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「毎日部活から帰ってくると夕食を食べてそのまま倒れて寝てしまう」「テスト前だけ部活を休めばなんとかなると思っていたのに、追いつけなかった」——運動部や吹奏楽部に所属するお子さんを持つ保護者の方から、こうした声を多くいただきます。

部活生の定期テスト対策は、単純に「勉強時間を増やす」だけでは解決しません。限られた時間の中で何を優先し、どのタイミングで何をするかという「設計」こそが、成績と内申を守る鍵です。

この記事では、部活生のリアルな学習時間のデータをもとに、平日・休日のスケジュールモデル、朝学習の科学的根拠、スキマ時間活用術、テスト2週間前の過ごし方、そしてオンライン指導の活用法まで、実践的な方法を体系的に解説します。

部活生のリアルな学習時間は?

部活に参加している中高生の平均学習時間は、部活なしの生徒より短くなる傾向があります。それでも「部活=成績が下がる」ではなく、使える時間の使い方次第で評定を維持・向上させることは十分可能です。

ポイント:部活生の学習時間の実態

  • 東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の調査では、中学生の平日の学習時間は、宿題・宿題以外の勉強・通塾の有無などによって差があります。部活生はまず、毎日確保できる現実的な勉強時間を見積もって設計することが大切です
  • ベネッセ教育総合研究所「第5回学習基本調査」では、高校生の平日の学校外学習時間について、「ほとんどしない」14.8%・「およそ30分」12.4%で、1時間未満は計27.2%でした(部活で時間が圧迫されると、この割合はさらに高くなりがちです)
  • 一方で、部活動を通じて目標設定や自己管理などの力が育つ可能性を示す研究もあります。限られた時間の中で学習を続けるには、こうした力を勉強計画に結びつけることが重要です

大切なのは「時間が少ない」という現実を受け入れた上で、「その時間で何ができるか」を逆算して計画を立てることです。「部活が引退するまで勉強は後回し」では、定期テストのたびに内申が下がり、引退後も回復に多大な時間がかかります。

「部活を引退したら一気に勉強する」という発想が危険な理由は、引退後に初めて長時間学習をしようとしても、勉強体力が育っていないからです。短時間でもコンスタントに勉強を続けてきた生徒ほど、引退後の伸びが大きい傾向があります。

補足:内申点と定期テストの関係
中学・高校の内申点(調査書点)は、学期ごとの評定が積み上がって決まります。1回のテストで評定が大きく下がると、たとえ次のテストで挽回しても年間評定には悪影響が残ります。部活シーズン中こそ、定期テストで「守る点数」を確保することが内申防衛の基本です。

平日90分・休日3時間モデルで乗り越える方法

部活生に必要なのは「完璧なスケジュール」ではなく、「毎日続けられる最低ライン」を先に決めることです。平日90分・休日3時間というモデルは、部活生の現実的な上限に合わせた設計です。

平日90分・休日3時間モデルの骨格

  • 平日(帰宅後):夕食・入浴後に30〜45分 + 翌朝に30〜45分 → 合計約90分
  • 休日(練習試合あり):移動中のスキマ15分×4〜6回 + 帰宅後60〜90分 → 合計約2〜3時間
  • 休日(オフ日):午前中2時間 + 午後1時間 → 合計3時間
平日スケジュール例(帰宅が19時の場合)

・19:00 帰宅・夕食
・20:00〜20:30 入浴・リラックス
・20:30〜21:15 ①学校の宿題 + 当日の授業の復習(45分)
・21:15〜21:45 ②英単語・古文単語などの暗記(30分)
・22:00 就寝
・翌朝5:30〜6:15 ③数学・英語などの問題演習(45分)

このモデルのポイントは、「夜は軽めの暗記・復習」「朝は思考系の演習」という役割分担にあります。疲労が蓄積した夜に難しい演習を詰め込もうとすると、集中できずに時間だけが過ぎてしまいます。

補足:睡眠は削らない
部活生の睡眠不足は、翌日の集中力・記憶の定着・体のコンディションを一気に悪化させます。厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、中学・高校生ともに「8〜10時間」を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。これを前提にスケジュールを組むことが、長期的な成績維持の土台です。

朝学習が効果的な科学的根拠

睡眠は記憶の固定・強化に関わるとされており、朝は前日に学んだ内容の復習や、比較的頭を使う課題に取り組みやすい時間帯の一つです。部活生に朝学習が推奨される理由は、これだけではありません。

朝学習が部活生に向いている3つの理由

  1. 脳が休息した直後で集中力が高い:睡眠中に前日の記憶が整理され、ワーキングメモリが空の状態でスタートできる
  2. 外からの邪魔が入りにくい:LINEの通知・家族の会話など、夜に発生しがちなノイズが少ない
  3. 「やった」という達成感が一日の集中力を高める:朝に1コマ勉強できた充実感が、学校での授業集中にもつながりやすい(自己効力感の向上)

