※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます

11月3日(火・祝)は、年長から小学6年生までが無料で受けられる「全国統一小学生テスト」の実施日です。学校や塾の枠をこえて、全国の子どもが同じ問題を一斉に解きます。

案内を見て「塾に通っていないのに受けてもいいのかな」「結果が悪かったら、かえって自信をなくさないか」と迷うご家庭は少なくありません。受けるかどうかも、受けたあとの使い方も、家庭ごとに決めてよいテストです。

坂本七郎
坂本七郎
このテストは、点数そのものよりも「どこでつまずいているか」を知る材料として使うと、そのあとの家庭学習に生きてきます。

この記事では、申し込みの流れから当日の準備、成績表の見方、結果を家庭学習に活かす方法までを、保護者の目線で順に整理します。

全国統一小学生テストとは?対象学年・科目・受験料

全国統一小学生テストは、四谷大塚が主催し、年長から小学6年生までが無料で受けられる全国規模のテストです。年2回実施されており、2026年秋は11月3日(火・祝)に全国の会場で一斉に行われます。

学年によって、受ける科目と解答のしかたが変わります。四谷大塚の公式サイトに掲載されている内容を表にまとめました。

学年 科目 時間・配点 解答形式
年長 算数・国語の融合型問題 30分・100点 記述式
小1・小2 算数・国語 各30分・計300点 記述式
小3 算数・国語 各35分・計300点 マークシート式
小4 算数・国語・理科・社会 計500点(9時開始・12時10分終了が目安) マークシート式
小5・小6 算数・国語・理科・社会 計500点(9時開始・12時30分終了が目安) マークシート式

受験者はこれまでにのべ445万人以上にのぼります。会場で実施するテストのため、自宅からのオンライン受験はできません。

小学3〜6年生の成績上位者は、11月29日(日)に東京で開かれる「決勝大会」に無料で招待されます。ただし、小3は2教科、小4〜6は4教科を受けていることが条件です。

・対象は年長〜小学6年生、受験料は無料
・2026年秋は11月3日(火・祝)実施。オンライン受験はなし
・小1・小2は記述式、小3からマークシート式に変わる
・決勝大会の招待は、小3は2教科・小4〜6は4教科の受験が条件

塾に通っていない子も受ける意味はある?

塾に通っていないご家庭ほど、受ける意味は大きいといえます。ふだんの学校生活では、全国の同学年の中で、わが子がどのあたりにいるのかを知る機会がほとんどないからです。

学校のテストは、習ったばかりの単元から出題されることが多く、満点も取りやすいつくりです。一方、全国規模のテストは範囲が広く、初めて見る形の問題も出ます。学校のテストでは90点台が続いている子が、ここでは思ったより点が取れないというのはよくあることです。それは力がないという意味ではなく、「初見の問題に対応する力」がまだ育っている途中だということです。

受ける前に、家庭で「今回は何のために受けるのか」を一つ決めておくと、結果に振り回されにくくなります。目的ごとに、成績表で注目するところも変わります。

受ける目的 成績表で注目するところ
今の位置を知りたい 偏差値・全国順位・都道府県別順位
苦手な分野を見つけたい 領域別成績(分野ごとの得点)
テストの形式に慣れたい 時間内に解き終えたか・マークのずれはなかったか
中学受験を考え始めている 4教科のバランス・小6は志望校判定

中学受験を考え始めた段階で「塾に入るのが遅れたかもしれない」と不安な場合は、5年生から中学受験を始める家庭の進め方も判断の材料になります。

申し込みはいつまで?会場の選び方と申し込みの流れ

申込締切は、全会場で一律に決まっているわけではありません。会場ごとに受付の状況が違うため、受けると決めたら、早めに申し込んでおきましょう。

2026年9月29日時点で、四谷大塚の公式サイトには全会場に共通する申込締切日の記載はありません。会場は四谷大塚の直営校舎のほか、提携塾や公認会場塾なども含めて全国約2,600か所にあります。希望する会場の受付状況は、申込ページで確認してください。

