英検の一次試験、本当にお疲れさまでした!残るはいよいよ最後のハードル、二次試験の面接ですね。

最近、「オンラインの練習だけで本番は大丈夫かな?」「具体的に何を準備すればいいの?」という不安の声をよく耳にします。でも、安心してくださいね。結論からお伝えすると、オンラインでも十分に合格レベルまで力をつけることができます。

ただ、練習のやり方ひとつで、身につく力には結構な差が出てくるものなのです。この記事では、いろいろな練習方法のメリットや、スピーキング力をしっかり伸ばして自信をつけるためのポイントを、分かりやすく整理してまとめました。

Contents

英検の二次試験(面接)って?基本の流れをチェック

まずは、二次試験が当日どんな風に行われるのか、そして受ける級ごとにどんな問題が出るのかを、さらっと確認しておきましょう。いきなり練習を始めるよりも、まずは「試験の全体像」をイメージしておくことが、実は効率よく上達する一番の近道です。

入室から退室までの流れ

英検の二次試験は、基本的に受験者一人に対して、面接官の先生が一人という「1対1」の対面スタイルで行われます(※級や受け方によって例外もあります)。

二次試験の大まかな流れ

ステップ 内容 ポイント
①入室・あいさつ 面接室に入り、問題カードを受け取る。面接委員への挨拶と氏名の確認 第一印象が態度点に影響。笑顔とはっきりした声で
②問題カードの確認 指定の時間内(20〜60秒)にカードの内容を読んで準備する 回答の骨格をこの時間でまとめる。焦らない練習が必要
③音読・質問への回答 カードの文章を音読し、面接委員からの質問に回答する 沈黙より言葉をつなぐ。詰まっても「Let me think.」で対応
④カードの返却・退室 問題カードを面接委員に返却し、挨拶して退室する 退室時の挨拶も評価対象。最後まで丁寧に

試験時間は級によって異なりますが、5〜8分程度が目安です。

級ごとの出題内容と配点(5級〜準1級)

英検の二次試験は、受ける級によって試験の形も難易度もかなり変わってきます。
2024年度から新しくスタートした「準2級プラス」も含めて、それぞれの級でどんなことが聞かれるのか、まずは全体の違いをこちらの表で確認してみてください。

英検 級別 二次試験の概要

主な内容 所要時間目安
5級 任意受験。絵や文を使った短い質問への回答。英語を話すことへの慣れが目的 約3分
4級 任意受験。音読と短い質問への回答 約4分
3級 音読・内容・場面描写・個人的な意見に関する質問(計5問程度) 約5分
準2級 音読・内容理解・場面描写・意見に関する質問(計5問程度) 約6分
準2級プラス(2024年度新設) 準2級と2級の間に位置する新設級。音読・内容理解・状況描写・意見に関する質問。2級より身近なテーマで意見を求められる 約6〜7分
2級 音読・内容理解・場面描写・意見質問(社会的テーマを含む) 約7分
準1級 音読・内容理解・状況説明・意見質問(抽象度の高いテーマ) 約8分

準2級プラスは2024年度から新設された級で、準2級と2級の間のレベルに相当します。二次試験(スピーキング)の形式・配点・合格基準の最新情報は、日本英語検定協会の公式サイトでご確認ください。

3級以上の二次試験からは、英語のスキルとは別に「態度」という評価項目が加わります。 どんなところが見られるかというと、例えばこんなポイントです。

  • お部屋に届くくらいの元気な声で話せているか
  • 面接官の先生の目を見て(アイコンタクト)お話しできているか
  • 「伝えよう!」という前向きな姿勢が見えるか

実は、文法や発音の正確さだけではなく、こうした「対話を楽しもうとする姿勢」も立派な得点源ですよ。

おうちで面接の練習ってできるの?おすすめの方法3選

「二次試験の対策、家ではどうすればいいかしら?」とお悩みの保護者の方へ。自宅でできる練習法は、大きく分けて3つあります。それぞれのいいところを知って、お子さんにぴったりの方法を選んであげてくださいね。

① 英検公式の「バーチャル二次試験」で、まずは雰囲気を体験!

