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読書は親から子へのいちばんいのちの長い贈り物

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こんにちは!まなぶてらす講師のこみやです。

皆さまに「読書」についての情報をお伝えしていきたいと思います。

 

 

はじめに、少し私の「読書歴」をご紹介します・・・

私は幼少期から読書が大好きで、近所の図書館に入り浸っていました。小学生の頃は1週間に10冊以上読むことが日課で、親からは「本のよみすぎ!」と怒られたこともよくありました。笑

今ではさすがにそんなに読む暇はありませんが、図書館通いは健在です。特に児童書コーナーをうろうろしています。(もし皆さんの近所の図書館の児童書コーナーで、ニヤニヤ絵本を読んでいる大人がいたら私かもしれません。笑)

子どもたちと読書について話す時間も大事にしたいと思っています。ついこの間も、小学生にすすめられた本を読んで感動しました!子ども目線で選ぶ本は新鮮な気持ちになります。というわけで、本の情報交換をしてくれるお友だちを募集しています(^^)

 

 

この記事では、そんな本好きの私が思う「読書のよいところ」をお伝えしたいと思います。

 

「子どもに本を読んでほしい!」

だれしも親の皆さまなら、こう思っておられることでしょう。

「でも、具体的にどうすれば子どもが本を読むようになるんだろう?」

いくら読書が子どもにとって良いものだとしても、子どもに本を押し付けるのは逆効果です。では、どんな風にしていったらよいのでしょうか?私はまず、親の皆さま自身に読書の素晴らしさを知ってほしいと思います。

 

 

読書体験のもつ意味

 

先日ある本を読んでいたとき、読書の大切さを改めて実感させられた事例を目にしました。本の内容を要約してご紹介したいと思います。

 

とある大学のゼミでの出来事です。

ある児童文学作品を学生たちに読ませたところ「とてもおもしろかった」というグループと「まったくおもしろくなかった」というグループに意見が真っ二つに割れました。前者の理由は、「大きなドラマが起こっているからおもしろい」と言い、後者は「何も事件がおこらないからつまらない」というものでした。なぜこれほどまでに真逆の反応が出てきたのでしょう?

学生たちに読ませた作品は、妻を亡くした男性の下にやってきた女性と、その男性の二人の子どもたちとの交流を描いた物語でした。たしかに、驚くような事件やワクワクするような事がおこるわけではありません。しかし、新しいお母さん候補を迎える子どもたちの心の中では大きなドラマが起こっていたことでしょう。この物語の価値を捉えるには、この子どもたちの心のドラマを感じ取る必要があったのです。

では、物語の価値を捉えた学生とそうではなっかた学生の違いはどうして生まれたのでしょうか?それは、これまでの読書体験が大きく関係していました。「つまらない」といった学生は、子どものころからの読書体験が乏しかったのです。

 

 

この事例を読んで、読書体験のもつ意味について考えさせられました。

今の子どもたちが夢中になっているものといえば、テレビアニメやゲーム、ユーチューブ・・・など視覚的に人の感情が理解しやすいものです。しかし、本は「ことば」で感情を書き表します。読み手は、ちょっとした表現や仕草のことばから登場人物の気持ちを想像し、くみ取らばければなりません。幼い頃からの読書体験はそのよい訓練となります。

 

単に本をどう理解するかが違うだけなら、別に読書をするしないは問題ではないと感じる方もいるかもしれません。しかし、私は「本の世界」「現実の世界」はとても似ていると思います。

現実の世界で、ほとんどの人は自分の感情をすべて面に出すことはしません。負の感情は特にそうです。人の感情は複雑で、時には言っていることと心の中の気持ちが違うこともあるでしょう。なので、私たちは相手がどんな気持ちかを読み取ろうと努めるのではないでしょうか?生活しながら無意識に、人の表情や言葉、さりげない仕草から気持ちをくみ取ってコミュニケーションをしているのです。本の世界でも同じスキルが必要です。

つまり、読書体験を積むことは、現実の世界での人とのコミュニケーション能力を育てるのにも役立つのです!

 

口にはださないけど、嫌なことがあって落ち込んでいるとき・・・そっと優しいことばをかけてもらえると心がほっこりして、嬉しくなりますね。そんなさりげない気遣いができる人になってほしい、と親は子どもに願うのではないでしょうか?読書をすることで、少しでもそんな人に近づけたら・・・と思うとがぜん「本好きになってほしい!」と力が入りますね。では、具体的にどうしたらよいのでしょうか?

 

 

読書は親から子へのいちばんいのちの長い贈り物

 

読書体験をいつから始めるにしても、まずは本を読む時間を好きになることが必要です。その時間を心地よいものと感じれば、自然とその習慣はついてきます。本を読む時間を好きになるための方法は、読書の時間を親子の時間にすることです。

 

幼少期~小学校低学年であれば、からだを寄せ合い、お互いのぬくもりを感じながらの読み聞かせができます。一番安心する場所で、ゆっくりと親の声をききながら本を読む・・・この体験は大人になっても忘れません。

 

「読書は親から子へのいちばんいのちの長い贈り物」

 

ある本で目にしたこの言葉は、私の心に印象深く残りました。が贈り物ではなく、読書という行為が贈り物なのです。子どもは、幼い頃に読んだ本の内容だけでなく、読んでもらった時の雰囲気やイメージが一生こころのなかにとどまり、糧となります。読み聞かせの上手い、下手は関係ありません!親が一緒に読んでくれるだけでいいのです。

 

もちろん小学校低学年以上になっても、こうした時間がもてれば素敵だと思いますが、特に男の子ははずかしさを感じるかもしれません。もしそうであるならば、同じ空間・時間を共有して本を読むだけでもいいと思います。

 

とはいえ、ある程度大きくなった子どもに「一緒に本を読もう!」と言っても、特に本嫌いな子は嫌がりますよね。そういう時は無理して読ませずに、自分だけ読み始めます。親が本を読む時間を楽しんでいる様子をみせるということです。親が本を読む姿をみるところから、子どもの読書体験が始まることもあります。時々、本の感想を伝えるのもいいかもしれませんね。

 

さいごに

 

私の思う「読書のよいところ」 いかがだったでしょうか?

もちろん他にも読書のよいところがあります。子どもとそうしたことを話す機会をもつのもいいですね。

 

読書体験は・・・

・現実の世界で、人の気持ちをくみ取るためのコミュニケーションスキル向上に役立つ。

・親子で共におこなう「読書」という行為自体が、一生子どものこころに残り、糧となる。

 

 

次回は、「タイプ別 子どもの読書嫌いを治す処方箋」をお伝えしたいと思います。

小中学生の基本5科目・作文を指導します。

夏季休暇中の読書感想文の指導もおこなっています。お気軽にご相談ください。

最近の癒しは、愛猫「すーちゃん」と遊ぶ(遊んでもらう)こと。


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