中学受験の直前期(12月〜1月)はどう過ごす?学校を休むか・過去問・生活リズム
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11月に入ると、塾から冬期講習や正月特訓の案内が届き、「12月からは学校を休ませる家庭もあるらしい」という話も耳に入ってきます。東京都の私立中学校の入試は、2027年2月1日以降に行われます。残る12月と1月の2か月が、いわゆる「直前期」です。
この時期に何を増やし、何を減らすかで迷うご家庭は少なくありません。
この記事では、直前期の位置づけ、学校を休むかどうかの決め方、過去問の回し方、生活リズムの整え方、伸び悩む日の過ごし方、12月〜1月の予定の立て方を、小学6年生の保護者向けに整理します。
中学受験の直前期はいつから?12月〜1月の位置づけ
首都圏の2月入試を受ける場合、直前期は12月と1月の2か月です。東京都が2026年10月に公表した「令和9年度 都内私立中学校入学者選抜実施要項」では、都内の私立中学校180校の入試は2027年2月1日以降に行われ、選抜は学力検査と面接等によるとされています。
1月に入試がある学校(いわゆる1月校・前受け)を受ける家庭は、その日から逆算して仕上げの時期が早まります。地方の学校や1月入試の学校では日程が異なるので、受ける学校の募集要項で入試日を確かめてから、2か月の予定を考えてください。
1月校を何のために受けるかは、中学受験の志望校の選び方(「1月校(前受け)は何のために受けるか」の節)で整理しています。なお、出願や願書、面接の準備はこの記事では扱いません。
直前期に学校を休むか、どう決める?
直前期に小学校を休むかどうかに、決まった正解はありません。判断の分かれ目は、休んだ時間で何をするかが決まっているかどうかです。家で過ごす時間が増えても、やることが決まっていなければ、かえって生活リズムが崩れることがあります。
迷ったときは、次の項目を親子で確かめてみてください。
| 確かめること | 見るポイント |
|---|---|
| 体調・感染症 | 学級や地域で感染症がはやっているか。本人の体調は安定しているか |
| 家で集中できるか | 大人がいない時間も、一人で決めた勉強を進められるか |
| 休んだ日の時間割 | 起きる時刻・勉強する教科・休憩を、本番の時間に合わせて決められるか |
| 学校での過ごし方 | 行事や友だちとの時間が、本人の気分転換になっているか |
| 小学校の先生との相談 | 休む場合の連絡の仕方や、宿題・提出物の扱い |
休むと決めた場合は、休む日数と期間を先に決めて、小学校の先生に伝えておきます。家で過ごす日も、起きる時刻と勉強を始める時刻は、入試の日に合わせておきましょう。
休まない場合は、朝と放課後の時間の使い方を決めておきます。学校で過ごす時間が長い分、手洗いや睡眠、食事といった体調管理を家庭で続けることが大切です。
欠席日数を入試でどう扱うか、小学校からの報告書が必要かどうかは、学校によって違います。気になる場合は、受ける学校の募集要項で確かめてください。
直前期の過去問はどう回す?
直前期は焦りから、書店で問題集を買い足したくなる時期でもあります。しかし、新しい教材に手をつけると、終わらないまま本番を迎えて不安が増えることがあります。この時期は新しい問題集や新しい範囲には手を広げないことが原則で、過去問は第一志望を軸に「受ける順」と「解く回数」を先に決めてから進めます。
何をやればいいか迷ったときは、塾や家庭教師の先生に、残りの期間でやる内容を決めてもらうのも一つの方法です。
- 受ける学校を入試日の順に並べ、学校ごとに残っている年数を一覧にする
- 本番と同じ時間、できれば同じ時刻に、時間を計って解く
- 解き直しは、落とした問題のうち「次は取れる問題」に絞る
- 点数は記録しておき、合格最低点との差がどの教科で開いているかを見る
解いた後の直し方が分からない場合は、中学受験の過去問演習で点数が伸びない原因と解き直し法で、間違い直しの型を紹介しています。
過去問の解説や苦手の補強を、先生に相談してみませんか?
まなぶてらすでは、先生を自分で選び、1回ごとにレッスンを予約できます。入会金0円・月会費なしです。
※ 先生のプロフィールや口コミは、登録しなくても見られます。
生活リズムを本番の時間に合わせるには?
入試の開始時刻に頭が働くように、12月のうちから起きる時刻を本番の日に近づけていきます。夜遅くまで勉強する習慣があるなら、夜の時間を削って朝に回すことを考えてみてください。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、小学生は9〜12時間を参考に睡眠時間を確保することをすすめています。あわせて、朝は太陽の光を浴びて朝食をしっかりとり、夜ふかしを習慣にしないことも挙げています。
起きる時刻は、一度に大きく変えると体がついていきません。1週間ごとに少しずつ早めていくと、1月に入るころには本番の時間で動けるようになります。朝食の時刻もそろえておくと、入試当日の朝もふだんどおりに過ごしやすくなります。
体調管理では、手洗い・うがいに加えて、家族全員で生活リズムを合わせることが助けになります。本人だけが早く寝ようとしても、家の中が遅くまでにぎやかでは寝つけません。
直前期のスランプ・伸び悩みの日はどうする?
