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中学校に入ると、すぐに待ち受けているのが「定期テスト」です。小学校には存在しなかったこのテストに、多くの新中学1年生と保護者が戸惑いを覚えます。

「中間テストと期末テストって何が違うの?」「うちの学校は中間テストがないと言われたけど、どういうこと?」「期末テストのほうが難しいと聞くけど、なぜ?」

この記事では、中間テストと期末テストの違いを範囲・科目数・出題傾向・内申点への影響まで徹底解説します。さらに、1,000人以上の中学生を指導してきたまなぶてらすの講師が実践する対策法もお伝えします。

Contents

まず知っておきたい:ひと目でわかる比較表

中間テストと期末テストの最大の違いは「教科数」と「出題範囲の広さ」です。まず比較表でポイントをつかんでおきましょう。

中間テスト vs 期末テスト 比較表

項目 中間テスト 期末テスト
実施時期の目安 5月・10月中旬ごろ 7月・12月・3月上旬ごろ
実施教科数 主要5教科が中心 主要5教科+実技4教科(計9教科前後)
出題範囲 学期前半のみ 学期全体(中間以降も含む)
問題の傾向 基礎・基本問題が中心 資料読解・長文・総合問題も増加
内申点への影響 主要5教科の評定に反映 主要5教科+副教科4教科すべてに反映
廃止している学校 増加傾向あり ほぼすべての学校で実施

中間テストがない学校も増えている理由

「うちの中学校には中間テストがない」というケースが近年増えています。これを聞いて驚く保護者の方も多いのですが、実はこれは全国的な流れになっています。

なぜ中間テストを廃止する学校が増えているのか

背景にあるのは、2019年に文部科学省が示した学習評価の方針転換です。「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点評価へと移行し、令和3年度(2021年度)から全面実施となりました。

この変更の大きなポイントは、「単元や題材のまとまりごとに評価を行う」という方針が明示されたことです。年2〜3回の大きなテストだけに依存するのではなく、日常の授業・提出物・小テストも評価に活かすよう促されました。

こうした流れを受け、「学期末の1回に絞って内容を深める」「単元テストや小テストで細かく評価する」という学校が増えています。

中間テストが廃止された学校のお子さんへ

中間テストがない分、期末テストの重みがさらに増します。学期に1回しかない大テストですから、普段の授業・提出物・小テストを疎かにすると一気にリカバリーが難しくなります。

「テスト勉強の練習機会」が減るということでもあるため、日頃から「定期的に復習する習慣」を家庭でつくることが重要です。

中間テストの特徴は?

中間テストは主要5教科が対象で、学期前半のみが出題範囲です。「範囲が狭い=簡単」と思われがちですが、内容の密度が高く、理解の深さが直接点数に出ます。

中間テストで差がつく理由

中間テストの範囲は学期前半の2〜3か月分です。「範囲が狭いからなんとかなる」と甘く見て直前に詰め込もうとすると、理解が浅いまま暗記だけで臨むことになります。この状態だと期末テストでその単元が再出題されたとき(応用・発展問題として)に対応できなくなります。

中間テストは「理解して身につける」ための最初の関門です。

5教科の対策スケジュール(中間テスト版)

3週間前

出題範囲を確認し、教科書とノートを見返して苦手単元を洗い出す

2週間前

ワーク・問題集を1周完了し、間違えた問題に印をつける

1週間前

間違えた問題を繰り返し解き、暗記科目は毎日少しずつ学習する

前日〜当日

新しい内容は詰め込まず、確認と睡眠を優先する

期末テストの特徴は?

期末テストは主要5教科に加え、実技4教科が加わり合計約9教科になります。範囲は学期全体に広がるため、中間テストより準備期間と学習量が大幅に増えます。

期末テストは「問題の種類」も変わる

科目数が増えるだけでなく、問題の傾向自体も変化します。これを見落とすと、「中間テストと同じやり方で勉強したのに点が取れなかった」という事態に陥ります。

中間 vs 期末:出題形式の変化

観点 中間テスト 期末テスト
主な問題タイプ 基礎・基本問題 基礎+資料読解・長文・総合問題
理科・社会 単元ごとの基礎知識 前半+後半を組み合わせた融合問題
英語 文法・単語の基礎 長文読解・英作文の割合が増加
数学 計算問題が中心 文章題・図形との融合問題が増加

副教科のテストが重要な理由

副教科のテストは「授業を聞いていれば大丈夫」という誤解がありますが、実際には音楽の楽典、美術の技法、体育の競技ルール、技術家庭の専門用語など、かなり細かい知識が問われます。

副教科の授業は週1〜2回と少ないため、テスト前の一気詰めは間に合わないことが多いです。授業中のノート作成と、プリントの保管が最大の対策になります。

内申点への影響度はどう違う?