ステップ1:公式サイトで会場を選ぶ

四谷大塚の公式サイトの申込ページから、希望する会場を選びます。近くに複数の会場があれば、自由に選べます。

ステップ2:必要事項を入力する

学年や保護者の連絡先などを入力します。入力内容は、申込後に届く案内と照らし合わせられるよう控えておきます。

ステップ3:受験票と会場の案内を確認する

集合時刻、持ち物、成績表の受け取り方を確認します。成績表は受験した塾で返却される形なので、受け取りの日時や方法をこの段階で見ておくと、あとで慌てずに済みます。

会場は「家から近い」だけで選ぶと、当日に思わぬ負担が出ることがあります。次の3点も合わせて確認しておきましょう。

確認すること 理由
移動時間と交通手段 祝日の朝は、ふだんと電車の本数が違うことがあります。低学年は付き添いも必要です
実施の時間帯 集合時刻は受験票と会場の案内で確認し、習い事や家族の予定との重なりを先に見ておきます
成績表の受け取り方 受験した会場(塾)で受け取るため、返却日に通えるかどうかも確認しておきます

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当日までに何を準備する?学年別のポイント

特別な対策は必要ありません。準備しておきたいのは、解答の形式に慣れることと、当日の流れを親子で知っておくことの2つです。

とくに気をつけたいのが、記述式からマークシート式に変わる小学3年生です。問題は解けているのに、マークする欄が1つずれて点を落とすことがあります。

学年 準備のポイント
年長・小1・小2 解答欄に答えを書く練習と、30分座って取り組む経験。名前をていねいに書くことも確認します
小3 マークシートの塗り方と、問題番号とマーク欄がずれていないかを確かめる習慣
小4〜小6 4教科で約3時間。解けない問題は飛ばして先に進む、最後の数分で見直す、といった時間の使い方

持ち物は、公式サイトで次のものが案内されています。前日の夜に、親子で一緒にそろえておきます。

・受験票
・Bか2Bのえんぴつと消しゴム
・塾の生徒証(持っている人のみ)
・カーディガンなど、体温を調節できる服

当日、保護者向けには試験時間中に父母会が予定されています。子どもを会場に送ったあとの過ごし方も、あらかじめ決めておくとよいでしょう。前日はいつもどおりの時間に寝て、朝食をとってから出かけることが、いちばんの準備になります。

成績表はどこを見る?偏差値・順位・領域別成績の読み方

成績表でまず見てほしいのは、偏差値よりも「領域別成績」です。偏差値は全体の中での位置を示す数字ですが、次に何を勉強すればよいかを教えてくれるのは、領域別成績のほうです。

成績表は最短でテスト実施から8日後に、受験した塾で返却されます。公式サイトによると、成績表には次の項目が載ります。

項目 見方のポイント
全国順位・都道府県別順位 受験者の中での位置。1回の順位で一喜一憂せず、次回との比較に使います
偏差値 平均が50。受けている集団がちがう別のテストの偏差値とは、そのまま比べられません
領域別成績 分野ごとの出来。苦手がどこにあるかが分かります
講評・解答解説・テスト結果分析 解き直しに使います。問題用紙と一緒に保管しておきます
志望校判定(小6のみ) 1回の判定で志望校を変えず、これまでの模試や、このあと受ける模試の結果と合わせて見ます

成績表を受け取った日は、点数や順位の話から始めないのがおすすめです。「この問題、よく最後まで考えたね」「ここは解けていたね」と、取れていたところから声をかけます。子どもにとっては、テストを受け切ったこと自体が一つの経験です。

6年生で志望校判定が気になる場合は、偏差値だけで決めない志望校の選び方で、判定の数字と学校選びの軸の関係を整理しています。

結果を家庭学習にどう活かす?解き直しの3ステップ

間違えた問題を全部解き直す必要はありません。「あと少しで取れた問題」から手をつけるほうが、短い時間で力につながります。

ステップ1:間違いを3つに分ける

間違えた問題を「ケアレスミス」「時間が足りなかった」「習っていない・分からない」の3つに分けます。問題用紙に色の違う印をつけるだけで十分です。

ステップ2:あと少しの問題を1週間で解き直す

ケアレスミスと時間切れの問題は、落ち着いて解けば取れる問題です。1日2〜3問ずつ、1週間ほどで解き直します。テストの記憶が残っているうちに取り組むのがポイントです。

ステップ3:分からない単元は学年をさかのぼる

「習っていない・分からない」問題は、その単元の手前でつまずいていることがあります。割合が分からない場合は、小数や分数の計算まで戻って確かめます。

学年ごとにつまずきやすい単元は、2学期の算数でつまずきやすい単元の学年別マップで確認できます。中学受験の勉強を進めている5・6年生は、点数が伸びないときの解き直しの方法も、そのまま全国統一小学生テストの復習に使えます。

