春から始めるオンライン習い事|子どもの「やりたい!」を逃さない親の準備ガイド
「子どもが習い事をやりたいと言い出したけど、オンラインで大丈夫?」「春から始めるなら何を準備すればいい?」――春は新学期を前に、新しい習い事への関心が一気に高まる季節です。
結論から言えば、オンライン習い事は「子どものやりたい!」を感じたその日のうちに体験レッスンの予約ができます。通い型の教室と違い、入会手続きや送迎の準備に時間を取られず、子どものモチベーションが高いうちにスタートできるのが最大のメリットです。
この記事では、オンライン習い事を始める前に知っておきたいこと、失敗しない教室選びのポイント、「合わなかった時」の対処法、そして習い事が子どもの将来の学力にまで好影響を与える理由まで、はじめての方にもわかりやすく解説します。次のセクションから順に見ていきましょう。
データで見る「春の習い事」
文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」によると、公立小学校の児童の学校外活動費は年間約21.6万円。そのうち習い事を含む「その他の学校外活動費」は年間約11.3万円にのぼります(出典:文部科学省)。
つまり、多くのご家庭が月に約1万円前後を習い事に投資しています。この金額でマンツーマンのオンラインレッスンを月4回受けられるとしたら、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。
なぜ春が習い事を始めるベストタイミングなのか?
春は1年の中で、子どもの「やってみたい」が最も芽生えやすい時期です。進級・進学による環境の変化が、新しいことに挑戦する気持ちを後押しします。
- 新学期の高揚感で、新しいことに前向きになりやすい
- 4月からのスケジュールを組みやすく、習慣化しやすい
- 先生側もスケジュールの空きが出やすい時期
- 夏休みまでに基礎が身につき、成果を実感しやすい
逆に、「もう少し調べてから…」と先延ばしにすると、子どもの「やりたい」という気持ちは驚くほど早く薄れてしまいます。興味を持った時が、始めるベストタイミングです。
オンライン習い事は何歳から始められるのか?
多くのオンライン習い事は5〜6歳から対応しています。そろばんやピアノ、アートなどは未就学児でも楽しく参加できるレッスンが用意されていることが多いです。
小さなお子さまの場合、最初の数回は保護者が隣にいると安心です。慣れれば一人で受講できるようになるお子さまがほとんど。
オンラインで本当にちゃんと習えるのか?必要な準備は?
「オンラインで本当にちゃんと習えるの?」という不安は、多くの保護者が感じています。結論から言えば、パソコンまたはタブレット+インターネット環境があれば十分に受講できます。
| 準備するもの | 必須? | 備考 |
|---|---|---|
| パソコン or タブレット | 必須 | 画面が大きい方が先生の指導が見やすい |
| インターネット回線 | 必須 | Wi-Fi推奨(有線なら安定感UP) |
| Zoom・Google Meet等のアプリ | 必須 | 無料でインストール可能 |
| 手元カメラ(スマホで代用可) | 推奨 | ピアノ・そろばんなど手元を見せるレッスンで効果的 |
| ヘッドセット | あると便利 | 音楽系レッスンでは音質が向上 |
スマートフォンでも受講は可能ですが、画面が小さいため、できればタブレット以上のサイズがおすすめです。
オンライン習い事の費用はどのくらいかかるのか?
オンライン習い事は、通い型の教室と比べて費用面でのハードルが低いのが大きな特徴です。入会金0円・月会費0円のサービスもあり、「合わなかったらやめればいい」という気軽さがあります。
| 比較項目 | オンライン(まなぶてらす) | 通い型教室(一般的な相場) |
|---|---|---|
| 入会金 | 0円 | 5,000〜10,000円 |
| 月会費 | 0円 | 1,000〜3,000円 |
| 1回あたり(50分) | 2,640円〜 | 2,000〜6,000円(グループ) |
| レッスン形式 | 完全マンツーマン | グループレッスンが多い |
| 送迎 | 不要 | 必要 |
| 契約の縛り | 都度予約制・縛りなし | 月謝制・最低○ヶ月の場合も |
月4回(週1回)の受講なら月額約10,000円が目安。文部科学省のデータでは、公立小学校の家庭の習い事関連支出は月約9,400円ですから、マンツーマンのオンラインレッスンはコストパフォーマンスが非常に高いと言えます。
失敗しない教室・先生の選び方とは?
