中間テストと期末テストの違いとは?範囲・科目数・対策法を完全解説
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「中間テストと期末テストって何が違うの?」「期末テストになったら急に科目が増えて困った」――お子さんが中学・高校に入学した直後、こうした疑問を持つ保護者の方は非常に多くいらっしゃいます。
文部科学省の調査によると、中学校の定期考査は学校によって年4〜5回実施されており、内申点の約50〜60%が定期テストの成績によって決まるとされています(各都道府県の内申書算定基準より)。高校受験を控えるご家庭にとって、定期テストは「点数を取るだけ」では済まない重要な関門です。
この記事では、中間テストと期末テストの違い・特徴・内申点への影響・副教科(実技4教科)の対策法までを体系的に解説します。初めての定期考査を控えた新中学1年生・新高校1年生のお子さんを持つ保護者の方に、そのままご活用いただける内容です。
中間テストの特徴は?(5教科中心・範囲が狭い)
中間テストは主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)が中心で、出題範囲が学期の前半に限られるため比較的対策しやすいテストです。ただし「範囲が狭い=簡単」ではなく、内容の密度が高い傾向があります。
中間テストの特徴まとめ
- 実施時期:学期の中盤(5〜6月、10〜11月が多い)
- 対象科目:主要5教科が基本(学校によって副教科を含む場合あり)
- 出題範囲:学期前半のみ(4〜6週間分が目安)
- 問題傾向:教科書の基本事項・教科書準拠ワークからの出題が多い
- 内申点への影響:5教科の定期テスト成績に直結
中間テストが実施されない学校もある
近年、中間テストを廃止する中学校が増えています。文部科学省の方針転換(単元テスト重視・授業時間確保)を受け、年2回(1学期・2学期の期末のみ)に絞る学校も珍しくありません。入学前に学校のスケジュールを確認しておくことが大切です。
5教科の対策スケジュールの立て方
中間テストは範囲こそ狭いものの、初めての定期テストとなる新中1のお子さんは「何をどの順番で勉強すればいいか」がわからず、対策が後手に回りやすいという特徴があります。
3週間前:出題範囲の確認。教科書・ノートを見返し、苦手単元を洗い出す
2週間前:ワーク・問題集を1周。間違えた問題に印をつける
1週間前:間違えた問題を繰り返し解く。暗記科目(社会・理科・英単語)は毎日少しずつ
前日〜当日:新しい内容は詰め込まず、確認と睡眠を優先する
期末テストの特徴は?(9教科・実技含む・範囲広い)
期末テストは主要5教科に加えて音楽・美術・体育・技術家庭(保健体育)などの実技4教科が加わり、合計9教科前後でテストが実施されます。範囲も学期全体に広がるため、中間テストよりも準備期間と学習量が格段に増えます。
期末テストの特徴まとめ
- 実施時期:学期末(7月上旬・12月上旬・3月上旬が多い)
- 対象科目:主要5教科+副教科4教科(音楽・美術・体育・技術家庭)が基本
- 出題範囲:学期全体(中間テスト以降も含む)
- 問題傾向:副教科はノート・プリント・授業内容からの出題が多い
- 内申点への影響:主要5教科+副教科4教科すべてが内申点に反映
副教科のテストは侮れない
副教科の定期テストは「授業を聞いていれば大丈夫」と思われがちですが、実際には音楽の楽典・美術の技法・体育の競技ルール・技術家庭の専門用語など、かなり細かい知識が問われます。保護者の方が学生だった時代と比べても、出題内容が体系化・難化している傾向があります。
また、副教科の授業時間数は少ないため、テスト前に一気に詰め込もうとしても追いつかないケースが多くあります。副教科は授業中にノートをしっかり取ることが最大の対策になります。
期末テストの範囲確認は早めに
期末テストは9教科の範囲表が同時に配られるため、お子さんが圧倒されてしまうことがあります。配られたらまず親子で一緒に確認し、「どの教科に一番時間をかけるか」を話し合うことをお勧めします。
内申点への影響度はどう違う?
