こんにちは。
音読講師のまきえです。
★★★第3回音読コンテスト★★★
おかげさまで、無事に第3回のフィナーレを迎えることができました!
昨年、まさかのぴったり100作品のご応募に、嬉しい悲鳴をあげておりました私ですが、今年はそれを大きく上回る、163作品のご応募が…。
そして、レベルがめちゃくちゃ高い!!
泣きながら審査を進めた私達でした。
大賞・特別賞だけではおさまりませんとも!!
いろいろ賞!✨
今年もはりきって発表していきたいと思います。
第3回まなぶてらす音読コンテスト「いろいろ賞」!!
【ナイスチャレンジ賞】
なみなみならぬ根気と努力を讃えて・・・
大﨑孝太郎さん(小4・東京都)
♪「日本三大随筆」♪
『音読コンテストの応募期間は約一月半。この期間をフルに活用して、来る日も来る日も音読し、なんと計10本の録音を提出してくださいました。チャレンジした課題は7つ。うち3本は、期間中さらに上手に録れたものを再提出してくださっています。その中の一つ、日本三大随筆をご紹介!とりあえず間違えずに読めたらOK!とはせず、納得いくまで読み込んだからこその完成度です。余談ですが、録音時刻は朝の7時!!がんばりやさん!!(゚Д゚;)』
ともさん(保護者様・千葉県)
♪「外郎売・全文」♪
『4分半におよぶ、早口口上の全文をご提出くださったのは、大賞常連の黄さんと、大人の受講者様のともさん、ただお二人でした。私もよくわかるのですが、文章に対する集中力って放っておくとだんだんと落ちていってしまうものなのですよね。視力も落ちていきますし・・・。ですが、ともさんは、少ない時間でも毎朝音読を継続することで、正確に読む力、深く読みとる力がアップしてきていることを実感されているとのことです。自己研鑽し続けるお姿に、私も頑張らねば!と身が引き締まる思いです。最近は、大人向けの音読書籍も多数ございます。大人の皆さまもナイスチャレンジしませんか?(^^)』
【まっすぐ心に響く音読で賞】
聴いていて、すっと心が明るくなるような音読です。
ようたさん(小3・長崎県)
♪「雨ニモマケズ」♪
『小3とは思えない、明瞭な発音。そして、なんといっても明るくまっすぐな表現力!東西南北のくだりには、表現の変化があり秀逸です。』
※時々音声が途切れたようになっているのは、つかえではなく、Zoom録音時の通信環境によるものです。
【ナイスメロスで賞】
毎年人気の「走れメロス」。今年のベストオブメロスは?!
俳優さんでしょうか?とききたくなる、特に素晴らしかったセリフに、ナイスメロスで賞をお送りします!
小瀬木良太郎さん(小6・京都)
♪「走れメロス②」より♪
『かっこいいですね~。ほれぼれしてしまいます(^^)』
【成長を感じるで賞】
初年度にご参加くださった方からの再応募!2年の月日を経て、大きな成長をとげていらっしゃいました。今年は忙しくて応募できなかったな~という方も、ぜひ来年お待ちしていますね。自分でも驚く変化を感じられるかも?!
紗那子さん(小5・韓国)
♪2024年「わたしと小鳥とすずと」♪
『2022年のコンテストでは「まり」を送ってくださった、紗那子さん。慣れない日本語の作品に、すこし不安そうなお声ながらも、一生懸命音読してくださっていたのが印象的でした。2年たった今年、しっかりとしたお声、内容をよく考えた読み方、そして海外に暮らしつつも、かすみそう先生と一緒に国語のお勉強をコツコがんばってきた努力が、音読から伝わってきました(^^)』
【スピード王で賞】
みんな大好き、早口ことば💕上級編の「外郎売り」のチャレンジャーが、昨年はたったの4名だったのですが、今年は大幅アップの14名となりました!!この課題は、歌舞伎「若緑勢曾我」という演目の一部分です。そう!スピードだけでなく表現力も問われるわけなのですが、とはいえ最速タイムも気になりますよね(^^)
こちらのお二人で~す!!!
