楽をつくると、音楽理論に興味が出てきます。
調べていくと、今まで聞いてきたさまざまなJ-POPなどの
曲はある一定の進行に沿ってつくられているケースが
とても多いことに気づいていくのです。

2.ピアノができるとやれることがぐんと広がる

今回、ボカロ曲のコピーに挑戦してみましたが、
1つ行動すると、別の興味が出てくるようになります。

さまざまな音を打ち込むときに、やはりピアノができると
とても便利だなぁと思いました。
最近はピアノの練習を毎日少しずつやっています笑

また、娘も今回のボカロ曲制作を通して、

・どのように音楽が作られているのか
・音楽をつくるには何が必要なのか
・作曲の難しさ

などを知ることができたようです。

子どもが小さい頃は
何でも親の方が知識が上なので、
教えることや話すことが多くなりますが、

子どもが成長するに従い、
だんだんと子どもの方が詳しい分野が増えてきます。

そうしたときに、
いかに興味を持たせるかではなく、

・いかにいっしょに楽しむか
・いかにいっしょに学ぶか

が大事になってくると感じています。

親子でいっしょに遊ぶことで、
子どもの興味関心がさらに広がり、
親自身も生活が豊かになっていくのだと気づきました。

新しいことに挑戦するのはとてもよいことですね。

新年でなくても、いいのです。

早速、皆さんもお子さんの興味関心から
新しいことを始めてみてください。

きっとそれがお子さんの好きを発展させて、
何かをつくり出す原動力になるはずです。

まなぶてらす代表 坂本

 

追伸:

とはいえ、子どもの興味を広げるには、
やはり少しの投資が必要ですね。

今回も、追加でボカロソフトを買うのに、
2万円ほどの出費が必要でした。

(ただそれ以上のことは得られましたし
こうしてメルマガも書けたのでOKです)

出費は少なくてもいいので、
他の子があまりしていないこと、
体験していないこと、持っていないものに
1つカギがあるように思います。

思い返してみると、私の小・中学生時代に、
パソコン(Windowsの前身のMS-DOS)が
家にある子は本当に少数でした。

でもその数少ないユーザーが、
社会に出てからネット関係で活躍しています。

教育も投資と言われますが、
何を伸ばすのか、何を買い与えるか。

そこには親のセンスと先見性が
問われるのかもしれません。

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