2学期の中だるみ、わが子もそろそろ…?と感じたら読む9月末の話
※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます
「2学期の最初は頑張っていたのに、最近また勉強しなくなってきた」——9月も終わりに近づくと、そんな変化に気づく保護者の方が増えます。
この記事では、10月に失速が起きる原因と、9月末のうちに家庭でチェックできるサインを解説します。すでに立て直しの手順に興味がある方は、2学期スタートの立て直し|夏休み明けに勉強しない子への声かけと最初の2週間の過ごし方もあわせてご覧ください。
なぜ10月に「中だるみ」が起きやすいのか
10月の失速には、9月とは違う3つの原因が重なっています。
行事が終わった後の反動
運動会や文化祭など、9月から10月にかけての行事に向けて張り詰めていた緊張が、行事の終了とともに一気に緩みます。目標にしていたものがなくなると、勉強に向かう理由も一時的に見えにくくなることがあります。たとえば、運動会のリレー選手に選ばれて毎日居残り練習をしていた子が本番の翌週から「今日は疲れたから休みたい」と言う日が急に増えたり、文化祭の合唱コンクールに打ち込んでいた子が本番後にぱたっと机に向かわなくなったりするのは、よくあるパターンです。
単元の難化
2学期の後半は、多くの教科で単元が難しくなる時期にあたります。「わかったつもり」で進んでいた部分が、急につまずきに変わることで、勉強そのものへの苦手意識が強まりやすくなります。たとえば中学2年生であれば、数学の連立方程式の文章題や英語の不定詞・動名詞の使い分けあたりから急に「わからない」が増え始めます。小学生でも、算数の割合や比といった単元は、それまでの計算問題と違って一段階抽象的な考え方が必要になるため、つまずきが目立ちやすくなります。
中間テスト後の気の緩み
中間テストが終わった直後は、結果が良くても悪くても「一段落した」という気持ちから、次の目標が定まらない期間になりがちです。次の期末テストまでの距離があるぶん、切り替えが遅れやすいタイミングでもあります。80点取れた子は「もう十分頑張ったから、しばらくゆっくりしたい」と気が緩みやすく、60点だった子は「次もどうせこんなものだろう」と投げやりになりやすい——結果の良し悪しにかかわらず、次の目標が定まりにくいのがこの時期の特徴です。
9月末にチェックしたい3つのサイン
10月に入ってから対処するより、9月末の段階で兆候に気づけると、立て直しにかかる負担が小さくて済みます。次の3つを、9月の終わりに親子で振り返ってみてください。
9月末チェックリスト
帰宅してから机に向かうまでの「間」が9月上旬より延びていないか確認してみましょう。たとえば9月上旬は帰宅後15分ほどで机に向かっていたのに、今はテレビやスマホを30分以上見てからでないと取りかからない、といった変化がないか見てみてください。
行事や部活を理由にした休みの申告が、以前より頻繁になっていないか確認してみましょう。部活や行事の後だけでなく、特に予定のない日にも「疲れた」が出るようになっていないか、口実の中身にも注目してみてください。
中間テスト前と比べて、机に向かう時間そのものが短くなっていないか確認してみましょう。中間テスト2週間前は毎日30分机に向かっていたのに、今週に入ってからゼロの日が続いている、といった目に見える変化が目安になります。
チェックで気になる点があったら——まずはこの3つから
サインに当てはまるものがあっても、いきなり大きく手を加える必要はありません。まずは次の3つのうち、取り組みやすいものから始めてみてください。
行事が終わった日に、次の小さな目標を1つだけ決めましょう。目標が空白にならないようにするだけで、切り替えが早くなります。「今日は数学のワーク2ページだけ」「明日は漢字10個だけ」など、達成できたと本人が実感できるレベルで十分です。
難しくなった単元は、その日のうちに「どこで止まったか」だけメモしておきましょう。後でまとめて見直すときの手がかりになります。「連立方程式の文章題で式は立てられたが計算でミスした」のように一言で構いません。
テスト後の1週間は、勉強時間を元に戻す日をあらかじめ決めておきましょう。なんとなく緩めるのではなく、期限を区切ります。「テストの翌週の月曜日から」のように、あらかじめ日付を決めておくと先延ばしを防げます。
これらをさらに詳しく進める手順については、2学期スタートの立て直し|夏休み明けに勉強しない子への声かけと最初の2週間の過ごし方で、小さな目標の決め方・学習時間の戻し方・声かけのコツまで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
中学生の部活と重なる時期はこちら
中学生の場合、この時期は部活動の新チーム始動とも重なりやすく、事情がさらに複雑になります。詳しくは2学期は部活も本格化!新チーム始動と最初の中間テストが重なる時期の乗り切り方で解説していますので、あわせてご覧ください。
中だるみのサインに気づいたときに相談できる、まなぶてらすの先生を紹介します
ここでは、成績の停滞やモチベーションの変化に気づきやすい3名の先生を紹介します。

じゅんじ 先生
「ワークはやっているのに点が取れない」原因の整理が得意な数学講師。暗記に頼らず、考え方から整理し直す指導で、停滞の原因を見極めます。

はなこ 先生
指導歴30年以上のベテラン。小学生から高校生まで幅広い学年に対応し、つまずきの原因を丁寧に見極める指導に定評があります。
中だるみ、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です
「まなぶてらす」の無料体験レッスンなら、お子さんの様子に合わせた立て直し方を先生と一緒に探せます。
※オンラインで完結します。使用ツールは Google Meet です。
よくある質問
Q. 中だるみは誰にでも起きるものですか?
程度の差はありますが、行事や中間テストの後は多くのお子さんに見られる自然な変化です。特別なことではないと捉え、早めに気づくことを優先してください。
Q. 9月末の時点で何も当てはまらなければ大丈夫ですか?
その時点で問題がなくても、10月に入ってから兆候が出ることもあります。中間テスト後や行事の直後に、改めて様子を確認してみてください。
Q. すでに10月に入って中だるみが起きている場合はどうすればいいですか?
9月末のチェックと同じ視点で構いません。気づいた時点から、小さな目標を1つ決めるところから始めてください。詳しい立て直し方は関連記事の「2学期スタートの立て直し」で解説しています。
Q. 中学生の部活と重なっている場合、優先すべきことは違いますか?
部活動特有の事情(新チーム発足など)が絡む場合は、通常の中だるみ対策だけでは足りないことがあります。関連記事の「2学期は部活も本格化!」もあわせてご確認ください。
まとめ
2学期の中だるみは、行事の反動・単元の難化・中間テスト後の気の緩みという3つの原因が10月に重なって起きます。9月末のうちに「宿題の着手」「疲れたの頻度」「テスト前の準備時間」の3つをチェックし、気になる点があれば小さな一歩から立て直してみてください。それでも家庭だけでは難しいと感じたときは、まなぶてらすの先生に相談してみるのも一つの選択肢です。
関連記事
この記事の著者
まなぶてらす編集部
「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。
この記事の監修者
坂本七郎
まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント
5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。