オンライン習い事で最も大切なのは「先生との相性」です。教室の知名度や月謝の安さよりも、以下の3点を基準に選ぶと失敗しにくくなります。
ポイント1:先生を自分で選べるか?
「入会したら先生が自動で割り当てられる」サービスよりも、プロフィールを見て自分で先生を指名できるサービスの方が、相性の合う先生に出会いやすくなります。
ポイント2:都度予約制か?月謝制か?
| 比較項目 | 都度予約制 | 月謝制 |
|---|---|---|
| 費用の発生 | 受けた分だけ | 毎月固定 |
| 休みやすさ | 自由に休める | 休んでも月謝が発生 |
| 始めやすさ | 1回から試せる | 最低○ヶ月の縛りあり |
| 向いている人 | 初めて・お試し | 固定で通いたい人 |
特に初めてのオンライン習い事なら、都度予約制のサービスから始めるのがリスクが少なくおすすめです。
ポイント3:体験レッスンで相性を確かめられるか?
体験レッスンは「先生との相性」を確認する唯一の方法です。初回無料で体験できるサービスなら、気軽に試すことができます。
- ☑ 先生を自分で指名できるか
- ☑ 都度予約制で1回から試せるか
- ☑ 無料体験レッスンがあるか
「やっぱり合わなかった」時はどうすればいい?
「始めたけど、子どもが嫌がるようになった」――これは決して珍しいことではありません。大切なのは、合わなかった時にすぐ対応できる環境を選んでおくことです。
- 先生を変える ― 同じ科目でも、先生が変わると見違えるほど楽しくなることがあります
- 科目を変える ― ピアノが合わなくても、アートやプログラミングならハマるかもしれません
- お休みする ― 都度予約制なら、無理に続けず一旦お休みして、またやりたくなった時に再開できます
通い型の教室では「辞めます」と言い出しにくいものですが、オンラインなら先生の変更も科目の変更も、すべてマイページから自分で行えるサービスもあります。
通い型の教室に通いながら、オンラインで補強するご家庭も増えています。例えば、そろばん教室で基礎を固めつつ、オンラインで検定・大会対策をするという使い方。実際にまなぶてらすでは、教室との併用で日商珠算1級・暗算1級に合格したお子さまもいます。
習い事が「非認知能力」を高め、学力にも好影響を与えるって本当?
習い事の効果は、その科目のスキルだけにとどまりません。実は、習い事を通じて伸びる「非認知能力」が、小学校後半から中学・高校にかけての学力向上に大きな影響を与えることがわかっています。
非認知能力とは何か?