期末テストで特に注意が必要なのが内申点への影響です。副教科の評定が内申に反映されるのは期末テスト(実技4教科の筆記試験)がメインになるためです。

副教科の内申換算:実は主要5教科より重い地域がある

都道府県によっては、副教科の内申点が主要5教科より大きな比重を持ちます。特に東京都は注意が必要です。

東京都の換算内申(公式計算式)

換算内申 = 主要5教科の評定合計(最大25点)+ 副教科4教科の評定合計 × 2(最大40点)= 満点 65点

→ 副教科が占める割合:40 ÷ 65 = 約61.5%

出典:東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」(2025年9月25日)

主要5教科がすべて「4」でも副教科がすべて「3」の場合と、主要5教科がすべて「3」でも副教科がすべて「4」の場合では、後者のほうが換算内申が高くなります。

都道府県別:副教科の扱いは大きく異なる

都道府県 副教科の扱い 出典
東京都 副教科4教科を2倍換算(満点65点) 東京都教委 令和8年度選抜要綱
大阪府 主要5教科と同倍率(加算なし) 大阪府教委 令和7年度実施要項
神奈川県 副教科一律倍率なし(高校別重点化制度) 神奈川県教委 令和7年度選考基準

内申点は定期テストだけでは決まらない

文科省の3観点評価に基づき、内申点は以下の3軸で総合評価されます。

内申点を上げる3原則

定期テスト対策(中間・期末ともに副教科を含める)
提出物の期限厳守(ワーク・プリント・レポート)
授業への積極参加(挙手・発言・グループワーク)

テストで良い点を取っても提出物を出さなければ内申点は下がります。逆にテストの点が低くても授業態度や提出物で補える余地があります。

中間テストから期末テストで点数が落ちる3つの理由

「中間は良かったのに、期末は悪かった」というパターンはとても多く見られます。その理由はほぼ3つに集約されます。

理由①:科目数増加で時間配分が狂う

中間テストでは5教科を計画的に対策できていても、期末テストで副教科4教科が加わると、各教科に割ける学習時間が単純に少なくなります。「9教科分の時間が必要」という現実を、テスト2〜3週間前に具体的な時間割に落とし込むことが対策の第一歩です。

理由②:範囲の広さを甘く見ていた

中間テストの経験から「2週間前から対策すれば間に合う」と思い込んでいると、学期全体が範囲になる期末テストでは時間が不足します。期末テストは3週間前からの対策開始が目安です。また、前半の範囲も期末テストで応用問題として出ることがあるため、「中間で終わった」と思い込むのは危険です。

理由③:副教科のノート・プリント整理の不備

副教科の授業は週1〜2回で、テスト範囲のプリントやノートが散乱しやすい傾向があります。「教科別クリアファイル」を用意し、プリントを授業のたびに入れておくだけで、テスト直前の準備が格段にスムーズになります。

期末テストで実技4教科を捨てない勉強法

副教科は「テストで問われる内容の暗記・整理」が中心になるため、効率的に得点を上げやすい分野です。各教科のポイントを押さえましょう。

音楽:楽典・記号・鑑賞内容の暗記

楽譜の記号(速度記号・強弱記号・調号)、鑑賞した曲の作曲者・ジャンル・成立背景などが出題されます。授業でプリントに書き込んだ情報を中心に、声に出して覚える学習法が効果的です。

美術:技法・美術史・作品の特徴

遠近法・デッサン技法・美術史(印象派・写実主義など)・授業で鑑賞した作品の作者と特徴が出題されます。ノートに絵や図を描いたり、教科書の図版に書き込んで覚えるのが有効です。

保健体育:スポーツのルール・保健分野の知識

競技ルール・用語・保健分野(健康と疾病・応急処置など)が出題されます。特に保健分野は記憶量が多く、穴埋め問題を自作して覚えると定着しやすくなります。

技術家庭:専門用語・手順・製図の知識

木工・電気・情報・栄養・被服などから専門用語・手順・計算問題が出題されます。「なぜその手順なのか」を理解しながら覚えると得点につながります。

9教科を乗り切る対策スケジュール(期末テスト版)

3週間前

9教科の範囲表を確認し、主要5教科と副教科4教科の学習量を見積もる。クリアファイルで副教科プリントを整理する

2週間前

主要5教科のワークを1周完了させる。副教科は「授業で何が出そうか」をノートでリストアップする

1週間前

主要5教科の間違い直しと、副教科の暗記を交互に進める。1日1〜2教科を集中して進めると管理しやすい

3日前〜前日

副教科の最終暗記確認と、主要教科の苦手単元に絞って演習する。睡眠時間を削らないことが前日の最大の対策

テスト後にやること:次の定期テストにつなげる振り返り

テストが終わった後、答案が返ってきたら「見て終わり」にしていませんか?テスト後の振り返りは、次の中間テスト・期末テストのスコアを上げる最も確実な手段です。

テスト後24時間以内にやること

間違えた問題の原因を3分類する

知識不足型:単純に覚えていなかった → 単語・公式を再暗記
理解不足型:仕組みは知っているが応用できなかった → 類題を解いて定着させる
ケアレスミス型:知っていたのに間違えた → どんなパターンで間違えるかを記録する