ゆなさん(中2・イタリア→愛知県)
♪「外郎売り」♪
ひろとさん(中2・兵庫県)
♪「外郎売り」♪
『42秒~!!!!👏お分かりでしょうか。速いのですが、お二人とも全然あわてている感じがありません。余裕すら感じます(゚Д゚)ノ』
【海を越えて届いた日本文学の風で賞】
日本で暮らしたことがない、人生の半分以上は海外で暮らしている、まなぶてらすには、そんな生徒さんも多いです。日本語にふれる機会の少ない状況の生徒さんにとって、音読コンテストの物語文は決してライトな課題ではありません。ボリュームも内容の難易度もなかなかのものです。それをこんなにも美しく、時には力強く音読してくださいました!
恵斗さん(小5・タイ)
♪「走れメロス」♪
『丁寧にしっかり読めていますね!メロス、王、ナレーションの読みわけもしっかり感じられて素晴らしいです(^^)』
首藤彩希さん(中1・カリフォルニア)
♪「杜子春」♪
『言葉のつながりが明確で非常に分かりやすく読めています。日本語は高低アクセントの言語ですが、上がり下がりの幅が豊か、かつなめらかなのも素敵です(^^)』
【中1・カタール】冨手太一さん(中1・カタール)
♪「竹取物語~かぐや姫の生い立ち」♪
『現代文と遜色ないなめらかさのみならず、お話の持つほのぼのとした雰囲気、古文ならではの美しさもあふれていますね。語りかけるような口調も素晴らしい!!』
【海のむこうからナイスファイトで賞】
みなさん一度読んでみてほしいのですが、雨ニモマケズってポピュラーな課題ではありますが、実はかなり難しいんですよ。日本の生徒さんにとってはもちろん、海外で暮らす生徒さんにとっては言わずもがなです。そんな難題に海外で暮らす小4トリオが果敢にチャレンジしてくださいました。3人のリレー音読形式でお聴きください。
福田隼都さん(小4・マレーシア)
Yumaさん(小4・マレーシア)
ゆりあさん(小4・アメリカ)
♪「雨ニモマケズ」♪
『間違えないように読むだけでも大変な課題…。気持ちの表現や、抑揚の工夫も感じられます!大きな拍手を👏👏👏』
海外在住の生徒さんたちの奮闘!!
今年は、計163本の作品が提出されました。うち、3分の1は海外の生徒さんのご提出です。取り組む内容も、言葉あそびの課題から、長文の詩や物語文、古文など多岐にわたります。本当に素晴らしい努力だと思います。
普段日本語を話す時間がどうしても短くなってしまいますし、縦書きというものに触れる機会はさらに少ないでしょう。どんどん出てくる漢字に拒否反応が出てきたり💦「大変・・・」「なんでやらなきゃいけないんだろう?」そんな思いにかられることも、一度や二度ではないはずです。そんな時、同じ苦労をしている同年代の生徒さんや、苦労を乗り越えつつあるお兄さんお姉さんの音読を、ぜひ聴きにきてほしいなと思います。
★海外在住生の音読特集★→こちら
※走れメロスで受賞した海渡君(特別賞)、恵斗くん(海を越えて届いた文学の風で賞)の保護者の方からいただいたご感想もご覧いだだけます。
ごあいさつ
この一月半、じっくりと音読に向きあってくださりありがとうございました。
連続参加の生徒さんのレベルがぐいぐい上がっていっているのはもちろんのこと、初参加の皆さんのクォリティや提出数も上がっていっているのは、世界各地の皆さんの頑張りが、素敵な連鎖を生んでいるからだと確信しております。
同年代の生徒さん同士の刺激は、私達大人からは得られない特別なものです。
「ぼくもがんばろう!」
「わたしもやってみよう!」
そんな素敵な気持ちが、今年もたくさん芽生えたことでしょう。
ご参加くださり、ありがとうございました。
ぜひ、また来年お会いしましょう!!(‘ω’)ノ
【追記】
過去の受賞者の音読は以下の記事からお聴きいただけます。
第1回音読コンテスト→こちら
第2回音読コンテスト→こちら