英検の公式サイトにある「バーチャル二次試験」は、パソコンやスマホで試験の流れを疑似体験できる、とても便利な公式ツールです。 本番と同じ協会が作っているので、問題の出し方や音読の流れがとってもリアル。「面接ってどんな感じで進むの?」という最初の一歩に最適です。

  • いいところ: 無料で、本番そっくりの流れを体験できる
  • 注意点: 自分の答えが良いか悪いかのアドバイス(フィードバック)はもらえない

② オンラインの先生と、本番そっくりの「実戦練習」

オンライン英会話などの先生とマンツーマンで行う模擬面接は、3つの中で最も本番に近い練習です。 実際に人と話すので、「その言い方はちょっと不自然かも」「こう言った方が伝わるよ」と、その場でお直ししてもらえるのが最大の魅力です。

  • いいところ: 画面越しに先生と目を合わせたり、大きな声で話したりといった「態度(アティチュード)」の練習もばっちり
  • 注意点: 予約などの手間はあり

③ AIアプリ(英スピなど)で、いつでも手軽に自主トレ

「英スピ」のようなAIアプリは、予約いらずで「今やりたい!」と思った時にすぐ練習できるのが心強い味方です。発音や文法をAIがパパッと採点してくれます。

  • いいところ: まずは量をこなして自信をつけたい時にぴったり
  • 注意点: 「なぜダメだったのか」「本番の緊張感の中でどう切り抜けるか」といった細かいニュアンスまでは、まだ少し苦手な部分がある

3つの方法は排他的に選ぶのではなく、組み合わせて使うのが現実的です。「公式ツールで流れを把握 → AIで繰り返し練習 → 講師と模擬面接でフィードバックを受ける」という順番が、多くの受験生にとって取り入れやすい設計です。

スピーキングを確実に伸ばす!5つの合格ポイント

たくさんの受験生を見てきて感じるのは、英語の知識と同じくらい「どう練習するか」が合否を分けるということです。おうちで意識したい5つのポイントを整理しました。

① 発音の完璧さより「伝えたい!」という気持ち

実は面接官は、ネイティブのような発音かどうかよりも「一生懸命伝えようとしているか」をしっかり見ています。 「正しく言わなきゃ」とガチガチになるよりも、「相手に届くように話そう」と意識するだけで、本番で言葉に詰まってしまうことがぐっと減りますよ。

② 「態度点」をしっかり取る!挨拶と目線の練習

3級以上で評価される「態度点」は、練習すれば確実に取れるラッキーポイントです。

  • 入室の挨拶: 笑顔で「Good morning!」とハキハキ言う。

  • アイコンタクト: 答えるときは、問題カードばかり見ずに先生の目を見る。

  • 沈黙しない: 困ったら「Let me see…(ええと…)」とつなぐ。

    これらは知識ではなく「習慣」です。おうちでの練習でも、この3つをセットで体になじませておきましょう。

③ 自分の意見を言うための「3つの型」を持つ

2級や準1級になると「あなたはどう思いますか?」という質問が出ます。 「何て言えばいいの…?」と迷わないために、次の3つの型を「魔法のフレーズ」として覚えちゃいましょう。

  1. 「私はこう思います(結論)、なぜなら~(理由)」

  2. 「例えば~(具体例)」「それに加えて~(補足)」

  3. 「だから、こう思うんです(まとめ)」 これを色々なテーマで繰り返し使って、口に覚え込ませるのがコツです。

④ 「20秒の感覚」を身につける

試験では、考える時間が20〜60秒と意外に短いです。 練習のときはぜひキッチンタイマーを使って、「準備時間 → 音読 → 回答」と本番と同じリズムで通してみてください。「最初の20秒で何を考えるか」が体で分かっていると、本番でも落ち着いていられます。

⑤ たまには「録音」して自分の声を聴いてみる

話している最中は、自分の声がどう聞こえているか意外と分からないもの。 週に1回くらい、スマホで練習風景を録音して一緒に聴いてみてください。

「あ、意外と声が小さいかも」「この言葉、よく詰まっちゃうね」と客観的に気づけるので、みるみる上達していきますよ。

オンライン練習、ここがメリット!・ここは注意?

オンラインでの練習はとっても便利ですが、実際の面接会場とは少し雰囲気が違うところもあります。メリットとデメリット、両方を知っておくことで、より賢く活用できるようになりますよ。

メリット:ここがうれしい!

観点 内容
移動・時間 自宅からすぐ練習に入れる。試験前の限られた期間に集中して回数を積みやすい
時間帯の自由度 早朝・夜間など、通塾では難しい時間帯にも受講できる
繰り返しやすさ 公式ツール・AIアプリは何度でも利用でき、流れの習熟に向いている
最初の一歩 慣れた環境で練習できるため、緊張しやすい子でも取り組みやすい

デメリット:ここは気をつけて!

