副教科のテスト対策は「この3つ」だけで差がつく【中学生向け】
※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます
期末テストの前になると、子どもの部屋からこんな声が聞こえてきませんか。「数学はやってるけど、音楽って何を勉強すればいいの?」「保健とかどうせ少ししか出ないし」。
副教科を後回しにしたままテストに臨み、あとで後悔する。そんなケースは決して珍しくありません。実は副教科は、対策すればするほど内申点に直結しやすい科目でもあります。主要5教科と比べて対策している生徒が少ない分、ちょっとした準備が大きな差を生みます。
この記事では、副教科(保健体育・音楽・美術・技術家庭)のテスト対策で押さえておきたい「3つのポイント」と、科目別の特徴をわかりやすく整理します。期末テスト前に5分でも読んでいただけると、動き方がはっきり見えてくると思います。
なぜ副教科は「ねらい目」なのか?
副教科は、準備した分だけ点数に反映されやすい科目です。
副教科は対策している生徒が少ない分、ちょっとした準備が周囲との差を生みやすい科目です。その背景として、まず出題のパターンが主要5教科より単純な傾向があります。数学のように問題が複雑に組み合わさることは少なく、「授業で習ったことをそのまま問う」形式が中心です。授業中のプリントや板書を押さえているだけで、ある程度の得点が見込めます。
次に、ライバルが少ないという現実があります。多くの中学生は定期テスト前に「まず数学と英語」と考えます。副教科に計画的に時間を割いている生徒はごく少数です。つまり、ここをきちんと対策するだけで、相対的に上位に入りやすくなります。
さらに、内申点への影響も見逃せません。中学の内申は通常「9教科×5段階」の45点満点で計算されます。副教科の4科目で取れる合計は20点。主要5教科と同じくらいの配点がある都道府県も多く、副教科を疎かにすることは内申点を大きく削ることにつながります。
中間テストと期末テストの違いや科目数・内申点との関係については、こちらの記事でも詳しく整理しています。
差がつく3つの対策
副教科のテスト対策は、闇雲に時間をかける必要はありません。次の3つを押さえるだけで十分です。
① 授業プリントを捨てない
副教科のテスト問題は、授業中に配られたプリントから出題されるケースが非常に多いです。ほぼそのままの形で出題されることも珍しくないため、プリントを紛失している生徒は大きなハンデを背負うことになります。
対策はシンプルです。授業ごとにクリアファイルかバインダーにプリントをまとめておく習慣をつけておくだけで、テスト前の準備がぐっと楽になります。「プリントを捨てない」——これだけで副教科の点数が変わることもあります。
② 用語と説明をセットで覚える
副教科は「穴埋め式」の出題が多い傾向があります。「用語だけ覚えた」では答えられない問題も出るため、言葉と意味をセットで理解しておくことが大切です。
たとえば保健では「心肺蘇生法」という言葉だけでなく、「胸骨圧迫を1分間に何回行うか」「AEDをいつ使うか」まで覚えておく必要があります。音楽なら記号の名前と「それがどういう意味か」、美術なら技法名とその特徴、という形で整理しておきましょう。
③ 実技の「なぜ」も問われると知っておく
副教科は「実技の科目」と思われがちですが、テストでは実技そのものではなく、知識・理解を問う問題が必ず出ます。
体育の球技では「オフサイドとは何か」「バレーボールのサーブ順はどう決まるか」といった問いが出ることがあります。家庭科では調理の手順だけでなく「なぜ米を研ぐのか」「食品添加物はなぜ使われるか」のような理由・根拠を問う設問もあります。
「やり方」だけでなく「なぜそうするか」まで視野に入れておくと、得点源が増えます。
科目別・ひと言チェック
各科目の出題傾向をひと言で押さえておきましょう。科目によって「何を覚えるか」の方向性が違うため、ここを知っておくだけで準備の無駄がなくなります。
副教科4科目の傾向まとめ
| 科目 | 出題の特徴 | 覚えるべきもの |
|---|---|---|
| 保健体育 | 身体の仕組み・応急処置・ルールが多い | 用語+理由・手順 |
| 音楽 | 記号・音楽史・鑑賞問題 | 記号の名前と意味 |
| 美術 | 技法名・作家・作品名 | 固有名詞を正確に |
| 技術家庭 | 材料・工具・安全・調理 | 手順と「なぜ」の理由 |
保健体育は暗記量が多めですが、プリントとテキストの往復で対応できます。音楽は記号を視覚的に覚えると定着が早くなります。美術は作品名・作家名などの固有名詞を正確に書けるかがポイントです。技術家庭は「なぜ」の理由まで答えられるかどうかで差がつきます。
暗記が苦手なお子さん向けの具体的な覚え方は、続きの記事(保音技家の暗記が苦手な子でも点が取れる勉強法)で詳しく紹介しています。公開後にリンクを追加します。
