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定期テストのたびに「保健と音楽と美術の勉強が後回しになる」「何を覚えればいいのかわからない」という声が、まなぶてらすの保護者の方から多く届きます。

主要5教科とは違い、副教科は授業の頻度が少なく、テスト範囲も独特。「暗記しようとしても頭に入らない」という子に共通しているのは、実は「覚え方」ではなく「何を軸に覚えるか」がずれているケースがほとんどです。

この記事では、保健体育・音楽・美術・技術家庭の科目ごとの暗記のツボと、苦手な子でも取り組みやすい3つのテクニックをまとめます。

① なぜ副教科の暗記は失敗しやすいのか

副教科で点が取れない理由の多くは、「主要5教科と同じ方法で覚えようとしている」ことにあります。

数学や英語は演習の積み重ねで定着しますが、保健・音楽・美術・技術家庭は知識の「体系」が違います。用語を単独で暗記しても、文脈や理由がつながっていないとテストの問いに対応できません。

副教科でよく起きる失敗パターン3つ

  • 用語だけ暗記して「なぜそうなるか」がわからない
  • 授業プリントの量が多くて「何が大事か」を絞れない
  • テスト直前まで後回しにして時間が足りなくなる

また、副教科は定期テストで「授業中にやった活動・制作・実技」と「知識問題」が混在します。実技点は日常的な授業態度で決まる部分が大きいため、知識暗記のテスト対策は「点数の上乗せ」として割り切って効率よく進めることが大切です。

副教科のテスト対策の全体像については、副教科のテスト対策は「この3つ」だけで差がつくでも解説しています。

② 科目別!暗記のツボ

4科目はそれぞれ「何を覚えるべきか」の優先度が異なります。科目ごとの特性に合わせて覚え方を変えると、同じ時間でも定着率が大きく変わります。

科目 暗記の優先順位 コツ
保健体育 ①用語の定義 ②体の仕組み・数値 「理由」とセットで覚える
音楽 ①記号の名前と意味 ②作曲家・時代 表を自作して視覚化
美術 ①作品名と作家 ②時代・技法名 作品のイメージで記憶の引き出し
技術家庭 ①用語の説明 ②手順・規則の理由 「なぜそうするか」を確認する

保健体育——「数値と理由」を先に押さえる

保健体育の知識問題でよく出るのは、成長期の体の変化・栄養素の役割・応急処置の手順などです。用語だけを丸暗記すると、言い換え問題でつまずきます。

効果的なのは、「この用語は何のためにある概念か」を1文で説明できるようにすること。「なぜその数値なのか」「なぜその順番なのか」を教科書で確認しながら覚えると、問題のバリエーションに対応できます。

音楽——「記号一覧表」を自作して反復

音楽の筆記テストで点を落としやすいのは、音楽記号(強弱・速度・表情記号)の名前と意味の混同です。記号の形は知っていても、イタリア語の名前と意味の組み合わせが混乱しやすいため、自作の一覧表を作るのが効果的です。

作曲家と時代・作品の対応は、「バッハ→バロック時代」「ベートーヴェン→古典派〜ロマン派の境」のように、時代順で並べるとまとまりやすくなります。

美術——「作品のビジュアル」から作家名を引き出す

美術は「作品名→作家名→時代・国」のセットで問われることが多いです。テキストだけで暗記しようとすると混乱しがちなので、授業で使ったプリントや教科書の図版を見ながら覚えると定着が早くなります。

技法名(水彩・油彩・テンペラ・フレスコなど)は、「どんな材料を使うか」「どんな特徴があるか」を2〜3語で説明できるようにしておくと、穴埋めや記述問題に対応できます。

技術家庭——「手順の理由」を確認しながら覚える

技術分野は木工・電気・栽培・情報など単元が幅広く、用語の量が多いように感じますが、「安全・効率・品質」のどれかに関わるルールとして整理すると覚えやすくなります。

家庭分野は食物・被服・家族・消費生活が主な範囲。栄養素の種類と役割は数が多いため、語呂合わせや分類表で視覚的に整理してから問題演習に進む順番が効果的です。

③ 暗記が苦手な子に効く3つのテクニック

「暗記が苦手」と感じている多くの子に有効なのは、インプットの方法を変えることではなく、アウトプットの回数を増やすことです。

中学生の定期テストで得点につながる暗記サイクルについては、中学生の定期テスト勉強法(完全スケジュール)でも詳しく解説しています。

テクニック① 声に出して覚える(音声化)

