みなさん、こんにちは!
まなぶてらす講師の こみや です。
この夏、まなぶてらす恒例の読書イベントが始まります!今年は…
コンテストの主旨や応募方法などの詳細についてはこちらの記事をご覧ください♪
本好きな人、工作好きな人にぴったりのイベントです。ぜひ、みなさんの想像力を思いっきりふくらませて、自由な作品を作ってみてください。きっとあなただけしか作ることのできない素敵な作品が出来上がることでしょう!
きっと楽しいよ♪
本のPOPをかこう!
この講座では、ニャン太くんと一緒に【本のPOPの作り方】を説明します。今回は課題図書である『桃太郎』の本のPOPを考えてみます。親子でわいわい楽しみながら、もしくはお子さんが一人でもじっくりこの記事を読みながら本のPOPを作ることができるようにご案内します。作り方の流れや工夫できるポイントなどを実際にPOPを作りながらご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
ただし、今回ご紹介する書き方はあくまで一例です。本のPOP作りは一人ひとりの個性を活かした、自由さが魅力。枠にとらわれず、POP作りを楽しみましょう!
はじめに 本のPOP作りは読書感想文にも役立つ!?
夏休みのビック宿題といえば…そう!読書感想文です!
「なにから手を付けたらよいかわからない」
「子どものモチベーションがまったく上がらない」
といったお悩みの保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回お伝えする本のPOP作りの流れは読書感想文を書く時にも役立ちます。読書感想文で大切なのは「自分にとって心に残った場面」を見つけること。そして、その場面について想像力をふくらますこと。この思考パターンはPOP作りでも同じです。手を動かしながら作品づくりをしていく中で、自分の考えもまとまっていくかもしれません。
まずは気軽にPOP作りを楽しみながら自分の考えを深めて読書感想文に臨むという流れもおすすめです!きっとこれまで以上に深い内容の感想文を書くことができるでしょう。
でもPOPをかくって思うとやる気が出てきたぞ~!
本のPOP作り講座はじまるよ!
ステップ1 本のPOPは何のためにあるの?
ズバリ!本のPOPは、本の前で立ち止まってもらい、その本に興味を持ってもらうためにあります。自分が読んで面白かった【推し本】をみんなにも読んでもらいたい!そんな熱い気持ちをPOPにこめましょう。
POPは本を買ってもらえるように、その本の魅力をうまくまとめて伝えるためのものです。何千何万とある本の中から、皆さんが選んだ本にスポットライトを当てる気持ちで、たくさんの視線を惹きつけられる工夫をしてみてください。
ステップ2 心を動かすキャッチコピーを考えよう
本のPOPで大事なポイントは2つあります。1つは人の目を引くデザイン。そしてもう1つはキャッチコピーです。この2つが見る人の心を動かします。
まずはキャッチコピーを一緒に考えてみましょう!
本棚を通り過ぎる瞬間に「おっ!これは!」と目がPOPをキャッチするように工夫してみよう。
どんな工夫ができるかな?
キャッチコピーはチラっと見ても読めるように短く、インパクトのある見た目にしましょう!特に決まりはありませんが、3~5秒ほどで読める文字数がいいですね。
「おっ!これは!」と立ち止まってもらうためのキャッチコピーはインパクトのある内容にしましょう。どんな順番で考えればよいか、実際にやってみましょうね!
お気に入りの場面を探そう
まずは、あなたが一番好きな場面を見つけましょう。登場人物のセリフでもいいね。
どんなところが好きなのか理由も考えてみてね。
ぼくもきびだんごを食べてみたいよ。
この他にも…
- 本を手に取ったきっかけ
- 表紙のイラストやタイトルを見た時に感じたこと
- 登場人物にツッコミたいこと
など、本を手にして、読んで感じたことに注目してもいいね。
その場面から伝えられることを考えよう
次に、選んだ場面から「これは面白い!みんなに伝えたい」と思うことを考えてみよう。ここがいちばん大事で、いちばんムズカシイところ。きみの想像力の出番だ!
想像力をふくらませるヒントは…
- 「どうして?」「なぜ?」の質問をしてみる
- 自分もお話の中に入って「自分だったらどうする?」と考える
- 「もし~だったら」と想像してみる
インパクトのある表現を考えよう
最後に、伝えたいことをインパクトのある言葉で表現してみましょう。キャッチコピーを見た人が思わず本の前で足を止めたくなるような工夫をこらしてね。
インパクトのあるキャッチコピーを書くには…
- 読んだ人にどんな気持ちになってもらいたいか考える
- セリフのように書く
(本文の印象的な言葉を引用してもいいね!) - 思ったことをストレートに表現する
- 疑問文にしてみる
ステップ3 本の内容を簡潔に説明する文章を考えよう
ここまで来たらもう一息!キャッチコピーやデザインにひかれて、POPの前に立ち止まった人が読む文章を考えましょう。この文章は本を実際に手に取ってもらえるような内容を意識してみよう。
手に取ってもらうために…
- 相手が知りたいと思う情報を書く(何がどうなる話?)
- どんな人におすすめか、ターゲットを絞る
- 自分の読んだ感想を入れる
「きびだんご」みたいに食べると元気がでるものってみんなあると思うから。
ヒント①:これを食べたら元気がでます
ヒント②:友達と一緒にがんばろうと思えます
ヒント③:一つ食べれば十分です
選んだ本にはどんなメッセージがありますか?そのメッセージがPOPを見てくださった方々に届くように考えましょう。言葉で伝えるだけでなく、色や形がもつイメージから雰囲気で伝えることもできます。
この続きは【本のPOP講座②】でご紹介します。
どうぞお楽しみに♪