家庭だけで解き直しを見るのが難しいときは、苦手な単元にしぼって先生に見てもらう方法もあります。成績表と問題用紙があれば、どこでつまずいたのかを先生と一緒に確かめられます。

テストの結果をもとに相談できる、まなぶてらすの先生

まなぶてらすは、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。先生を自分で選んで1回ごとに予約できるので、テストで見つかった苦手単元だけを見てもらう使い方もできます。レッスンはGoogle Meetで、基本は1コマ50分です。

全国規模のテストや模試の結果を、次の学習につなげる指導をしている先生を紹介します。


にらづか先生

にらづか 先生

大手学習塾で教室責任者も務めた、指導歴45年のベテラン。小学生の算数・理科(私国立中学受験にも対応)。塾に通わずに受験を目指す子の指導にも、他塾の補完にも対応しています。

口コミ:「物腰が柔らかく、保護者からの相談にも真摯に向き合ってくださいました。また、今の時期に必要な学習の方向性を具体的に示していただき、親子共々進むべき道が明確になりました。」

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くろまる先生

くろまる 先生

小学生の補習から中学受験まで、全科目を幅広く指導。小学生の補習全科・中学受験全科・公立中高一貫校の適性検査対策に対応しています。成績が伸び悩んでいる子の立て直しも得意です。

口コミ:「中学受験の算数を教えて頂きました。授業内容はもちろんですが、子どもの勉強に向かう気持ちを整えてくださったり、親の重い相談にも乗って頂き、受験期の辛い時期、本当に先生に支えて頂きました。その結果、模試の持ち偏差より高い学校に合格することができました。」

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むらかわ先生

むらかわ 先生

四谷大塚での指導経験もある、中学受験の算数・理科の講師。小学4〜6年生に対応し、偏差値50以上の子の指導を強みとしています。学習スケジュールの設計や宿題の選定まで、まとめて相談できます。

口コミ:「先生からヒントをもらいながら自力で解くスタイルが子どもには合っており、子どもが解法を話したり共有画面に書き込んだりとテニスのラリーのように楽しんでいたのが印象的です。おかげ様で算数には自信を持って取り組むことができ、6年生の模試はS70前後を毎回取れるようになりました。」

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先生との相性は、プロフィールや口コミだけでは分からない部分もあります。実際に話してみて、お子さんが質問しやすいかどうかを確かめてから、続けるかどうかを決めてください。

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よくある質問

Q. 塾に通っていなくても全国統一小学生テストは受けられますか?

受けられます。年長から小学6年生までであれば、塾に通っているかどうかに関係なく無料で申し込めます。会場は公式サイトから好きな場所を選べます。

Q. 申し込みの締切はいつですか?

2026年9月29日時点の公式サイトには、全会場に共通する締切日の記載はありません。会場ごとに受付の状況が違うため、受けると決めたら早めに申込ページで希望の会場を確認し、申し込んでおきましょう。

Q. 自宅からオンラインで受けることはできますか?

できません。全国統一小学生テストは会場での実施のみで、オンライン受験は行われていません。

Q. 成績表はいつ、どこで受け取れますか?

最短でテスト実施から8日後に、受験した塾で返却されます。受け取りの日時や方法は会場ごとに異なるため、申し込みの際に確認しておいてください。

Q. 結果が悪かったとき、子どもにどう声をかければいいですか?

点数や順位の話から始めず、取れていた問題や最後まで考えた問題から声をかけるのがおすすめです。そのうえで、ケアレスミスや時間切れで落とした問題を一緒に解き直すと、テストが次の学習につながる経験になります。

まとめ

全国統一小学生テストは、年長から小学6年生までが無料で受けられ、全国の中でのわが子の位置と、苦手な分野を知ることができるテストです。申込締切は会場ごとに違うため、受けると決めたら早めに申し込み、会場までの移動や成績表の受け取り方も確かめておきましょう。

結果が返ってきたら、偏差値よりも領域別成績を見て、「あと少しで取れた問題」から解き直します。1回のテストを、次の1か月の家庭学習の計画に変えることが、このテストをいちばん生かす使い方です。家庭で見きれない単元は、学校の先生に授業での様子を聞いてみたり、オンラインの先生に単元をしぼって相談したりと、周りの力も借りながら進めてください。

参考文献

この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。

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この記事の監修者

坂本七郎

坂本七郎

まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント

5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立。

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