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「英検3級のライティング、中学生のうちの子に書けるんだろうか」「小学校では話す・聞くばかりで、英文を書いた経験がほとんどないみたい」——お子さまの英検3級受験を控え、ライティング対策に頭を悩ませている保護者の方は少なくありません。

中学生にとって英検3級のライティングは「初めて英語で意見を書く」という経験になることが多く、適切な準備をしないと白紙のまま終わってしまうケースもあります。だからこそ、「型」と「家庭での添削サイクル」を早めに身につけることが大切です。

英検3級は中学卒業程度のレベルとされ、小学高学年〜中3が主な受験層です。本記事では中学生のお子さまをお持ちの保護者の方に向けて解説します。2024年度のリニューアルに対応した試験概要・採点基準4観点・意見論述とEメール問題の書き方テンプレート・中学生が落としがちなNG例・家庭でできる添削3ステップまでを、英検指導歴の長い講師の現場目線でまとめました。

Contents

結論|英検3級ライティングは「型」を覚えれば中学生でも合格点が取れる

英検3級ライティングは、出題形式が固定されており、合格点に必要な英文構成が「型」として確立されています。そのため、難しい単語や複雑な構文を使わなくても、「型」を理解して4文程度を書ければ、合格目安に届きます。

英検3級の一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能で構成され、CSEスコア(各550点・計1650点)で判定されます。一次合格の基準スコアは1103点(およそ66.8%)で、ライティングは3技能の1つとして約3分の1のスコアを占める重要パートです。ライティングで安定して得点できれば、一次試験合格の可能性は大きく広がります。

中学生の保護者の方へ
「英文がほとんど書けない」状態でも問題ありません。多くの中学生が同じスタートラインに立っています。大切なのは「型を覚える」「型に当てはめる」「家庭で添削サイクルを回す」の3つです。本記事の後半で、家庭でできる具体的な添削手順も紹介します。

なぜ中学生にとって英検3級ライティングが「鬼門」なのか

英検3級ライティングが中学生にとって難しく感じられる最大の理由は、「英語で意見を書く」という経験そのものがほぼゼロからのスタートになるためです。小学校英語のカリキュラムは「話す・聞く」中心で設計されており、書く活動はアルファベットや短文の練習に留まっていることが多いからです。

小学校英語は「話す・聞く」中心、中学で「書く」が初体験

2020年度から小学校5・6年生で英語が「外国語科」として教科化されましたが(3・4年生は「外国語活動」として必修化)、その内容は会話・リスニング・歌・短いフレーズの音読が中心です。書く活動は「アルファベットの練習」「単語や定型表現の書き写し」など、自分で英文を組み立てる経験は限られています。

そのため、中学校で初めて「自分の意見を英語で書く」という課題に直面したとき、何から手をつけていいかわからない状態になるお子さまが多いのです。これは英語力の問題ではなく、書く経験の不足が原因です。

短文は書けても、意見を構造的に書く経験が少ない

中学1〜2年生の英語授業でも、短文の文法演習は行いますが、「意見+理由+結論」の構造で英文を組み立てる練習はあまり行われません。英検3級ライティングは、まさにこの「構造的に書く力」を問う試験です。

逆にいえば、「型」を覚えてしまえば、構造的に書くこと自体は習得可能です。型を知ることは、英作文という新しいスキルを身につける近道になります。

英検3級ライティングの試験概要(2024年度リニューアル対応)

2024年度のリニューアルで、英検3級ライティングは「意見論述問題」と「Eメール問題」の2問構成になりました。従来は意見論述1問のみでしたが、出題数が増えたぶん、出題形式の理解と「型」の習熟がより重要になっています。

意見論述問題+Eメール問題の2問構成

2024年度以降の英検3級ライティングは、以下の2問が出題されます。

問題 内容 語数の目安
意見論述問題 質問に対して自分の意見と理由2つを書く 25〜35語
Eメール問題 受け取ったメールに対して質問への答えと感想を返信する 15〜25語

どちらも「短い英文を、決まったルールに沿って書く」課題です。長文を書く必要はないため、語彙や文法の難易度は中学校英語の範囲内で十分対応できます。

採点観点は問題ごとに異なる(意見論述は4観点・Eメールは3観点)

英検3級ライティングの採点観点は、Eメール問題と意見論述問題で異なります。

問題 採点観点 配点
Eメール問題 内容・語彙・文法(3観点) 各0〜3点・計9点満点
意見論述問題 内容・構成・語彙・文法(4観点) 各0〜4点・計16点満点

各観点で問われる力は次のとおりです。

観点 問われる力
内容 質問に正しく答えられているか・理由が論理的か
構成(意見論述のみ) 意見→理由→結論の流れが明確か・つなぎ言葉が使えているか
語彙 適切な単語を選べているか・スペルミスがないか
文法 基本的な文法(時制・主語動詞の一致など)を守れているか

注目したいのは、意見論述問題では「構成」が独立した採点項目として大きな比重を持つ点です。つまり「型」に沿って書けているだけで、構成の点数は確保できます。

中学生でも書ける「合格テンプレート」|意見論述問題の4文構成

意見論述問題は、4文の「型」で書けば、構成・内容の両面で合格水準に達します。ここで紹介するテンプレートを覚えてしまえば、本番でどんな質問が出ても対応できるようになります。

英検3級 意見論述の4文構成テンプレート

① 意見:I think (that) + 自分の意見.
② 理由のリード:I have two reasons.
③ 理由1+理由2:First, ~. Second, ~.
④ 結論:That’s why I think (that) + 意見の繰り返し.