デメリット 対処法
本番の緊張感が再現しにくい タイマー使用・椅子に正しく座った姿勢で本番想定の通し練習を行い、雰囲気を意識的に作る
通信環境の影響を受けやすい 有線接続や安定したWi-Fiを確保しておく。練習前に接続確認を習慣にする
面接官との対面感覚が練習しにくい ビデオ通話形式の模擬面接を繰り返すことで、対人への慣れを補う

お子さんの「らしさ」に合わせた練習が、合格への近道です

公式ツールやAIアプリは「試験の流れを知る」のにはとっても便利ですが、お子さん一人ひとりの「緊張しやすさ」や「英語への苦手意識」に合わせたケアとなると、やはり人の手によるサポートが一番です。

例えば、こんな風にお子さんのタイプによって必要な練習は変わってきます。

  • 「頭ではわかっているのに、言葉がパッと出てこない」タイプの子まずは自由に話せる場を作って、「伝わった!」という成功体験をたくさん積ませてあげることが大切です。
  • 「内気で、つい視線が下がってしまう」タイプの子挨拶やアイコンタクトなど、態度(アティチュード)のポイントを意識しながら、本番そっくりの形式で繰り返し練習するのが効果的です。

みんな同じ練習メニューをこなすよりも、その子の課題にピンポイントで向き合うことが、実は合格への一番の近道なんですよ。

「まなぶてらす」で、お子さん専用の対策を始めませんか?

「まなぶてらす」には、英検の二次試験対策を数多く経験してきた、頼れる講師が揃っています。お子さんの性格や苦手なところをしっかり見極めて、無理のない、でも着実に力がつく練習プランを組み立てます。

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級別おすすめ対策スケジュール(試験3週間前〜前日)

「いつから、何を始めたらいいの?」と迷ってしまいますよね。合格に向けて、3週間前からの準備の目安をまとめてみました。お子さんのペースに合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてください。

【3週間前】まずは「敵を知る」ところから!

この時期は、まず「試験ってどんな感じ?」という全体像をつかむのが一番のポイントです。

  • 公式の「バーチャル二次試験」を1〜2回やってみる: まずは雰囲気を知るだけでOK!
  • 自分の声を録音して聴いてみる: 「不安かも」という場所を見つけましょう
  • 練習方法を決める: 「オンラインの先生にお願いしようかな?」など、この時期に予約を済ませておくと後が楽

【2週間前】苦手なところを「自分流」に!

流れがわかってきたら、次は不安なポイントを一つずつ自信に変えていく時期です。

  • 「魔法のフレーズ」を口になじませる: 決まり文句を、声に出して練習
  • 「挨拶・目線」を毎日の習慣に: 普段から、面接を意識したハキハキした挨拶を意識
  • AIアプリやオンライン練習をフル活用: 先生からアドバイスをもらってブラッシュアップ

【前日】新しいことはせず、体を慣らすだけ!

前日は、詰め込むよりも「明日のシミュレーション」をして、リラックスして過ごしましょう。

  • 本番通りのリハーサル: お部屋に入るところから最後まで、1〜2回通してやってみる
  • 持ち物と場所のチェック: 当日に焦らないよう確認を
  • 何より、たっぷり寝る!: しっかり睡眠をとって、喉と頭を休ませて

二次試験の合格基準(合格率・素点)は受験する級・年度によって異なります。最新の基準スコアは日本英語検定協会の公式サイトでご確認ください。

まとめ:オンラインを味方にして、自信を持って本番へ!

英検の二次試験(面接)は、オンラインを上手に活用することで、おうちにいながら十分に合格を目指せます。

  1. 公式ツールで試験の「流れ」をつかむ
  2. AIアプリで「練習量」をこなす
  3. オンラインの先生との模擬面接で「本番のコツ」を教わる

練習で何より大切にしてほしいのは、英語の正確さだけではなく「コミュニケーションを楽しもうとする姿勢」です。 元気な挨拶や、先生の目を見てお話しするといった「態度(アティチュード)」は、意識するだけで確実に得点アップにつながる、お子さんの強い味方になってくれますよ。

早めにコツをつかんで、体に染み込ませておきましょう。もし、「うちの子、緊張しがちだけど大丈夫かしら?」「どこが苦手なのか、プロの目で見てもらいたいな」と感じたら、一度体験レッスンを覗いてみてくださいね。

