【中学受験】「計算スピードアップ術」総まとめ ── 全14テクニックの早見表+総合PDFテスト【計算スピードアップ術 第15回・最終回】
※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます
こんにちは、まなぶてらす代表の坂本です。
全15回連載「計算スピードアップ術」、いよいよ最終回を迎えました。第0回で「賢くなる計算テクニック」というコンセプトをお伝えしてから、かけ算・わり算・たし算・ひき算の計14テクニックをご紹介してきました。
最終回となる第15回では、これまでの全14テクニックをコンパクトな早見表で振り返り、シリーズの仕上げとして 「総合PDFテスト(全36問)」 をお届けします。
第15回(最終回)でできること
- 全14テクニックを一覧で振り返れる——どの場面でどのテクニックを使うか、早見表で確認
- 総合PDFテストで定着確認——かけ算・わり算・たし算・引き算すべての36問でフル腕試し
- シリーズ全体の総括——「賢くなる計算テクニック」コンセプトの集大成
- 次の学びへのヒント——シリーズで広がった「思考の引き出し」の活かし方
かけ算編:8つのテクニック(第1〜8回)
結論:かけ算は「数の特徴を見抜いて、最速のルートを選ぶ」のがコツです。8つのテクニックを使い分けられれば、多くのかけ算が暗算で解けるようになります。
かけ算8テクニックの早見表
| 回 | テクニック | 使い所 | 例 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 一の位5×偶数 | 「2倍と半分」で10の倍数化/25・75・125の活用 | 25×12 = 100×3 |
| 第2回 | 一の位5×奇数 | 奇数を1つ上の偶数にしてかけ、増やした1回分を引く | 15×7 = 15×8−15 |
| 第3回 | 5の2乗(3秒計算) | 一の位5の2乗:「十の位×(十の位+1)」末尾25 | 35²= 3×4=12 → 1225 |
| 第4回 | 5の2乗の応用 | 35×36、25×27 など「5の2乗を起点に少し足し引き」 | 35×36 = 1225+35 |
| 第5回 | おやつ式計算 | 2乗→離して足す / 近づけて引く(中心が0・5) | 28² = 26×30+4 |
| 第6回 | ずらし書き | 「11×」のかけ算を暗算で(インド式ずらし筆算) | 36×11 = 396 |
| 第7回 | インド式 | 12〜19同士のかけ算(おみやげ算) | 13×16 = 208 |
| 第8回 | 使い分け判定 | 第1〜7回テクニックの使い分け力+11〜19の2乗 | 複合判断 |
わり算編:2つのテクニック(第9〜10回)
結論:わり算は「分数として捉え直し、両方を同じ数で割る/かける」か、「約数を瞬時に見抜く」かの2方向で攻略できます。
わり算2テクニックの早見表
| 回 | テクニック | 使い所 | 例 |
|---|---|---|---|
| 第9回 | 約分・倍分 | 「÷2、÷4、÷5、×2」の4手筋でシンプル化 | 120÷35 = 24÷7 |
| 第10回 | 約数の見つけ方 | 2・3・5・9の判定法+「分母−分子の約数」ヒント | 4671 → 各桁和18 → 3で割れる |
たし算編:1つのテクニック(第11回)
結論:くり上がりのあるたし算は、「片方をキリのいい数にして、相手から借りる」あなうめ算で一瞬で解けます。
たし算1テクニックの早見表
| 回 | テクニック | 使い所 | 例 |
|---|---|---|---|
| 第11回 | あなうめ算 | 片方をキリのいい数に整え、相手から同じ数を借りる | 297+347 = 300+344 |
引き算編:3つのテクニック(第12〜14回)
結論:引き算は「引かれる数」「ひく数」のどちらがキリのいい数かで使うテクニックを切り替えます。
引き算3テクニックの早見表
| 回 | テクニック | 使い所 | 例 |
|---|---|---|---|
| 第12回 | おつり計算法 | キリのいい数からの引き算(9と10の補数) | 1000−368 = 632 |
| 第13回 | 引かない引き算 | 「足して何になる?」と発想を変える | 1000−473 → 473+?=1000 |
| 第14回 | ざっくり引き算 | ひく数がキリのいい数に近いとき | 347−297 = 50 |
「賢くなる計算テクニック」の核を、もう一度
結論:これらの14テクニックの本当の価値は、「同じ計算を複数の道で解ける」こと。1つの計算を2方式で確かめれば、ケアレスミスはほぼゼロになります。
シリーズ全体を通してお伝えしてきたのは、単なる時短ワザではなく、テクニックをすべてマスターすることでもなく、 「思考の引き出し」を増やすことの大切さでした。
シリーズで身についた3つの力
- 計算スピード:時間切れを防ぐ武器
- 数感覚:数の仕組みを多角的に捉える力
- 思考の柔軟性:式を組み替える発想(中学・高校数学の土台)
【シリーズ完結記念】総合PDFテスト(全36問)
シリーズの仕上げとして、全14テクニックを総動員する36問のテストをご用意しました。かけ算25問・わり算2問・たし算3問・引き算6問の構成で、お子さまの「思考の引き出し」をフルに試すことができます。
シリーズ完結記念・総まとめ