非認知能力とは、テストの点数では測れない力のこと。具体的には以下のような力を指します。
| 非認知能力 | 具体例 | 習い事での伸ばし方 |
|---|---|---|
| 忍耐力・粘り強さ | 難しい課題にも諦めずに取り組む | ピアノの練習曲を最後まで仕上げる |
| 集中力 | 一定時間、一つのことに没頭する | そろばんの暗算練習で鍛える |
| 自己肯定感 | 「自分にはできる」と思える気持ち | アートで作品を褒められる体験 |
| 自制心 | 衝動を抑え、計画的に行動する | 将棋で先を読む思考を繰り返す |
| 好奇心・探究心 | 「なぜ?」を追求する姿勢 | 理科実験で仮説→検証の体験 |
研究が示す「非認知能力」の重要性
ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授の研究では、幼少期に非認知能力を高めた子どもは、学業成績・収入・健康のすべてにおいて長期的に良い結果を出すことが明らかになっています。
また、OECD(経済協力開発機構)の報告書「Skills for Social Progress」でも、非認知能力は学力と同等以上に将来の成功を左右すると結論づけられています(出典:OECD)。
習い事→非認知能力→学力向上の好循環
習い事で「好き」や「得意」に熱中する体験は、非認知能力を自然に高めます。そして高まった非認知能力は、学校の勉強にも波及します。
- そろばん → 集中力UP → 算数の計算ミスが減る
- 将棋 → 先を読む力UP → 国語の読解力が向上
- ピアノ → 忍耐力UP → 苦手科目にも粘り強く取り組める
- プログラミング → 論理的思考力UP → 数学の証明問題に強くなる
- アート → 自己肯定感UP → 学習全般に前向きになる
【経験談】息子がプログラミングに夢中になって起きたこと
【まなぶてらす代表・坂本七郎の経験から】
私自身、2人の子どもの父親として習い事選びに悩んだ経験があります。いくつかの習い事を試す中で、長男がプログラミングに強い興味を示しました。
最初は簡単なゲーム作りから始まりましたが、熱中するうちに自分で図書館の横断検索ツールを作ってしまいました。「図書館のサイトが使いにくいから、自分で作った方が早い」と言ったのです。小学生の発想としては驚きでした。
さらに、AIの活用法についてGoogleの日本法人本社で発表する機会までいただきました。
一方で、「親がやらせたかった」習い事は長続きしませんでした。この経験から確信しているのは、子どもが自分で「やりたい」と言った習い事こそ、驚くほど伸びるということです。
プログラミングに夢中になる中で、息子は「調べる力」「考え抜く力」「発表する力」を自然に身につけました。これはまさに、前のセクションで紹介した非認知能力そのものです。好きなことへの熱中が、他のすべてに波及する――それを我が子で目の当たりにした経験が、まなぶてらすの「好きを応援する」という運営方針の原点になっています。
まなぶてらすの先生をご紹介
採用率8%を通過したプロ講師の中から、オンライン習い事を始めたい方におすすめの5名をご紹介します。
みい.music 先生
ピアノ・書道の指導に対応。音楽大学卒の本格派ピアニストで、初心者のお子さまにも楽しく基礎から教えてくれます。書道・美文字レッスンも人気。
りん先生
そろばん指導のベテラン。幼児から大人まで幅広く対応。集中力や計算力を楽しみながら鍛えるレッスンが好評です。
どい先生
プログラミング・3Dプリンタのスペシャリスト。Scratchからテキストコーディングまで、お子さまのレベルに合わせた段階的な指導。ものづくりが好きなお子さまに特におすすめ。
マエストラともこ先生
アート・イラスト指導。中・高美術教員免許保有。お子さまの「描きたい」気持ちを尊重しながら、基礎的なデッサン力や色彩感覚を楽しく育てるレッスンが人気。
このほかにも、将棋・書道・理科実験など20種類以上の習い事に対応した200名以上の講師が在籍しています。
よくある質問
マンツーマンレッスンなので、先生が常にお子さまに語りかけながら進めます。集団レッスンよりもむしろ集中しやすいという声が多いです。
同じアカウントで、きょうだいそれぞれが別の先生・別の科目を受講できます。入会手続きは1回でOK。それぞれの「好き」に合った習い事を自由に選べます。
はい。インターネット環境があれば、世界中どこからでも受講できます。実際にまなぶてらすの受講者の約2割が海外在住のご家庭です。時差に合わせた早朝・深夜のレッスンにも対応しています。
はい。まなぶてらすでは、ひとつのアカウントで20種類以上の習い事を自由に切り替えできます。「ピアノを試してみたけどそろばんに変えたい」という場合も、追加の手続きは不要です。
週1回ペースで約4ヶ月。そろばんなら基本的な計算が暗算でできるように、ピアノなら簡単な曲を両手で弾けるように、プログラミングならオリジナルゲームを1本作れるようになるのが目安です。夏休みの自由研究に活かせるレベルに到達するお子さまも多くいます。
参考文献
- 文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」
- ベネッセ教育総合研究所「2024年版 小学生に人気の習い事ランキング」
- OECD「Skills for Social Progress: The Power of Social and Emotional Skills」
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この記事の著者
坂本七郎
まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント
5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。

