講師ブログ

受験生が試験直前にするべきこととは?

こんにちは、まなぶてらす講師のよしのりです。
新年度に向けての入学試験が行われる時期になってきました。

私は日頃、主に高校生の学習サポートをさせていただいております。大学入学共通テストや私立大学の受験が迫っていることもあり、生徒や保護者の方から試験の直前期の過ごし方について聞かれることが増えてきました。
この時期をどのように過ごせば良いのかについて、お子様を側で見守っている保護者の方に参考にしていただければと思い、こちらの記事を書かせていただきました。

なお、この記事は大学受験の生徒を対象に書いていますが、受験直前の不安とどう向き合うのかについて全般的にまとめています。そのため、中学受験や高校受験でもご活用いただけます。この記事が、試験がせまり高まってくるお子様の不安が少しでも和らぐことに役立てば何よりです。

 

 試験の直前は焦る気持ちが出てくるため、何を勉強していても手に付かないという状況が生まれることがあります。
その中で一番勿体無いのは、焦って結局何も手をつけられないことです。休むべき時はしっかり休む必要がありますが、学習をしている時は必ず目の前のことに集中できるような環境を整えなければなりません。
それでは、焦って何も手に付かない状況をなくし、目の前の学習に集中するために必要なことについてまとめていきたいと思います。

 

必ずやるべきこと > できればやっておきたいこと

◯試験日までの逆算をして、「やっておきたいこと」をリストアップ

 受験生の場合、試験日を安心して迎えられるというのはあまりないと思います。多くの生徒が「勉強はどれだけやっても不安」な状態なのではないでしょうか。
だからこそ必要なのは、その不安の原因を明確にすることです。

 私の授業では、初めに試験日までに残された日数を出して、生徒の頭の中にある「試験までにやっておきたいこと」をリストアップしてもらいます。この時はあまり重要度にこだわらず、「試験までにやっておきたいこと」を思いつく限り書き出してもらいます。その時の思考の深掘りを私は手伝っています。

 最初はあれもこれもとなっても構いません。おそらく焦っている生徒ほど、整理されていない状態でいろんなことが出てくると思います。まずはリストアップをしっかり行い、次のステップ「優先順位を決める」に移っていきます。

 

◯優先順位を決める

 先述しましたが、受験勉強というのはどれだけやっても足りないような気になるものです。そのため、試験当日を気持ちよく迎えるためには、生徒本人が「やるだけのことはやったから後は何とかなる!」という前向きになってもらうことが重要です

 そのために、たくさんある「やりたいこと」を整理していきます。つまり、先ほどリストアップした「試験までにやっておきたいこと」を優先順位の高いものから順に並べ替えてもらうのです。

するといろんな科目のいろんなものが出てくると思います。それらを1日でできる無理のない量で配分していきます。

例えば、古文単語が150ぐらいはおさえておきたいのであれば、残りの日数で3周したいから150×3を残りの日数で割るというような感じです。さらに、社会や理科の模試が6回分あるとしたら、解き直しは1日に1個ずつやって最後の見直しを残りの2日で一気にするなど、自分の試験までの行動を具体化していきます。

注意しておかなければならないことは、1日にこなす量があまり多くなってしまうと、それをこなすことが目的化してしまったり、消化できないことに不安になり逆効果になることがあります。そのため、初めは最低限のものだけを割り振っていくようにしていただければと思います。

また、この割り振りをするときは、試験本番の時間と同じように分けても良いかもしれません。そうでなくても、少なくとも朝型の学習ができていれば問題ないでしょう。割り振りができたら、受験のサポートをしてくれている人に確認してもらうと安心できると思います。

 とにかく、試験までの残された時間をどのように過ごすのかのイメージをしっかり持ってもらい、実際にやるべきことを具体的に意識してもらいます。そうすることで目の前の学習に集中できるようになると思います。

 

試験直前に優先すべきこと

 とは言っても直前に無理は禁物です。学習に取り組んでいる中で、自分のできないところばかりに目がいってしまい、不安が強まることもあるかもしれません。限られた時間で限られたことをしっかりこなすのは簡単なようで難しいことなのです。とにかく優先すべきは「体調管理」「精神的なケア」であることを忘れないように伝えています。

 

個人的にオススメすること

 私が生徒に勧めているのは、
「模試の復習」
「暗記系の知識を整理する」
「曖昧になっている(得点できそうでできない)単元の復習」
です。苦手な単元にはあまり時間を割かず、確実に点が取れるところと、しっかり見直しておけば試験で出題されても解けるようなところの復習を中心に置きます。

 そして、模試は本番を想定したものなので、それらを見直すことで安心できます。最後に時事問題を含む暗記系のものは直前でも十分にカバーできるので、そちらも見直しをしながら進めてもらいます。時事問題に関しては、以前配信されたメルマガを見ていただくだけでも効果があるかもしれません。

 

自分の中にある不安に負けないように

 試験本番が迫ってきて、不安が強くなる生徒もいます。しかし、こういうときほど最も警戒するべきものは、他の受験生ではなく「自分自身の不安」であると私は伝えています。
勉強というのは、自分に意識を向けられている時は集中できているのですが、他ののことを気にしている間は集中できていません。そのため、とにかく不安に思っている自分の気持ちに負けないように、自分との戦いに集中するための環境整備が必要なのです。そのために、やるべきことを明確にしん起こされた時間を有意義に過ごしてもらいたいと思います。

 

 以上、私が授業の中でこれまでに伝えてきた「試験前の過ごし方」についての内容でした。日本にまだ残っている「知識偏重型」の入試問題に対して不満に思うこともありますが、受験勉強を通して身に付く力もあります。生徒たちには、今の状況から学べることを大切にして、胸を張って社会に出て行ってほしいと思っています。
そのために必要な「自分をマネジメントする力」をつけてもらい、受験生活も元気で健康に過ごしてもらいたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
よしのり
学習塾4年と公立高等学校社会科教諭8年の経験を活かして、生徒の希望する進路実現のサポートをいたします。また、現在はオランダに住んでおり、海外に住むお子様の日本語学習のサポートも行なっております。日本の大学受験や海外での日本語学習について情報発信できればと思っております。よろしくお願いいたします。