中間テスト・期末テストとも内申点に影響しますが、実技4教科の内申は「3倍換算」となる都道府県が多く、副教科の成績は主要5教科よりも高い比重で合否に影響する場合があります。
東京都・神奈川県など多くの都府県では、高校受験時の内申点の計算において「主要5教科:副教科4教科=5:4×2(2倍換算)」または「副教科3倍換算」が採用されています(都道府県・高校によって異なります)。たとえば東京都では、内申点の合計点のうち副教科の配点が主要教科の2倍になるため、副教科で高得点を取ることが受験対策として非常に重要です。
「内申点は定期テストだけでは決まらない」
内申点は定期テストの点数だけで決まるわけではありません。文部科学省の学習指導要領に基づき、各教科の評価は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で総合的に評価されます。
- 知識・技能:定期テストの得点が主な評価材料
- 思考・判断・表現:授業中の発言、レポート、記述問題
- 主体的に学習に取り組む態度:提出物の期限厳守、授業への参加度
つまり、テストで良い点を取っても提出物を出さなければ内申点は下がります。逆にテストの点が低くても、授業態度や提出物で補える余地があります。この仕組みをお子さんとご家庭で共有しておくことが大切です。
① 定期テスト対策:中間・期末ともに副教科を含めて対策する
② 提出物の期限厳守:ワーク・プリント・レポートを期限内に提出する
③ 授業への積極参加:挙手・発言・グループワークへの参加を意識する
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中間テストから期末テストで点数が落ちる3つの理由
中間テストではそこそこ点が取れたのに、期末テストで大きく点数を落とすお子さんは非常に多くいます。その背景には、構造的な「落とし穴」が3つあります。
理由①:科目数の増加で時間配分が狂う
中間テストでは5教科を計画的に対策できていたお子さんでも、期末テストで副教科4教科が加わると1教科あたりに割ける学習時間が単純に少なくなります。特に初めての期末テスト(中学1年1学期末)では、副教科の対策後回しが原因で主要教科の点数まで下がるケースが頻発します。
理由②:範囲の広さを甘く見ていた
中間テストの経験から「2週間前から対策すれば間に合う」と思い込んでいると、学期全体が範囲になる期末テストでは圧倒的に時間が足りなくなります。期末テストは3週間前から対策を開始することを目安にしてください。
理由③:副教科のノート・プリントを整理していない
副教科の授業は週1〜2回と少なく、テスト範囲のプリントやノートが散乱しやすい傾向があります。「プリントが見つからない」「授業のメモが何のページか分からない」という状態でテスト前を迎えてしまうと、対策のしようがなくなります。副教科は授業のたびにノートとプリントを1か所にまとめる習慣が重要です。
副教科対策のためにおすすめなのが「教科別クリアファイル」の活用です。音楽・美術・体育・技術家庭それぞれのクリアファイルを用意し、プリントを授業のたびに入れておくだけで、テスト直前の準備が格段にスムーズになります。
期末テストで実技4教科を捨てない勉強法
「実技教科は実技だから勉強しなくていい」は大きな誤解です。期末テストの副教科は筆記試験が実施されることがほとんどで、内申点への影響も大きいため、しっかり対策が必要です。
音楽:楽典・記号・鑑賞内容の暗記
音楽のテストでは楽譜の記号(速度記号・強弱記号・調号)、鑑賞した曲の作曲者・ジャンル・成立背景などが出題されます。授業でプリントに書き込んだ情報を中心に、声に出して覚える学習法が効果的です。
美術:技法・美術史・作品の特徴
美術では遠近法・デッサンの技法・美術の歴史(印象派・写実主義など)・授業で鑑賞した作品の作者と特徴が出題されます。ビジュアルで覚えるためにノートに絵や図を描いたり、教科書の図版に書き込んで覚えるのが有効です。
保健体育:スポーツのルール・保健分野の知識
体育では競技ルール・用語・保健分野(健康と疾病・応急処置など)が出題されます。特に保健分野は記憶量が多く、教科書を読むだけでなく穴埋め問題を自作して覚えると定着しやすくなります。
技術家庭:専門用語・手順・製図の知識
技術家庭では木工・電気・情報・栄養・被服などのジャンルから専門用語・手順・計算問題が出題されます。実際に授業でやった作業の手順を言葉で説明できるかどうかが出題の軸になることが多いので、「なぜその手順なのか」を理解しながら覚えると得点につながります。
ステップ1:各教科のノート・プリントを1か所にまとめる(教科別クリアファイル推奨)
ステップ2:授業で先生が強調したポイント・赤字・アンダーラインを重点的に確認する
