※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます

答案が返ってきた日のことを思い出してみてください。お子さんは点数を見て一喜一憂し、答案をカバンの奥にしまって、それで終わり——多くのご家庭で、こんな光景が繰り返されています。

国立教育政策研究所の「全国学力・学習状況調査」では、家庭で学校の授業の復習をしている子どもほど平均正答率が高い傾向が、毎年のように示されています(出典:文部科学省・国立教育政策研究所「全国学力・学習状況調査」)。学習科学の世界でも、解き直しのように「思い出して書き出す」学習は、読み返すだけの学習より定着しやすいことが知られています(テスト効果)。

この記事では、点数を上げる「テスト直し(見直し)」の具体的な手順と、いつ・どれくらいやればいいのか、そして一人だと続かないお子さんへの関わり方までを、現場の視点で整理します。

坂本七郎
坂本七郎
こんにちは、まなぶてらす代表の坂本です。テストの点数を次に伸ばせるかどうかは、勉強している最中よりも、答案が返ってきた「あと」に何をするかで決まる場面が少なくありません。

① なぜ「テスト直し」で差がつくの?返却後の見直しが点数を変える理由

テストは、お子さんの弱点が一覧になった「宝の地図」です。点数を確認して終わりにしてしまうと、その地図を捨てているのと同じことになります。

長年の指導の中で見えてくるのは、伸びる子と伸び悩む子の差が、テスト前の勉強量よりも「返却後の動き」に表れるという事実です。同じ60点でも、間違えた40点分を放置する子と、その40点を一つずつ丁寧に分解していく子とでは、次のテストで開く差が大きくなります。

テスト直しが効くのは、間違えた問題が「自分専用の弱点リスト」になっているからです。本やワークの問題は全員共通ですが、テストの誤答はお子さん一人ひとり違います。だからこそ、ここを起点にした学習は効率がよいのです。

授業で「わかった」と感じても、テストで点になるとは限りません。「わかる」「できる」「点になる」は別の段階で、その間には思い出して書き出す練習が必要です。テスト直しは、この「できる」「点になる」を一気に近づける作業だと考えてください。

テスト本番までの勉強の進め方そのものに不安がある場合は、2週間前から始める定期テスト勉強法も合わせて読むと、準備から見直しまでの流れがつながります。

② テスト直しと普段の復習は何が違う?

普段の復習が「習った範囲を広く固める」作業なら、テスト直しは「間違えた一点を深く掘る」作業です。両方とも復習ですが、目的と進め方がまったく違います。

毎日の予習・復習で全体の土台をつくり、テスト直しでその穴を埋める——この役割分担を意識すると、限られた時間を無駄なく使えます。

普段の復習 テスト直し(見直し)
目的 習った範囲を広く定着させる 間違えた一点を深く掘り下げる
教材 教科書・ワーク全般 返ってきた答案そのもの
タイミング 毎日・毎週こまめに 返却後すぐ+次のテスト前
得られるもの 全体の底上げ 弱点のピンポイント補強

予習と復習の全体像から整えたいときは、家庭学習の予習・復習のやり方が参考になります。テスト直しは、その復習の中でも「もっとも費用対効果が高い一手」だと位置づけてください。

③ 点が上がるテスト直しのやり方は?4ステップで解説

テスト直しは「赤ペンで答えを写す」ことではありません。間違えた理由を見極めて、もう一度自力で解けるところまで持っていく——この4ステップで進めます。

STEP1:間違いの「原因」を3つに仕分ける

まず、誤答を次の3種類に分けます。原因が違えば、打つ手も変わるからです。

  • ケアレスミス:わかっていたのに書き間違えた・計算を間違えた
  • 時間不足:解けたはずだが時間が足りなかった
  • 理解不足:そもそも解き方がわからなかった

この仕分けをするだけで、「何を直せばいいか」がはっきりします。

原因 主な対策
ケアレスミス 見直しの手順を決める・字を丁寧に・途中式を残す
時間不足 解く順番を変える・基礎問題のスピードを上げる
理解不足 教科書の該当箇所に戻る・類題で解き方を固める
STEP2:何も見ずに「解き直す」

答えを写すのではなく、解説を一度読んで閉じ、もう一度自分の手で解きます。ここで「思い出して書き出す」ことが、定着につながります。

STEP3:似た問題(類題)をもう1問解く

解き直せたら、教科書やワークから似た問題を1問選んで解きます。「もう一度出ても解ける」状態になって、はじめてテスト直しは完了です。

STEP4:次回に向けたメモを1行残す

「途中式を書く」「英単語は前日に確認」など、次のテストで気をつけることを1行だけ書き留めます。この積み重ねが、次の答案を変えていきます。

④ テスト直しはいつ・どれくらいやればいい?