計画の立て方——テスト2週間前からが動きやすい
副教科の対策は、テスト2週間前から少しずつ動き始めると余裕を持って進められます。「気づいたらテスト前日」という状況を防ぐために、計画の中に副教科の時間を最初から入れておくことが大切です。
副教科・2週間前スケジュールのイメージ
- 2週間前〜10日前:プリントをそろえ、ノート・教科書とまとめる。科目別に「どのページが出るか」の範囲を確認する
- 10日前〜5日前:用語と説明のセット暗記。表や図を使って整理する
- 5日前〜前日:プリントを見ずに書き出す・一問一答で確認。弱点だけ繰り返す
テスト全体の計画の立て方については、2週間前から始める定期テスト勉強法の完全スケジュールに詳しくまとめています。副教科の計画を組み込む際の参考にしてみてください。
また、テスト前日・当日の過ごし方と暗記の仕上げ方は別記事で整理しています。副教科の用語確認を最終日にどう組み込むかを迷っている方に参考になります。
まなぶてらすのHS+で副教科対策をする方法
副教科の対策は、一人でやると「どこまで覚えればいいかわからない」という迷いが生まれやすい分野でもあります。
まなぶてらすでは、HS+(学習コーチングコース)を通じて、定期テスト前に副教科も含めた学習計画の整理をサポートしています。
「今回の期末、副教科が心配」という相談から始めることができます。プリントの整理の仕方・覚え方の優先順位・前日の仕上げ方まで、お子さんのペースに合わせて一緒に考えることができます。主要5教科だけでなく、副教科も含めて内申点全体を底上げしたい場合は、こうした伴走型のサポートが効果を発揮します。
まなぶてらすで定期テスト対策を担当している先生
副教科のテスト対策を含む定期テスト全般のサポートを得意とする先生を3名ご紹介します。

うみせ / 海瀬 先生
定期テスト対策・学習習慣づくりを得意とする伴走型の先生。立教大学卒業後、教育系NPOでの経験を経て、個別指導塾で学習計画・受験支援・面談を担当。小学生から高校生まで幅広く対応しています。

マリナ 先生
「勉強のやり方」から見直す理工系大学院卒の先生。塾講師4年間の経験を持ち、中学生の数学・英語を中心に指導。「なぜ解けないか」の原因を一緒に特定するアプローチが好評で、テスト対策全般に対応しています。
よくある質問
Q1. 副教科のテスト対策はいつから始めればいいですか?
テスト2週間前からが動きやすいタイミングです。まずプリントをそろえて範囲を確認し、10日前から用語暗記に入ると時間に余裕が生まれます。主要5教科と並行して少しずつ進めるのがコツです。
Q2. 内申点において副教科はどれくらい重要ですか?
中学校の内申は9教科で計算されるため、副教科4科目の合計は20点分になります。多くの都道府県で主要5教科と合わせた9教科が内申点に影響するため、副教科を疎かにすると内申全体の底上げが難しくなります。
Q3. 授業中のプリントをなくしてしまいました。どうすれば?
先生に事情を話してコピーをもらえることが多いです。ためらわずに相談してみましょう。また、同じクラスの友達からコピーさせてもらうのも一つの方法です。次回からはクリアファイルや科目別のバインダーでプリント管理をすると安心です。
Q4. 塾で副教科を見てもらえますか?
多くの集団塾では副教科の対応が難しいですが、個別指導やオンライン家庭教師では相談から始めることができます。まなぶてらすでは、副教科の学習計画の立て方やプリント整理の方法からサポートしています。
Q5. 副教科と主要5教科、どちらを優先すべきですか?
受験での優先度は主要5教科の方が高い場合が多いですが、内申点の観点では副教科も軽視できません。計画の中で「副教科に何曜日の何時間を使うか」をあらかじめ決めておくと、バランスが取りやすくなります。
まとめ
副教科のテスト対策で差がつく3つのポイントを振り返ります。
- 授業プリントを捨てない(テスト問題の素材がここにある)
- 用語と説明をセットで覚える(穴埋め問題に対応するため)
- 実技の「なぜ」まで押さえる(知識問題で差がつく)
副教科は「やれば点が取れる」科目です。主要5教科の対策と並行して、テスト2週間前から少しずつ動き始めてみてください。定期テスト全体の学習計画や副教科を含めたサポートを希望される場合は、まなぶてらすの無料体験をご活用ください。
この記事の著者
まなぶてらす編集部
「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。
この記事の監修者
坂本七郎
まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント
5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。