1文目:自分の意見を述べる(I think〜)

意見論述問題では、まず質問に対する自分の意見を1文で書きます。テンプレートは「I think (that) + 〜.」が基本です。賛成・反対の選択肢が示されている場合は、どちらかを選んでそのまま使えます。

2〜3文目:理由とサポートを2つ書く(I have two reasons…)

続いて、「I have two reasons.」と理由が2つあることを宣言してから、「First, 〜. Second, 〜.」で2つの理由を順番に書きます。理由は短くてかまいません。長く書こうとして文法ミスを増やすより、短くシンプルに書く方が高得点につながる傾向があります。

4文目:結論で意見を繰り返す(That’s why…)

最後に「That’s why I think (that) + 意見の繰り返し.」で締めます。1文目の意見をそのまま繰り返すだけで構いません。これで4文・25〜35語の答案が完成します。

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Eメール問題の書き方テンプレート(5行構成)

Eメール問題は、受け取ったメールに対する返信を書く形式です。こちらも「型」が決まっており、5行で書ければ十分です。

英検3級 Eメール問題の5行構成テンプレート

① 挨拶:Thank you for your e-mail.
② 共感・つなぎ:Your ~ sounds great! / I’m happy to hear ~.
③ 質問への答え:相手の質問に対する答え(具体的に1〜2文)
④ 自分の感想や追加情報:I think ~. / I want to ~.
⑤ 締めの挨拶:See you soon. / Take care.

Eメール問題では、相手のメールに含まれる「質問」に必ず答えることが採点上の最重要ポイントです。質問を見落とすと内容点が大きく下がるため、本文を読むときに「?」のついた文を必ずチェックする習慣をつけましょう。

中学生がよく落としがちなNG例3つと改善法

英検3級ライティングで中学生が失点する原因は、ほとんどが3つのパターンに集約されます。事前にこのパターンを知っておけば、家庭での練習で意識的に避けられます。

① 短すぎる(語数不足)

意見論述では25〜35語、Eメールでは15〜25語が目安です。語数が大幅に足りないと、内容・構成ともに採点対象として不十分と判断されます。

対策は単純で、「型」を全部書ききることです。4文テンプレートを最後まで埋めれば、自然に語数の目安に届きます。

② 「I think」だけで終わる(理由がない)

意見だけ書いて理由を書き忘れる、または「Because it’s good.」のような抽象的すぎる理由で済ませてしまうケースです。理由は具体的で、なるべく短い英文2つに分けて書くのが鉄則です。

たとえば「I like cats. → First, cats are cute. Second, they are quiet.」のように、中学校英語の範囲で十分対応できる単語と文法で書けます。

③ 中学校英語の文法ミス(時制・三単現のs・冠詞)

難しい構文に挑戦してミスをするより、中学1〜2年生で習う基本文法を確実に守る方が高得点につながります。とくに失点しやすいのは以下の3つです。

  • 時制のずれ(過去のことを現在形で書いてしまう)
  • 三人称単数現在のs抜け(He likes が He like になる)
  • 冠詞の抜け(a / an / the)

本番前の練習段階で、「書いた英文を声に出して読み返す」だけでも、半分以上のミスは自分で気づけます。

家庭でできる英検3級ライティング添削の3ステップ(保護者向け)

英検3級ライティングは、家庭でも簡単な添削ができます。英語が得意でない保護者の方でも、以下の3ステップでお子さまの答案をチェックすれば、大幅な得点アップにつながります。

ステップ1:語数を数える(25〜35語が目安)

まず最初にやるのは語数チェックです。意見論述は25〜35語、Eメールは15〜25語を目安に、お子さまが書いた英文の単語数を数えてみてください。

足りない場合は、「型」のどこが省略されているかを確認します。多くの場合、「理由が1つしかない」「結論文がない」などの構成抜けが原因です。

ステップ2:「型」が守れているか確認

次に、4文構成(または5行構成)の「型」が守られているかを確認します。具体的には以下の4点をチェックします。

  • 1文目に意見(I think〜)が書かれているか
  • 「I have two reasons.」のようなリード文があるか
  • First, Second, でつながれた理由が2つあるか
  • 「That’s why」で意見を繰り返す結論文があるか

ステップ3:理由が2つ書けているか確認

最後に、理由が2つ「具体的に」書けているかを確認します。「Because it is good.」のような抽象的な理由になっていないか、それぞれの理由が独立した内容になっているかをチェックしましょう。

3ステップの添削をお子さまと一緒に毎回行えば、5〜10答案で「型」が定着します。

※ 必要な機材や英検対策の進め方がわからない場合は、無料のガイダンスサービスでも相談できます。

オンライン家庭教師×英検3級ライティングの相性が良い理由

英検3級ライティングの対策は、まなぶてらすのようなオンライン家庭教師サービスとの相性が良い分野です。1対1での添削サイクルが、ライティング上達の最短ルートだからです。

