講師ブログ

【公立中高一貫校の適性検査対策によって得られる3つの力】とは?

表題の通り、今回のブログテーマは

【公立中高一貫校の適性検査対策によって得られる3つの力】

についてです。

 

勉強するからには、日々の課題を着実にこなして、必ず結果を出しましょう。

大切なこの時期に、勉強の手を動かすことはもちろん大大大前提です。

 

ただ、今せっかくブログを読んでくださっているので、このタイミングで今一度

「なぜ、受検をするのか?」「なぜ、公立中高一貫校なのか?」を考えてみませんか?

 

「教育が充実している学校に進学して、将来の可能性を広げるため。」

「私立校よりも公立校の方が、かかる経済的コストが低いから。」

 

様々な理由はあるかと思います。

 

確かに、公立中高一貫校に合格したら、上記のメリットがありますよね。

しかし、まさに今お子さまが公立中高一貫校の適性検査のための勉強に一生懸命取り組んでいる過程で、

既にたくさんの学びやメリットを得ることができているのですよ。

 

その中でも、特に「これは!」というものを3つ、書いてみますね。

知って頂き、お子さまの日々の頑張りをぜひ認めてあげてくださいね。

 

1.【理数的思考力】

公立中高一貫校の適性検査では、表やグラフなどの資料から必要な情報を読み取り、計算をして割合などの数字を使いながら分析・記述する問題が出ています。

(例:発電量についてのグラフが2つ提示されており、グラフを見ながらある年とある年の日本の水力発電量を計算し、水力発電の量の変化を比較して記述する、など。)

回答するためには、例えば私立難関校入試で求められるような難しい算数の問題を解く力や大量の語句の暗記とはまた違った力が必要です。

逆に言えば、「目の前に出された資料を見て」正しく概要を読み取り、速く正確に計算する訓練をすることで突破することができます。記述にも「型」がありますから、練習して慣れましょう。

そして、身についた【理数的思考力】は必ず将来仕事などで役立つ場面が出てくるでしょう。

私は最近まで外資系化粧品会社のマネジメントチームに所属しており、日々の売り上げなどの数字を分析する機会が多かったので、都立中適性検査の指導のために自分でしていた勉強が役立ちました。

大好きなお店を元気にするための働きかけに繋げることができたので、本当によかったと思います。

 

2.【記述表現力】

公立中高一貫校の多くの学校の適性検査では、要約や作文が出題されます。

文章は、人が書いたものです。

要約は、文章の大事な部分(要旨)を取り出して短くまとめる作業です。

つまり、文章の向こう側にいる相手が伝えたいことを読み取り、自分の意見はさておき事実としてまとめることが大切なのです。

一方、作文問題では自分の意見やその理由を、体験を例にして表現することがポイントになってきます。

自分自身が今までしてきた体験を、公立中高一貫校が求めるリーダーシップがとれる人物像と結びつけて表現できると評価は高いですね。

 

私は今までの人生で、入社試験を2回、また会社内での公募や昇格試験をいくつか受けてきました。

エントリーシートや面接での自己アピールが重要な上記のような場面では、作文を書く練習によって身につけた記述力や表現力がとても役立ったと思います。

このブログを書いている今もですね!(笑)

 

3.【自信と達成感、周りへの感謝力】

ずっと憧れて目指していた学校への入学への道が開けることは、大きな自信に繋がります。

しかも、特に都立中高一貫校の合格率はほぼ5倍以上の高倍率ですから、多くの受検生の中から選ばれた達成感は大きいでしょう。

自信や達成感が得られるのは、公立中高適性検査の受検だけではなく、高校受験や社会人の目的を持った資格試験、昇格試験などにも言えますよね。

ただ、子ども時代に志望校に晴れて合格することができたときの喜びは、人生の中で一番新鮮な喜びかもしれませんね。

(もちろん、大人になってからも仕事や人間関係を通して楽しいことや嬉しいことはたくさん経験できますが、周りの人たちに守られ自分もきっちりと規則を守りながら、でも手探りで過ごす多感な子ども時代に、試験で結果を出すという経験は今後一生できませんから。)

 

私自身も難関校の中学受験をしましたが、国語の成績がトップクラスだったこともあり小学生ながらにプライドがとても高く(笑)、

そのくせ算数と理科の成績がびっくりするほど破滅的でした。もう、とにかく苦手から逃げすにやるしかなかったです。

 

受験のための塾通いをしていることを周りに知られている以上後には引けず、毎日心臓のあたりがズキズキ痛かったことは今でも鮮明に思い出せます(今は治りましたが)。

 

授業後に塾まで迎えに来てくれたり、お弁当を作ったりしてくれた父や母はもちろん、祖父母や妹も手紙やお手製のお守りを作るなどたくさんサポートしてくれました。

先生も、家族も、皆とても大変だったと思います。でも、そのサポートがあったからこそ20年ほど経った今もこうして講師の仕事に繋がっているわけで、本当に感謝しています。

 

不安や迷いがあるのは、受検(験)生やその親御さん、一生懸命やっている皆さん一緒です。

やるべきことを正しい指導のもとに正しく積み重ね、迷いを消しながら前進していくことしかできないんです。

でも、そうして突き進んでいった先には、きっと今までに見たことのない景色が広がっていますよ。

10月(※個人差はあります)には出題傾向を掴むための過去問演習に入り、第一ゴールである合格を掴むために、

受検(験)の意味を考え、レッスン担当の先生とお子様の力を信じて、学習を前に進めていきましょうね。

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