睡眠と記憶に関する研究レビューでも示されているように、睡眠は記憶の固定・強化に関与するとされており、「寝る前に覚えたことは翌朝に確認する」サイクルは暗記の効率を高めると考えられます

部活の朝練がある場合は、練習前の15〜20分だけでも単語帳を開く習慣をつけるだけで、週あたり100〜140分の追加学習時間を生み出せます。

補足:朝学習を習慣化するためのコツ
最初から60〜90分の朝学習を目標にすると挫折しやすいです。「15分だけ英単語」から始め、2週間続けられたら30分に伸ばすという段階的な習慣化が長続きの秘訣です。前夜のうちに「教科書・問題集・単語帳」を机の上に出しておくことで、起き上がってすぐに取り組める環境を整えましょう。

スキマ時間で英単語・古文単語を制する方法

部活生の隠れた学習時間は「移動時間・待機時間・休憩時間」の中にあります。1回あたり5〜15分でも、意識的に使えば週に2〜3時間分の追加学習になります。

特に英単語・古文単語・社会の用語暗記など、「繰り返し見ることで定着するタイプの学習」はスキマ時間と相性抜群です。

スキマ時間の使い方ベスト例

電車・バス移動中(5〜15分):スマホアプリで英単語・古文単語の暗記。Anki・mikanなどフラッシュカード系アプリが最適
部活の待機時間(10〜20分):社会の一問一答・歴史年表の確認。紙の問題集より単語カードが使いやすい
昼休み(10〜15分):前日の授業メモの見直し・英単語テストの自主確認
試合会場への移動バス(30〜60分):音声学習(英語リスニング・古典音読)で耳から定着

スキマ学習を成功させる3原則

  • 「どこでも使える形式」を選ぶ:重い参考書ではなく、単語帳・一問一答カード・スマホアプリに絞る
  • 「今日やる量を前日に決める」:「英単語20個」「古文単語15個」のように数値で決めると達成感が得やすい
  • スキマ時間のログをつける:週末に「今週のスキマ学習合計◯分」を記録すると、意識的な活用につながる

「スキマ時間で全部賄う」のではなく、「暗記系はスキマで処理して、思考系のまとまった時間を朝か夜に確保する」という役割分担が、部活生の効率的な学習設計の核心です。

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テスト前の部活休止期間の最適活用

学校によっては、定期テスト前に部活動の休止・縮小期間が設けられることがあります。時期や日数は学校ごとに異なるため、早めに試験範囲を確認して準備を進めることが大切です。この期間は部活生にとって「勝負どころ」ですが、使い方を間違えると逆に非効率になるリスクもあります。

テスト前になって初めて「さて、どこから勉強しようか」と考え始めるお子さんは、2週間あっても時間が足りなくなりがちです。重要なのは、部活が休止に入る前の段階で「何をどこまで仕上げるか」の設計を終わらせておくことです。

テスト2週間前・逆算スケジュール例(中学生・5科目)

【テスト14日前〜10日前】優先:理解ができていない単元を潰す
・各科目のワーク・問題集で「×がついた問題」を全部解き直す
・解説を読んでも理解できない箇所はオンライン指導で確認

【テスト9日前〜5日前】優先:アウトプット練習
・過去のテスト・学校のワークを時間を計って解く
・英語・古文の音読を毎日10分実施

【テスト4日前〜前日】優先:直前の反復と最終確認
・間違えた問題だけを再度まとめた「直前ノート」を作成
・社会・理科の用語は前日夜〜当日朝の2回確認

部活休止期間に陥りがちな3つの失敗パターン

  • 「解いたけど直しをしない」:問題を解くことで満足してしまい、間違えた理由を分析しないまま終わる
  • 「得意科目だけ勉強する」:苦手科目を後回しにして直前に焦る
  • 「1日10時間詰め込む」:急に長時間勉強しようとすると集中が続かず、実質的に2〜3時間分の学習効果しか得られない

部活休止期間に「1日4〜5時間の集中した学習」を安定させるためには、普段から1〜2時間の学習習慣が土台として必要です。日頃のコツコツが、テスト前の「急加速」を可能にするということです。

早朝・深夜OKのオンライン指導という選択肢

部活生の最大の課題は「学習時間の確保」よりも「わからない問題を放置してしまうこと」です。部活後の疲弊した状態で1人で参考書を読んでも、理解が追いつかないことが多く、疑問がそのまま積み残しになってしまいます。

