保護者の声

〜お料理一品を任せてみる〜 時間のある日の過ごし方

こんにちは、ようたママです。

今回は、お勉強ではないお話を。

私、実務経験は無いのですが、栄養士免許を保有しておりまして
美味しい食事はもちろんのこと、「食」についての興味はあるほう。

こどもにも、将来、自分の身体を作る「食事」へ関心を持っていてほしいな、と思っており、たまーにですが、お料理のお手伝いはしてもらっていました。

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少し前のこと。
ようたが通う学校で行われた
「各自が一本ずつ、太巻きを作る」という、学年で一斉に行うお料理の行事に、お手伝いで参加して参りました。

具材も好きなものを持参し、先生の指示で作り始めます。

そこで気付いたのが
海苔の上に、酢飯を広げる時の手つきの違い。

我が息子は、酢飯の扱いもなんだか微妙で、均一にするのも難しそう。
そういうお子さんが多かったのも事実です。

そんな中で、
とっても上手!と思ったのは、普段も仲の良いママ友のお嬢さんでした。

ママに話を聞いて見たら、家でも太巻きはよく作ってもらう、とのこと。
素晴らしい♡

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常々、家事全般は一通りできる人間に育てたい(そうなれば、母がラク)と思っております。

今までも、お料理の一部(味噌汁の味噌をとく、野菜を切る)は一緒にやっていましたが、これを機会に、一品をすべて任せてみようか、と思い立ちました。

それは、ある雨のお休みの日。
ショッピングモールも混んでいそうで、出かけることも無かったので、早速チャレンジ。

ようたは、こよなくゼリーを愛する男。

「ようた、デザートにゼリーつくってみない??」

ひまそうなようたさんは、ほいほい乗ってくれました♪

ちょうど頂き物のみかんもありましたので、みかんを絞って果汁を作る、みかんゼリーに決定。

レシピサイトから、シンプルな配合と手順のものを選び、早速スタートです!

◆お料理って、学びの幅が半端ない

選んだレシピの流れは、こう。

・みかんを半分に切る。
・絞り器で、果汁がでなくなるまで、絞りきる。
・果汁を必要量まで用意する。
・ゼラチンを水でふやかす。
・果汁に砂糖を足し、よく溶かす。
・鍋に果汁を入れ、程よく温めたら、ゼラチンを入れて、完全に溶かす。
・型に入れて、冷蔵庫へ。

慣れない作業に、頭も使い
終わった頃には「はぁー、がんばったー」と、ややお疲れのご様子。
一通り、キッチンの片付けまで、やってもらいました。

お勉強で頭を使う、サッカーで身体を動かす、とは違う
学びの幅や深さに、改めてびっくりしました。

子供は、自分が知りうる、すべての能力をフル稼働して取り組んでいます。

大さじ小さじの実際の量の感覚。
みかんを横にして、抑えながら真ん中を切る感覚。
小鍋に入れた果汁を、火傷に注意しながら温めてゼラチンを溶かす集中力。
用意した容器に、ゼリー液を等分に入れて、こぼさぬように冷蔵庫に入れるバランス感覚。

(手先が器用では無いタイプのようた、見ているこちらが、あわあわ)

その後は、固まる様子を何度もチェック。
容器の種類によって、ゼリーが固まる時間が違うことにも気付いていました。

もう、理科の実験の域ですね。

他にも
食材の産地で「社会科」を
レシピを読んで、その通りに作る「読解力」
グラムやccで、「算数の単位」

ゼリー作りを通して、こんなことを肌で感じたようです。

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自分で作ったゼリーは、美味しそうに食べていましたが
それよりも、家族に褒められる方が、嬉しそうでした。

時間に余裕のある日の過ごし方として、
男の子も女の子も、一品すべて作るお料理、是非チャレンジしてみて欲しいです!

そして
こんなことから、こどもが「食」に興味を持ってくれたら
自分の食べるものを自分で選ぶ年頃の食事も、安心できるかな、なんて思っています。

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★ようたママのつぶやき★

ようた専用のセラミック包丁があるのに、彼の憧れは、普通の金属の包丁。

一緒に買い物に行くと、包丁売り場でずーっと品定めしています。
ちょっと怪しいので、やめて欲しい・・・

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ABOUT ME
ようたママ
現在、小6の男子の母です。 こどもの興味を持ったものへの集中力や記憶力のすごさにびっくり。 家庭での環境や学習の大切さを実感し、どんな道に進もうが、知的好奇心を持つ子になってほしい、と、そんな環境づくりを心がけています。 また、習い事は可能な限り、個性に合わせてくださる個人レッスン派。 まなぶてらすでは、現在、算数と国語を中心に、予定が合う時に、英語やアート、歴史を教えていただいています。 ブログでご紹介する内容は、実際の体験に基づき、いいなと思ったこと、ウチの子にはちょっと、と思ったこと、すべて正直に書くことをモットーにしています!