前回より10点下がった、得意だった算数で時間が足りなかった――。直前期に過去問や模試の点数が上下するのは、珍しいことではありません。予定を詰め込みすぎず、「7〜8割できればよい」と考えて余白を残しておくと、崩れた日にも立て直しやすくなります。
この時期は緊張から、よく眠れない、食事がのどを通らない、理由もなくイライラするといったことも起こります。そうした日があることを前提に、その日は量を減らして、できたことを確かめるだけでもかまいません。
親ができるのは、点数そのものより、その日にやると決めたことができたかどうかを一緒に見ることです。「昨日より一問多く解けた」といった小さな前進を言葉にして伝えると、本人も次の日に向かいやすくなります。
子どもが机に向かわない日が続く場合は、量や難しさが今の状態に合っていないこともあります。叱って時間を延ばすより、最初の10分でできる計算や漢字から始めるなど、取りかかりやすい形に予定を組み替えてみてください。直前期でも、苦手を絞って直した分は本番の得点につながります。
点数を見て親のほうが不安になってしまうときの気持ちの整え方は、中学受験の10月、親がイライラしたときの声かけと接し方で取り上げています。
12月〜1月の予定はどう立てる?
まず塾の予定を書き込み、空いた時間に過去問と苦手の補強を割り振ります。塾の冬期講習や正月特訓がある場合は、塾の予定を優先し、家庭の予定はその間を埋める形にすると、無理が出にくくなります。
首都圏の2月入試を受ける場合の一例です。1月校を受ける家庭や、地方の学校を受ける家庭は、入試日に合わせて前にずらしてください。
| 時期 | 主な内容(一例) |
|---|---|
| 12月前半 | 受ける学校の過去問の残りを一覧にする。起きる時刻を少しずつ早め始める |
| 12月後半(冬休み) | 塾の講習の合間に、第一志望の過去問を本番と同じ時間で解く。年末年始の休養日も先に決めておく |
| 1月前半 | 1月校を受ける場合は、その結果を見て苦手の補強に絞る。生活は本番の時刻で動く |
| 1月後半〜入試前 | これまで解いた問題の解き直しと、計算・漢字など毎日の確認を続ける |
冬期講習をどこまで取るか迷っている場合は、冬期講習は必要?費用の考え方と申し込み前に決めておきたいことも参考になります。
中学受験の直前期を支える、まなぶてらすの先生
まなぶてらすの中学受験のオンライン家庭教師では、先生を自分で選んで1回ごとに予約できるので、志望校の過去問の解説だけや苦手な教科の補強だけをお願いする使い方もできます。レッスンはGoogle Meetで、基本は1コマ50分です。
中学受験の直前期の指導をしている先生を紹介します。

やま 先生
教育業界歴27年の現役塾講師。中学受験・高校受験・大学受験の指導経験が豊富で、公立中高一貫校の適性検査にも対応しています。勉強のやり方や習慣のどこに問題があるかを見つけ、「わかる」から「できる」に変えていく指導をしています。

あかり 先生
指導歴25年余り、国語の記述問題に強い先生。進学塾の集団授業や個別指導、大手予備校での帰国子女入試の指導を経験し、中学受験・高校受験の指導を熟知しています。同じ解き方で繰り返し練習し、一人でも記述が書ける力を育てます。
先生との相性は、プロフィールだけでは分からない部分もあります。直前期は時間が限られるので、まずは1回受けてみて、お子さんが質問しやすいかどうかを確かめてから、続けるかどうかを決めてください。
よくある質問
Q. 直前期は1日何時間勉強すればいいですか?
何時間という決まった目安はありません。塾の予定や学校に行くかどうかで、使える時間は家庭ごとに違います。時間の長さより、睡眠時間を確保したうえで、その日にやると決めた内容を終えられるかを基準にしてください。
Q. 冬休みは学校の宿題もやるべきですか?
学校の宿題は、提出が必要なものから先に済ませておくと安心です。量が多くて受験勉強を圧迫する場合は、冬休みに入る前に小学校の先生に相談しておくと、扱いを確かめられます。
Q. 直前期でも成績は伸びますか?
伸びる余地はあります。過去問で落とした問題のうち次は取れる問題を直していくと、得点に結びつきやすくなります。どこを直すか迷うときは、塾や家庭教師の先生に優先順位を決めてもらってください。
Q. 直前期に家庭教師を頼むのは遅いですか?
直前期からでも、過去問の解説や苦手な単元の補強など、目的を絞って頼む使い方ができます。初めての先生の場合は、1回目に何をお願いしたいかを具体的に伝えると、限られた時間を有効に使えます。
Q. 入試前日はどう過ごせばいいですか?
これまで使ってきたノートやまとめを見直す程度にとどめます。持ち物と当日の移動経路を確かめ、ふだんどおりの時刻に寝るようにしてください。
まとめ
首都圏の2月入試を受ける場合、直前期は12月と1月の2か月です。この時期は新しいことを増やすより、これまでの勉強を本番の時間と形に整えることを優先します。
学校を休むかどうかは、休んだ時間で何をするかが決まっているかで判断し、過去問は受ける順と回数を先に決めて進めます。生活リズムは起きる時刻を少しずつ本番の日に近づけ、伸び悩む日があることも前提にして、予定に余白を残しておきましょう。
参考文献
この記事の著者
まなぶてらす編集部
「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。
この記事の監修者
坂本七郎
まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント
5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。