オンライン家庭教師は、この問題を解決する有力な手段です。特にまなぶてらすは24時間予約システムに対応しており、早朝・深夜の時間帯でも指導を受けられる講師が在籍しています。

部活生にオンライン指導が向いている理由

  • 移動時間ゼロ:部活後にそのまま自室のパソコン・タブレットで受講できる
  • 時間帯が柔軟:朝6時〜夜24時など、講師によって早朝・深夜枠に対応
  • 週1回から始められる:「数学だけ週1回・30分」など、部活のスケジュールに合わせた受講が可能
  • 「わからないその日に解決」できる:授業で理解できなかった箇所をその日のうちに講師に確認できる

保護者の視点からも、「子どもが部活で疲れ果てて帰ってきた後、塾に送迎するのが大変」という声は多くあります。オンライン指導なら、送迎の負担なく学習サポートを継続できます。

補足:まなぶてらすの特徴
まなぶてらすは「勉強も習い事もひとつの場所で」をコンセプトにした、全国対応のオンライン家庭教師サービスです。入会金なしのポイント制で、単発ポイント購入にも対応しているため、必要な時期に合わせて利用しやすい仕組みです(月額プランには最低利用月数の設定があります)。五教科から音楽・プログラミングまで幅広い科目に対応した講師が在籍しています。

部活生の定期テスト対策をサポートする講師たち


キートン先生

キートン 先生

英語指導歴33年・のべ8,000人以上の指導実績を持つベテラン英語専門家。定期テスト対策から英検・大学受験まで幅広く対応。お子さんの「本当に必要なこと」を見極めたスリムで効率的な指導が特長。早朝・夜間枠あり。

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こうき先生

こうき 先生

現役エンジニア×指導歴7年の理系全般対応講師。数学・理科・プログラミングの「本質を動かして理解する」指導が得意。「なぜそうなるか」の理解を重視し、応用問題にも対応できる力を育てます。スケジュール調整に柔軟に対応。

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そら先生

そら 先生

「つまずき補強」を専門とする指導者・学習サポート歴15年以上。数学・英語から学習習慣づくりまで対応。「わかった・できた」の積み重ねを大切にした指導で、部活生のスケジュールに合わせた柔軟な受講設定が可能です。

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部活と勉強の両立についてよくある質問

Q. 部活をやめないで成績を上げることはできますか?
できます。成績が落ちる主な原因は部活そのものではなく、「短時間でどう学ぶか」の設計がないことです。この記事で紹介したように、平日90分・休日3時間というモデルをベースに、スキマ時間の活用と朝学習を組み合わせることで、定期テストの評定を維持・向上させている部活生は多数います。

Q. テスト前だけ部活を休んでいいですか?
テスト前に部活動の休止・縮小期間が設けられる学校は多くありますが、時期や日数は学校ごとに異なります。また、この期間だけ集中しようとすると「どこから勉強すればいいかわからない」状態になりがちです。日頃から少しずつ積み上げておくことが、テスト前の集中学習を有効にする前提条件です。

Q. 平日の部活後にどうやって勉強時間を作ればいい?
疲労度が高い帰宅後は、20〜30分の「軽い暗記・復習」に絞り、翌朝の30〜45分で「思考系の演習」を行う役割分担が効果的です。「毎日の最低ライン」を先に決めて、達成できる設計にすることが継続の鍵です。

Q. オンライン家庭教師は部活生でも使えますか?
むしろ部活生との相性が非常に良いです。移動時間が不要なため、部活後にそのまま自宅で受講できます。まなぶてらすは24時間予約システムに対応しており、早朝・夜間枠で指導できる講師も在籍しています。週1回・30分から始めて、テスト前に回数を増やすといった柔軟な使い方もできます。

まとめ:部活生こそ「設計」で内申を守る

部活と定期テストの両立で最も大切なのは、「時間を増やすこと」より「時間の使い方を設計すること」です。平日90分・休日3時間という現実的なモデル、朝学習の習慣化、スキマ時間の暗記活用——この3つの組み合わせだけで、多くの部活生がテストの評定を守ることができます。

テスト2週間前の休止期間は「最大の勝負どころ」ですが、それを有効に使えるのは、日頃から少しずつ積み上げてきた生徒だけです。引退まで待たず、今のうちから「最低限の学習習慣」を確立しておくことが、最終的に受験を含めた長期的な成績につながります。

「1人で疑問を抱え込んで放置してしまう」「疲れていてやる気が出ない日が続いている」というお子さんには、オンライン家庭教師の活用もご検討ください。まなぶてらすは早朝・深夜対応・入会金なし・都度予約制で、部活生のご家庭でも始めやすい仕組みを整えています。

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この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。

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この記事の監修者

坂本七郎

坂本七郎

まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント

5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。

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