1コマ50分のレッスン中に、書いた答案を画面共有でその場で見てもらい、改善案をもらえるため、「書く→添削→直す」の1サイクルが1回のレッスンで完結します。記述式の指導は、家庭学習だけでは見落としがちな細部のミスまで、講師に直接見てもらえるのが強みです。

Google Meet で行うレッスンを家族側で録画しておけば、お子さまが「先生の解説をもう一度見直したい」と感じたときに、いつでも復習できます。

級別の準備や対策手段の比較は、【2026年度版】英検対策、どこに頼ればいいの?塾・通信・オンライン家庭教師を徹底比較もあわせてご覧ください。

英検3級ライティングが得意なまなぶてらすの先生

まなぶてらすには、英検指導と英作文添削の経験が豊富な先生が多数在籍しています。ここでは、中学生の英検3級ライティング対策に対応している先生のうち、3名を紹介します。指導スタイルが異なるため、お子さまの性格や学習段階に合った先生を選べます。


キートン先生

キートン 先生

高校英語教員歴33年・延べ8,000名以上を指導したベテラン。英検5〜準1級まで対応し、進学校での大学受験英語指導22年の経験あり。本質理解を重視し、丸暗記に頼らない再現可能な知識定着を得意としています。

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Naomi先生

Naomi 先生

英検1級・TOEIC 930点・TESOL認定資格保有のオンライン講師歴10年以上。英検5級〜準1級まで対応し、英作文対策にも力を入れています。発音指導にも定評があり、土日祝中心にスケジュール公開中です。

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はまだみのる先生

はまだみのる 先生

元オーストラリア小学校教員・英検1級・TOEIC 970点。英検5〜1級対応で、英作文・ライティング指導を専門としています。25か国以上の渡航経験を活かした「楽しみながら学ぶ」スタイルで、小学生から高校生まで幅広く指導しています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 中学生が英検3級ライティングで合格点を取るには、どのくらいの英語力が必要ですか?

中学1〜2年生で習う基本文法と単語が理解できていれば、合格点の目安に届くレベルの英文は書けます。難しい単語や複雑な構文を使う必要はなく、「型」を覚えて4文構成で書けるかどうかが鍵です。

Q2. 英検3級ライティングは、いつから対策を始めるのが良いですか?

受験の2〜3か月前から「型」の練習を始めるのが目安です。最初の1か月で意見論述とEメール問題のテンプレートを覚え、残りの時間で過去問や予想問題を使って実際に書く練習を重ねましょう。

Q3. 家庭で添削するのが難しい場合、どうすればいいですか?

家庭での添削が難しい場合は、オンライン家庭教師に1対1の添削を依頼するのが現実的です。1コマ50分のレッスンで、答案を画面共有しながらその場で改善点を教えてもらえるため、効率的に上達できます。

Q4. 中学校でライティングの授業がほとんどありません。それでも合格できますか?

合格できます。英検3級ライティングは「型」さえ覚えれば、学校の授業に頼らなくても対策可能です。市販の英検3級対策問題集や、オンライン家庭教師での個別指導を併用すれば、十分間に合います。

Q5. 英検準2級ライティングへのステップアップは、どうすればいいですか?

英検3級ライティングで合格点が安定して取れるようになったら、英検準2級ライティングへのステップアップを検討しましょう。準2級では2024年度のリニューアルでEメール問題が追加され、語数も50〜60語と増えますが、3級で覚えた「型」がそのまま土台になります。

まとめ|「型」と「添削サイクル」で中学生でも合格点に届く

英検3級ライティングは、「型」を覚えれば中学生でも合格点が十分に取れる分野です。難しい単語や複雑な構文は不要で、4文構成の意見論述と5行構成のEメール返信を書ければ、必要な得点に届きます。

家庭でできる対策の柱は3つです。「テンプレートを覚える」「家庭で語数・型・理由の3ステップで添削する」「家庭での添削が難しければオンライン家庭教師に頼る」——この組み合わせで、受験2〜3か月前からの準備でも合格は十分に狙えるようになります。

英検対策の経験豊富な先生に1対1で添削してもらうのが、最短で合格に近づくルートです。塾・通信教育・オンライン家庭教師など、ご家庭のスタイルに合わせて選べるのが、まなぶてらすの強みです。

お子さまの英検3級チャレンジを、無理なく前向きに支えられる環境を、この春のうちに整えてみてはいかがでしょうか。

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この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。

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この記事の監修者

YOKOI先生

YOKOI先生(横井智洋)

英検1級・TOEIC L/R990点・中高英語教諭

実用英語技能検定1級、TOEIC L/R990点を取得。公立中学校教諭5年間、私立中高で約10年間の教職経験を持つ英語指導のプロフェッショナル。英検3級〜準1級の1次・2次試験対策で多くの合格者を輩出。特に英作文指導に定評がある。参考書・洋書700冊以上を所有し、豊富な知識に裏打ちされたレッスンを提供。

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