ステップ3:用語を紙に書き出して確認テストを自作し、覚えられていない箇所を洗い出す
ステップ4:間違えた部分を繰り返し、テスト前日に最終確認する
副教科までカバーできるオンライン家庭教師の活用法
実技4教科の定期テスト対策は、学校の授業だけでは不安という保護者の方も多くいらっしゃいます。オンライン家庭教師は主要5教科だけでなく、副教科の筆記試験対策にも対応できる講師が在籍しています。
オンライン家庭教師が副教科対策に有効
- マンツーマンで細かい対策ができる:学校ごとに異なる出題傾向(どの先生が何を重視するか)に合わせた対策が可能
- 主要5教科と副教科を同じ講師に頼める場合がある:オール科目対応の講師なら切り替えの手間なく対策ができる
- 提出物・スケジュール管理もサポート:内申点に影響する提出物の管理や、テストまでの学習計画立案もサポートしてもらえる
オンライン家庭教師「まなぶてらす」では、定期テスト直前のスポット受講にも対応しています。定期テスト2週間前から集中的にサポートを受けたい場合も、まず無料体験から相談できます。
副教科対策で講師に依頼するときのポイント
副教科の対策を家庭教師に依頼する場合は、最初の面談で「お子さんが通う学校の授業内容・テスト傾向・使っているプリント」を共有することが重要です。学校独自のプリントや副教科の授業ノートを見せることで、より的確な対策を立ててもらいやすくなります。
また、副教科は授業そのものの理解よりも「テストで問われる内容の暗記・整理」が中心になるため、効率的に得点を上げやすい分野でもあります。対策次第で内申点の大幅アップが期待できます。
定期テスト対策をサポートする講師のご紹介

くろまる 先生
講師歴14年・実技4科目含む全教科対応のベテラン講師。早稲田大学教育学部出身で学習塾の校舎長・教材開発も経験。「高能率のキーワード学習法」「ケアレスミスの徹底分析と対策」が特徴で、中学受験・高校受験・副教科の定期テスト対策まで幅広くサポートします。

ウエダ 先生
社会13年・個別指導6年の指導歴を持つ、社会・歴史・地理・公民の専門家。「社会が苦手というイメージを変える!」をモットーに、地理・歴史・公民を中心に中学4年生から高校受験まで幅広く対応。図解・あるあるネタを交えたわかりやすい授業スタイルで「楽しい」「わかりやすい」と保護者・生徒から高く評価されています。
よくある質問(FAQ)
Q. 中間テストと期末テストどちらが難しいですか?
一概にどちらが難しいとは言えませんが、期末テストのほうが難しいと感じるお子さんが多い傾向があります。理由は「科目数が9教科前後に増える」「範囲が学期全体に広がる」「副教科の筆記試験に慣れていない」という3点が重なるためです。ただし中間テストは初めての定期考査で勝手がわからず、思ったより難しく感じるケースもあります。どちらのテストも、2〜3週間前から計画的に対策することが重要です。
Q. 実技教科のテストも対策が必要ですか?
はい、対策は必須です。実技4教科(音楽・美術・体育・技術家庭)の期末テストは筆記試験として実施されることがほとんどで、楽典・美術史・スポーツのルール・技術の専門用語などが出題されます。また、内申点への影響が主要5教科と同等もしくはそれ以上(2〜3倍換算)になる都道府県が多いため、副教科を「どうせ実技だから」と対策しないでいると高校受験で大きな不利になる可能性があります。
Q. 内申点は定期テストの点数だけで決まりますか?
いいえ、定期テストの点数だけで決まるわけではありません。現在の学習指導要領では、内申点は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で総合評価されます。定期テストは主に「知識・技能」の評価に用いられますが、提出物の完成度・期限厳守・授業への参加度・レポート・発言なども評価の対象です。特に「主体的に学習に取り組む態度」は提出物と授業態度が大きく影響するため、テスト勉強と並行して意識することが大切です。
Q. オンライン家庭教師で副教科の対策はできますか?
はい、対応できます。まなぶてらすには副教科を含む全9教科に対応できる講師が多数在籍しています。副教科の定期テスト対策では、お子さんの学校のプリント・ノートをもとに出題予測を立て、効率的に暗記・整理を進めるサポートができます。また、主要5教科と副教科を同じ講師が担当することで、テスト期間のスケジュール管理もまとめてサポートしてもらえます。定期テスト直前のスポット受講にも対応しているので、まずは無料体験でお気軽にご相談ください。
この記事の著者
この記事の監修者
坂本七郎
まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント
5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立。