計算スピードアップ術・総合テスト 全36問(PDF・無料)
かけ算25問・わり算2問・たし算3問・引き算6問。
全14テクニックを総動員する、シリーズ完結記念のテストです(解答付き)。
※ 全3ページ・A4印刷推奨
取り組み方のおすすめ
全36問を一気に取り組んでしまうのがおすすめです。迷いながらでもゆっくりでもいいので解いてみてください。
もし途中でつまずく問題があれば、以前学んだ回(該当のテクニック記事)をもう一度復習し、行ったり来たりしながら進めてかまいません。
最終的に、迷いながらもあれこれ楽しんで解けるようになること——それが、このテストでの目標です。
迷った問題には△、解けなかった問題には○を付けておくと、お子さまの「思考の引き出し」のどこに伸びしろがあるか一目で分かります。△と○の問題は、該当回の記事に戻って復習すると、ぐっと定着します。
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シリーズ完結のごあいさつ
全15回、ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
第0回から第14回まで、合計14個の計算テクニックを通して、計算を「ゴリゴリ解く対象」ではなく 「いくつもの解き方が試せるパズル」 として味わっていただけるよう、選りすぐりの内容をお届けしてきました。
シリーズ「計算スピードアップ術」全15回のご案内
この記事は、まなぶてらすが中学受験生の保護者向けにお届けした、全15回の賢くなる計算テクニック連載の最終回です。気になるテクニックがあれば、いつでも該当回を振り返ってご活用ください。
シリーズ全15回・ラインナップ
- 第0回:計算テクニックの真髄とは?「賢くなる計算力」を育てる15回シリーズ
- 第1回:一の位が5×偶数は一瞬で解ける
- 第2回:一の位が5×奇数は「引き算に変えて」ラクにする
- 第3回:35×35が3秒!「一の位が5の2乗」テクニック
- 第4回:35×36、25×27もOK!「5の2乗」の応用範囲を広げる
- 第5回:99×99までの2乗が暗算できる!「おやつ式計算」の2方式
- 第6回:36×11が暗算で解ける!「ずらし書き」テクニック
- 第7回:12〜19どうしのかけ算は「インド式」で暗算
- 第8回:第1〜7回のかけ算テクニックを『使い分け』できる!4例題+総まとめ判定チャート
- 第9回:840÷35が3秒で解ける!「約分・倍分」でわり算をラクにする計算テクニック
- 第10回:2574は何でわれる?約分が速くなる約数の見つけ方
- 第11回:297+347が暗算で!「あなうめ算」でくり上がりたし算がラクになる計算テクニック
- 第12回:1000−368が3秒!「おつり計算法」でくり下がりひき算をラクにする計算テクニック
- 第13回:1026−387が暗算で!「引かないひき算」でひき算をたし算に変える計算テクニック
- 第14回:3654−1898が暗算で!「ざっくり引き算」で大きな数の引き算をラクにする計算テクニック
- 第15回:「計算スピードアップ術」総まとめ ── 全14テクニックの早見表+総合PDFテスト(今ここ・最終回)
よくある質問(FAQ)
Q1. シリーズ全14テクニックのうち、最も汎用性の高いものを選ぶなら?
A. お子さまの学年や目的によりますが、もっとも汎用性が高いのは「第1回(一の位5×偶数)」「第7回(インド式)」「第9回(約分・倍分)」「第11回(あなうめ算)」「第13回(引かない引き算)」の5つです。中学受験の頻出パターンを広くカバーするので、まずはこの5つを優先的に身につけてください。
Q2. 総合PDFテストの目標時間はどれくらいですか?
A. テクニックがしっかり身についていれば、全問でも10分もかからず解くことができますが、時間は気にしなくて構いません。お子さまが満足いくところまでやらせ、つまずいたら以前の回に戻って復習しながら、最終的に計算の見通しが3秒以内に決まるようになることを目標にしましょう。
Q3. テクニックを忘れてしまったらどうしたらいいですか?
A. いつでも該当回の記事に戻って復習できます。シリーズは「読みっぱなし」ではなく、「必要なときに引き出して使う辞書」のように使っていただくのが理想です。記事を開き直すたびに、新しい発見があるかもしれません。
Q4. 中学・高校の数学にも、このシリーズで学んだことは活きますか?
A. はい、大いに活きます。「式を組み替える発想」「数の特徴を見抜く目」「複数の方法で確かめる習慣」は、中学・高校の数学はもちろん、大学受験・社会人になってからも一生使い続けられる思考の土台になります。シリーズで増えた引き出しは、お子さまの一生の財産です。
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この記事の著者
坂本七郎
まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント
5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。
▼ 坂本七郎の主な著書(中学受験関連)
・でる順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集(大和出版)
・中学受験は2科目だけ勉強すればいい(ナツメ社)