間違いの種類を分けることで、次回の対策が「ただ問題を解き直す」から「弱点に集中した練習」に変わります。

中間テストの反省を期末テストに活かす

中間テストが終わったとき、以下の問いに答えてみてください。

✓ 対策が間に合わなかった教科はどれか? → 期末はその教科を1週間早く始める
✓ 副教科の準備は十分だったか? → 期末テストへの意識づけ
✓ 提出物は期限内に全部出せたか? → 内申点への直接影響

副教科までカバーできるオンライン家庭教師の活用法

実技4教科の定期テスト対策は、学校の授業だけでは不安という保護者の方も多くいらっしゃいます。オンライン家庭教師は主要5教科だけでなく、副教科の筆記試験対策にも対応できる講師が在籍しています。

オンライン家庭教師が副教科対策で有効な理由

  • マンツーマンで細かい対策ができる:学校ごとに異なる出題傾向(どの先生が何を重視するか)に合わせた対策が可能
  • 主要5教科と副教科を同じ講師に頼める場合がある:オール科目対応の講師なら切り替えの手間なく対策ができる
  • 提出物・スケジュール管理もサポート:内申点に影響する提出物の管理や、テストまでの学習計画立案もサポートしてもらえる

オンライン家庭教師「まなぶてらす」では、定期テスト直前のスポット受講にも対応しています。定期テスト2週間前から集中的にサポートを受けたい場合も、まず無料体験から相談できます。

副教科対策で講師に依頼するときのポイント

副教科の対策を家庭教師に依頼する場合は、最初の面談で「お子さんが通う学校の授業内容・テスト傾向・使っているプリント」を共有することが重要です。学校独自のプリントや副教科の授業ノートを見せることで、より的確な対策を立ててもらいやすくなります。

また、副教科は授業そのものの理解よりも「テストで問われる内容の暗記・整理」が中心になるため、効率的に得点を上げやすい分野でもあります。対策次第で内申点の大幅アップが期待できます。

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定期テスト対策をサポートする講師のご紹介


くろまる先生

くろまる 先生

講師歴14年・実技4科目含む全教科対応のベテラン講師。早稲田大学教育学部出身で学習塾の校舎長・教材開発も経験。「高能率のキーワード学習法」「ケアレスミスの徹底分析と対策」が特徴で、中学受験・高校受験・副教科の定期テスト対策まで幅広くサポートします。

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ちづ先生

ちづ 先生

元中高一貫校・社会科講師20年以上のベテラン。中学社会・高校地理・共通テスト地理対策に加え、公立高校受験・定期テスト対策まで対応。「優しく、楽しく、わかりやすく」をモットーに、社会が苦手なお子さんも安心して学べる授業スタイルで、不登校のお子さんへのサポート経験も豊富です。中学社会・高校地歴・公民の3つの教員免許を保有し、地理・歴史・公民を体系的に指導します。

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あき先生

あき 先生

指導歴40年・文理問わず全科目対応のベテラン中のベテラン。予備校・塾・専門学校講師と家庭教師を長年並行し、定期テスト対策から入試まで実績多数。生徒さんの性格・集中力を観察してやる気を引き出す指導スタイルで、あらゆるレベル・タイプの方を親身にサポートします。

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よくある質問(FAQ)

Q. 中間テストと期末テストどちらが難しいですか?

一概にどちらが難しいとは言えませんが、期末テストのほうが難しいと感じるお子さんが多い傾向があります。科目数が9教科前後に増える、範囲が学期全体に広がる、副教科の筆記試験に慣れていないという3点が重なるためです。ただし中間テストは初めての定期考査で勝手がわからず、思ったより難しく感じるケースもあります。どちらのテストも2〜3週間前からの計画的な対策が重要です。

Q. 実技教科のテストも対策が必要ですか?

はい、対策は必須です。実技4教科(音楽・美術・体育・技術家庭)の期末テストは筆記試験として実施されることがほとんどで、楽典・美術史・スポーツのルール・技術の専門用語などが出題されます。東京都では実技4教科が「2倍換算」で内申点に反映されるため、副教科を対策しないでいると高校受験で大きな不利になります。

Q. 内申点は定期テストの点数だけで決まりますか?

いいえ、定期テストの点数だけでは決まりません。現在の学習指導要領では、内申点は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で総合評価されます。提出物の完成度・期限厳守・授業への参加度なども評価の対象です。テスト勉強と提出物・授業態度の両輪を意識することが大切です。

Q. うちの学校に中間テストがないのですが、期末テストの対策は変わりますか?

中間テストがない学校では、学期末の1回の期末テストに全成績が集中します。そのため、普段の授業・小テスト・提出物の積み重ねがより重要になります。また、意識的に「テスト2〜3週間前から計画的に勉強する練習」を重ねておくことをおすすめします。

Q. オンライン家庭教師で副教科の対策はできますか?

はい、対応できます。副教科を含む全9教科に対応できる講師が多数在籍しています。お子さんの学校のプリント・ノートをもとに出題予測を立て、効率的に暗記・整理を進めるサポートができます。定期テスト直前のスポット受講にも対応していますので、まずは無料体験でご相談ください。

 

この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。

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この記事の監修者

坂本七郎

坂本七郎

まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント

5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立。

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