まなぶてらすの英検二次試験対策講師

スピーキング指導の経験が豊富で、子どもの苦手意識に寄り添える先生をご紹介します。プロフィールの最新情報は各ページでご確認ください。


Akiko先生

Akiko先生

カナダ在住・早稲田大学国際教養学部卒・オンライン講師歴7年・プライベートレッスン6000時間以上。小中学生の全科目・高校生の文系科目に対応。受験対策の経験も豊富で、英検・TOEICなど検定の学習サポートを得意とします。一方的な解説ではなく、コミュニケーションを取りながら理解度を確認し、目標から逆算した学習プランを組み立ててくれます。

口コミ:「目標から逆算して効率的な学習プランも立ててくれるので、英検やTOEICなどの検定の学習サポートにもぴったり!留学経験も豊富な先生なので、将来留学したい方にもおすすめです」

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Hazuki先生

Hazuki先生

英検準1級(2024年合格)・TOEIC810点・塾および英会話教室での指導経験あり。英語が苦手なお子さんに寄り添い、不安な気持ちにさせない指導を得意とします。先生ご自身が「英語が大の苦手」から英語好きになった経験を持つため、スピーキングへの苦手意識がある子のメンタル面のサポートも丁寧です。幼児から対応可能。

口コミ:「英語がそんなに得意ではないけれど英検に挑戦したい、学校の英語の授業が辛くて困っている…そんなお悩みの方におすすめしたい先生です」

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Naoki先生

Naoki先生

幼少期オーストラリア在住の帰国子女・英語通訳翻訳経験・幼稚園〜大人まで対応。「文法中心の画一的な授業」に疑問をもち、実践的な英語力につながる指導を重視します。インターナショナルスクール在校生のサポート経験も。ユーモアある雰囲気で、英語が苦手になってしまったお子さんのスピーキング自信回復にも向いています。

口コミ:「指導経験は幼稚園児〜大人まで、インターナショナルスクールに通う生徒のサポートも。学校で英語が苦手になってしまったお子さん、もっと英語力を伸ばしたいお子さんにもおすすめの先生です」

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よくあるご質問(FAQ)

Q. 英検二次試験の面接はオンラインで受けられますか?
A. 通常の英検の二次試験は対面形式で実施されます(S-CBT方式の場合、スピーキングはコンピューターに向かって吹き込む形式です)。「オンラインで受験できる」わけではありませんが、オンラインを使って練習・対策を進めることは十分に可能です。

Q. 英検の面接練習はいつ(何週間前)から始めるのがベストですか?
A. 目安として試験3週間前から始めると、流れの把握・弱点練習・通し練習を段階的に行えます。余裕があれば1〜2ヶ月前から取り組む方が、スピーキングの土台をしっかり作れます。試験が迫っている場合は、まず公式バーチャル試験で流れを確認することから始めましょう。

Q. 英検面接の態度点はどのように評価されますか?
A. 3級以上の二次試験では「態度」が評価項目に含まれます。評価対象は、積極的にコミュニケーションを取ろうとしているか(アイコンタクト・声の大きさ・姿勢・積極性)です。英語の正確さとは別の項目として採点されるため、練習から意識しておくと本番でも自然に出やすくなります。詳細な配点は日本英語検定協会の公式サイトでご確認ください。

Q. 一人でできる英検スピーキング練習方法を教えてください。
A. ①英検公式の「バーチャル二次試験」で流れを体験する、②スマートフォンで自分の回答を録音して聞き直す、③AIアプリ(英スピなど)を使ってAI採点を活用する、の3つが主な方法です。一人の練習では「どこが良くなかったか」のフィードバックが得にくいため、可能であれば講師との模擬面接も組み合わせることをおすすめします。

Q. 英検二次試験の合格率(合格基準)はどのくらいですか?
A. 合格基準スコアは受験する級・年度・回によって異なります。最新の採点基準は、日本英語検定協会の公式サイトで公表されているデータをご確認ください。

この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。

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この記事の監修者

YOKOI先生(横井智洋)

YOKOI先生(横井智洋)

英検1級・TOEIC L/R990点・中高英語教諭

公立中学校教諭5年、私立中高約10年の教職経験を持ち、英検3級〜準1級の1次・2次対策に対応。スピーキング・面接指導の経験を活かし、本記事の内容を監修しています。

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