講師ブログ

思考力トレーニング体験ストーリー①学校最下位レベルから逆転合格

こんにちは(^o^)!まなぶてらす講師のたくとです。

先日も【思考力トレーニング】を指導に取り入れているという紹介をさせていただきました。そのあとに体験指導やスポット指導などご依頼もいただき、有難うございます。

点数UPのきっかけは思考力?お子様の思考をパーソナルトレーニング!

 

問い合わせや体験レッスンの中で、皆様から頂戴する質問がありました。

その一つが、「思考力トレーニングで、印象的な成果とかあります?というご質問です。

 

皆さん、【思考力トレーニング】は漠然と良いのかもしれないけど、具体的な効果となるとイメージが湧きにくいのかもしれませんね。今回は、私が脳トレをベースにした思考力トレーニング指導のエピソードを一つ紹介したいと思います。

 

今回紹介するAくんは

・15分以上集中できない

・勉強をしていると段々イライラ

・中1で「学年最下位」からのスタート

ということがありました。思考力トレーニングを通して、どのように成長をしていったのか?も合わせて書いていきたいと思います。

 

Aくんとの出会い~学校最下位からのスタート~

私が本番に弱いというお悩みを多く頂戴するようになって、思考力トレーニングを取り入れるようになった間もないときのことです。

Aくんという少年が中学1年生で私の塾にきました。もともとお姉さんも私の生徒だったのですが、弟君であるAくんは勉強というものに嫌悪を強く抱いていました。

500点満点のテストで合計点が100点を超えないという学校最下位の状況をどうにかしてほしいというお母様からの強いリクエストでの入塾でした。

 

15分の集中ができない

Aくんの指導で苦戦したことは、我慢ができないことでした。

説明しても、ほとんど話を聞こうとしてくれません。「眠くなる」とのことで。

プリントを解いてもらっても15分超えるとイライラして不機嫌になるAくん。

 

そんなAくんの状態をいかにして点数アップさせるかが私が取り組むべき大きな壁でした。

 

右脳の役割に着目して対応

先入観や思い込みが強くて勉強に取りかかれないAくんには、右脳を鍛えることにしました。集中力や記憶力は通常の勉強で鍛えることもできます。

しかし、強く思い込みが定着しているAくんには、情緒的なイメージや集中力に大きく影響する右脳を鍛えたいと考えました。

それで図やイラスト、ブロックなどを用いて右脳に働きかけるトレーニングを勉強の合間に取り入れました。

 

時には通塾生のメンバーたちと、対戦する形式のカードゲームやボードゲームを行い、相手の空気を読む、コミュニケーションを意識するということもやってもらいました。

 

そうすることで、Aくんは以前よりイライラせずに勉強が長くできるようになった。」と勉強に取り組む時間や量が少しずつ増えていきました。

 

中学3年後半にはじめて平均並に

脳トレやビジュアルを工夫したノート学習、対戦型の脳トレ対戦で少しずつ周りが見えるようになったAくんは、以前のような一ケタの点数をとることはなくなりました。

 

大きな点数アップとはなりませんでしたが、平均クラスの点数が取れるようになり、高校受験では最下位に定着していた彼が、多くの予想を裏切って地元の普通高校に無事合格することが出来ました。

 

現在も大学進学を目指して、大学受験真っ最中です。

 

5教科で100点を超えることがなかったAくんが変われた秘訣は、右脳を刺激して思い込みのイメージを改善し、純粋に取り組む集中力を手に入れたからです。

 

私が取り組んでいる【思考力トレーニング】は点数を上げるというより、普段の勉強で得られる効率をよくするものという認識を持っていただければ幸いです。

 

勉強以外での右脳の鍛え方はシンプル

「右脳はどんな勉強をすると鍛えられますか?」

私が担当しているご家庭でもよくお聞きする質問です。

 

イメージや感覚を司る右脳は、色や形、ノートのレイアウトを工夫する勉強でも鍛えることができます。その中でも私が簡単に取り入れやすい方法として付箋ノートをおすすめしています。

 

ある程度の色をそろえ、形も工夫して、貼る場所も工夫した付箋を用いるノート学習にすることで通常の勉強に右脳トレを加えることができます。

 

他にもちょっとしたことで、右脳に働きかける事ができます。

その中でも以下の2つがオススメです。

 

①深呼吸をしてみる

②人を褒める練習をする

 

①深呼吸をして行動することは心を落ち着けることにつながり、冷静に物事をうけとめる右脳の働きが期待できます。

②相手や周りを褒めるというのは、意外とボキャブラリーを考える必要があり、脳に適度な負荷を与えてくれます。

 

深呼吸をして、冷静に周りをみつめ相手を褒めることができたらどうでしょう?

周りも笑顔になる良い雰囲気で、自分自身の脳力もプラスで理想的ですね?

 

まとめ・ただこなすのではなく工夫を

今回は、まなぶてらす講師たくとが、これまで受け持った生徒さんのエピソードを一つ紹介しました。今後も体験談を紹介していこうと考えております。受験に取り組む皆様の後押しになれば嬉しいです。

 

【思考力トレーニング】は特別なことをしなくても可能です。

普段の勉強を丁寧に、わからないということに正直に向き合ってみてください。

それを解決するにはどうしたらいいの?という気持ちが生まれた時、その時【思考力トレーニング】は始まっています。いろいろ試してみてください。

 

ちょっとしたキッカケが必要なときは、いつでもお手伝いさせてください(^o^)

ABOUT ME
たくと
まなぶてらす講師。昼はwebライター、夜はベテランの現役塾講師。元プロ家庭教師。 「思考力トレーニング」というメソッドを用いて、読解や子別カリキュラムの学習指導。 小学生の中学受験から、高校生の大学受験まで幅広く対応可能。講師歴のべ30年。