目で見るだけの暗記より、声に出すことで記憶の定着率が上がります。用語を読み上げるだけでなく、「○○とは△△のことです」と定義文の形で音読すると、テストで使える形で記憶できます。

音楽記号や保健の用語は、繰り返し声に出すことで「見た瞬間に出てくる」状態を目指します。1日5〜10分、テスト3日前から毎日続けるだけでも大きく変わります。

テクニック② 書いて消す(反復テスト法)

ノートに用語とその意味を書いて、片方を隠して答える練習は、副教科の暗記に特に効果的です。漢字で書けるか確認することも忘れずに。美術の作家名や技術分野の専門用語は、書き取り練習を1〜2回加えるだけで格段に安定します。

テクニック③ 「なぜ?」で理由と紐づける

単語の意味が覚えられない場合、その用語が「なぜ存在するか」を調べると記憶の引き出しができます。「なぜ食物繊維が必要か」「なぜクレッシェンドは音が大きくなるのか」——こうした「理由の文脈」があると、似た用語を混同しにくくなります。

テスト前日・当日の暗記効率を高める方法については、定期テスト前日・当日の過ごし方と暗記ルーティンも参考にしてみてください。

④ テスト直前3日間のタイムプラン(副教科版)

副教科4科目を3日間で集中的に仕上げるなら、1日あたり1〜2科目ずつ回すサイクルが現実的です。

やること 時間の目安
3日前 プリント整理→用語リスト作成(保健+技術家庭) 計60〜80分
2日前 音楽記号一覧を自作→美術作品のビジュアル確認 計60〜80分
前日 4科目まとめて声出し反復+書いて消す確認 計40〜60分

「副教科に時間をかけすぎると5教科が崩れる」という心配は理解できます。ただ、内申点の観点では副教科の評定も同等の重みを持ちます。1日あたり60〜80分の集中で十分なので、計画に副教科の時間を意識的に確保することが大切です。

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かめ先生

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ちづ先生

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⑥ よくある質問(FAQ)

Q1. 副教科は何日前から勉強を始めればいいですか?

できれば3〜5日前から取り組むのが理想です。主要5教科と並行する場合は、テスト2週間前から計画に副教科の時間を30〜60分入れておき、直前3日間で集中して仕上げる流れが実践的です。

Q2. 保健体育の筆記問題はどんな範囲が出やすいですか?

学年によって異なりますが、「成長期の体の変化(第二次性徴)」「栄養素の種類と役割」「応急手当の手順」は出題頻度が高い傾向があります。授業プリントや板書のメモが範囲の中心になるため、まず手元の資料を整理してから暗記に入ることをおすすめします。

Q3. 音楽の記号がなかなか覚えられません。何か良い方法はありますか?

「記号の形」「イタリア語の名前」「意味・演奏指示」の3列表を自作して反復するのが効果的です。声に出しながら書くことで音と視覚の両方で記憶されます。テスト前日には表を見ずに答えられるか確認するのが最後のチェックになります。

Q4. 副教科で内申点を上げるために一番大切なことは何ですか?

授業中の取り組み(実技・制作への参加態度)と定期テストの両方が評価されます。実技点は日常の授業で積み上げられるため、テスト対策と合わせて普段の授業でも意欲的に取り組むことが内申点に直結します。

Q5. 副教科の勉強は家庭だけで進められますか?

基本的には授業プリントと教科書があれば家庭で進められます。ただし「覚え方がわからない」「プリントを見ても理解できない」という場合は、オンラインで相談できる講師を活用するのも選択肢です。単発・スポットで相談できる講師も多くいます。

まとめ

副教科の暗記が苦手な子に必要なのは、科目ごとの特性に合った覚え方と、テスト直前3日間で回せるシンプルな計画です。

まずこの3点を確認してみてください。

  1. プリントと教科書から「出そうな用語」を絞り込めているか
  2. 「用語の意味・理由」がセットで説明できるか
  3. 声に出す・書いて消す、のアウトプット練習ができているか

副教科は内申点に直結する重要な科目です。学校の専門機関(スクールカウンセラー等)への相談が必要な場合もありますが、定期テスト対策の部分はオンライン個別指導でも十分カバーできます。5教科との学習バランスを保ちながら、副教科の点数を安定させていきましょう。

監修者情報

坂本七郎オンライン家庭教師「まなぶてらす」代表

勉強法・受験指導の専門家。まなぶてらすを通じ、全国の子どもたちの学習支援に取り組む。

著者情報

まなぶてらす編集部オンライン家庭教師「まなぶてらす」