直しの効果を最大にするコツは、「一度で終わらせず、間隔をあけて2〜3回触れる」ことです。人の記憶は時間とともに薄れるため、間隔をあけて思い出すほど定着しやすくなります。

おすすめのリズムは次のとおりです。

タイミング やること
返却された当日〜翌日 原因の仕分けと、間違えた問題の解き直し
その週末 解き直した問題を、もう一度何も見ずに解く
次のテスト2週間前 前回の誤答メモを見返し、同じミスを潰す

一度に何時間もかける必要はありません。返却当日の30分と、週末の15分。これだけでも、放置するのとは大きな差が生まれます。復習のタイミングをもっと詳しく知りたい方は、復習の黄金タイミングを解説した記事も参考になります。

⑤ 見直しが続かないのはなぜ?親の関わり方とつまずきポイント

テスト直しが続かない最大の理由は、やり方を知らないことではなく、「一人で習慣にするのが難しい」ことにあります。正しい手順を伝えても、それを毎回一人で回せるお子さんは多くありません。

ご家庭でできる関わり方として、まずは「点数」ではなく「直したかどうか」に注目して声をかけてみてください。「何点だった?」より「どこを直した?」のほうが、お子さんは答案に向き合いやすくなります。間違いを責められる場だと感じると、答案を見せたがらなくなるものです。

つい言ってしまいがちですが、「なんでこんな間違いを」という言葉は逆効果になりやすいものです。間違いは弱点が見つかったサインだと、まずは保護者の側がとらえ直すと、家庭の空気が変わります。

とはいえ、毎回の声かけや進み具合の管理を保護者がすべて担うのは、現実には大きな負担です。「親が言わないとやらない」「言うと険悪になる」という板挟みに悩むご家庭は少なくありません。こうしたときに、親でも塾の先生でもない第三者が、計画と振り返りだけを伴走するという選択肢があります。

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⑥ 自習の振り返りを習慣にする「HS+」という選択肢

まなぶてらすの「HS+(ホームスクールプラス)」は、教科を教えるのではなく、「学び方と振り返りを一緒に設計する」コーチングサービスです。まさにテスト直しのような、振り返りを習慣にする場面で力を発揮します。

まなぶてらすは、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。その中でHS+は、通常の教科指導とは役割が異なります。

通常のオンライン個別指導 HS+(ホームスクールプラス)
主な内容 教科の解説・問題演習 学習計画・振り返り・修正
1回あたり 60〜90分 15〜20分
主人公 先生が教える 生徒が自分で考える

HS+で講師が担うのは、やることの整理、計画づくりと振り返り(PDCA)、小さな目標設定の3つです。教科そのものを教えるわけではないため、通っている塾や他の先生との併用が前提になっています。テスト直しを「やったほうがいいのはわかるけれど続かない」というお子さんにとって、毎週の振り返りを約束する相手がいることは、大きな後押しになります。

HS+を定期テスト対策に使った実際の様子は、HS+実践レポート(定期テスト対策編)で具体的に紹介しています。

テスト直しの伴走が得意なHS+対応講師

ここでは、学習計画とお子さんへの伴走を得意とするHS+対応講師を紹介します。相性は実際に話してみないとわからない部分も大きいため、最終的には無料体験で確かめることをおすすめします。


たろー先生

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学習計画の立案と日々の伴走を行うHS+(自習コーチング)対応の講師。マイペースなお子さんに合った進め方を提案します。

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マナ先生

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元小・中学校教員。週次ミーティングで宿題の見直しとミニテストを伴走。特別支援・不登校・海外在住にも対応します。

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みお先生

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⑦ よくある質問

Q. テスト直しは、間違えた問題を全部やり直すべき?

すべてを完璧にやり直す必要はありません。まずは「あと少しで解けた問題」と「基礎的なのに落とした問題」から手をつけると、効率よく点数につながります。難しすぎる問題は後回しでかまいません。

Q. 答えを赤ペンで写すだけではだめ?

写すだけでは「やった気」になりやすく、定着しにくい傾向があります。解説を一度読んで閉じ、何も見ずにもう一度自分で解くところまで進めると、力になります。

Q. 何の教科からやればいい?

配点が大きく、積み上げが効く数学・英語から始めると効果を感じやすいです。暗記科目は、間違えた用語を次のテスト前にもう一度確認する形でも十分です。

Q. 親はどこまで手伝えばいい?

答えを教える必要はありません。「どこを直した?」と声をかけ、直したことを認める。この関わりだけでも、お子さんが答案に向き合う回数は増えます。

Q. テスト直しが続きません。どうすればいい?

一人で習慣にするのが難しいのは自然なことです。曜日と時間を決める、誰かと一緒に確認するなど、仕組みで支えると続きやすくなります。HS+のように第三者が振り返りを伴走する方法も選択肢になります。

まとめ

定期テストは、返ってきてからが本番です。点数に一喜一憂して答案をしまうのではなく、間違えた問題を「自分専用の弱点リスト」として使うことで、次の点数は変わっていきます。

最後に、今日から試せる順番を整理します。

  1. 間違いの原因を「ケアレス・時間不足・理解不足」の3つに仕分ける
  2. 答えを写さず、何も見ずに解き直す
  3. 似た問題を1問解いて「もう一度出ても解ける」状態にする
  4. 返却当日・週末・次回2週間前の3回に分けて触れる

そして、「やり方はわかったけれど一人だと続かない」と感じたら、それは決して珍しいことではありません。学校・塾・家庭の役割を整理しながら、家庭学習の振り返りを習慣にする手段として、HS+のようなコーチングを一度試してみるのも一つの方法です。気になる方は、まず無料体験でお子さんに合う講師と話してみてください。

この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。

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この記事の監修者

坂本七郎

坂本七郎

まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント

5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。

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