取材担当の先生に、逆にインタビューしてみた。オンラインで子供に合う国語の先生を選ぶには?|こみや先生インタビュー
※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます
「オンラインで国語って、ちゃんと伸びるのかな」「どんな先生を選べばいいかわからなくて」——そんなふうに感じている保護者の方は、きっと少なくありません。
今回お話を伺ったのは、まなぶてらすで9年・5,700回以上のレッスンを重ねてきたこみや先生です。国語を中心に小中学生を指導しながら、まなぶてらすのX(旧Twitter)・メルマガ担当として、そして講師インタビュー連載「魅力発見!」の書き手として、長年まなぶてらすを「内側から」支えてきた先生です。
この記事では、そのこみや先生にインタビュアーを交代していただきました。いつもは他の先生に質問を投げかける側が、今日は語る側に。先生の言葉から見えてくるのは、国語指導の現場で起きていることと、「合う先生」を見つけるためのリアルな視点です。
「いつも質問する側の先生が、今日は聞かれる側に」
まなぶてらすには、講師インタビュー連載「魅力発見!」というシリーズがあります。こみや先生はその書き手として、これまで多くの講師にインタビューしてきました。今回、その立場が逆転しました。
「普段、自分がどれほど無茶振りしているかが分かりました(笑)。いきなり変な質問をしたりして、先生方を大変な目に遭わせてきたと思います」
それでも、インタビューに応じてきた先生方は「スムーズに会話をつなげてくださる」とこみや先生は言います。そこに気づいたのが、インタビューされる立場になった今だといいます。「皆さん、コミュニケーション能力が高いですよね」と、笑いながら話してくれました。
9年間・5,700回のレッスンを重ねながら、同時に多くの先生の話を聞き続けてきたこみや先生が、自身の指導について語ります。以下は、その言葉をそのまま届けるインタビューの記録です。
「国語は嫌い」と言っていた子が、受験後に「楽しかった!」と言った
9年・5,700回超のレッスンの中で、最も印象に残っているエピソードを聞きました。
高校受験をひかえた生徒さんで、国語がとても苦手な方がいました。学年より下のレベルのテキストにも嫌がらずに取り組み、部活で忙しい中でも地道に努力を続けてくれたそうです。初めてお会いしたとき、その生徒さんははっきりこう言ったといいます——「国語は嫌いです」。
それが、受験が終わったあとに変わりました。
「国語の問題を解くのが楽しかった!」
「それがとても嬉しかったです」とこみや先生は振り返ります。「レッスンを楽しいと言っていただけるのはもちろんですが、自分で国語の問題を解くのが楽しくなるというのは、本当にその生徒さんが学びを自分のものにしている証なので」
国語の力がつくとはどういうことか。こみや先生はこう整理します。「『楽しい』と感じてもらえると、すぐには結果として現れないかもしれませんが、必ず国語力の成長につながっていきます」。「好き」に変わった瞬間が、実力がついた証拠です、と。
こみや先生のインタビューと合わせて読みたい:「計算ミスが多い」の正体は”数量感覚”だった——まる先生インタビュー。算数・数学の指導現場で起きていることを、別の講師の視点から深掘りしています。
まなぶてらすを9年間「内側から」見て気づいた——良い先生の共通点
講師インタビューを書き続けてきたこみや先生は、「まなぶてらすの先生に共通するもの」を感じ取ってきました。
同時に、こみや先生はメルマガや保護者向けの情報発信を担当してきた経験からも、先生選びの本音を語ってくれました。
「まなぶてらすの講師陣は本当に様々な方がいらっしゃいます。バックボーンも違いますし、性格も、得意な指導も様々です。それぞれの講師に『ここが強みだ!』という部分があるので、プロフィールや紹介動画から、その先生の強みを読み取ってみてください」
そして、何より大切なこととして「相性」を挙げました。どんなに実績のある先生でも、相性が合うかどうかが一番大事です、と。
「初回レッスンや面談の際に、どんどんご家庭のリクエストを小さなことでも先生と共有しておくことで、相性の良さを確かめたり、今後のレッスンをより良いものにしていくことができると思います。保護者さまと講師のコミュニケーション不足で問題が生じるのは、とてももったいないことなので、ぜひ積極的にお気持ちを伝えてほしいです」
なかはら先生インタビューでも「子どもに合わせる」という指導哲学が語られていました。先生と子どもの相性を見極めることの大切さは、多くの講師が口をそろえるポイントです(なかはら先生インタビューを読む)。
「伸びる子」には二つの条件がある
9年の指導経験の中で、こみや先生が「この子は伸びるな」と感じてきたのはどんな瞬間でしょうか。成績ではなく、その子の「姿勢」のお話です。
条件は二つあると、こみや先生は言います。
① 言われたことを謙虚に受け止めて実行できる
② 自分なりの方法を編み出していける
「どちらか片方だけでは難しいです。まずは言われたアドバイスに忠実に取り組む、聞く耳をもつ生徒さんはその後の成長がとても楽しみになります」
さらに、基本が身についた上で「自分なりの方法を編み出していける」子は、こちらが手を出さなくても自分で成長していくといいます。「私がレッスンで伝えたことを『つまり、こういうことですよね』と自分の言葉で言い換えて理解し、さらに自分なりの方法でアウトプットできるようになると素晴らしいです!」
この二つのスキルは、勉強だけではなく日常のコミュニケーションや活動の中で小さい頃から育んでいけるとも語ってくれました。勉強の姿勢は、生活の中に根ざしているのですね。
体験レッスンの前に、一つだけ準備しておくこと
保護者から「こういう先生を探しているんですが」と相談を受けるとき、こみや先生が最初に聞くのは何でしょうか。
「お子さんが、普段どんな大人(先生)と相性が良さそうかを伺います。年齢に関係なく緊張せずに話せるか、明るい元気なタイプの先生の方が良いかなどです」
よくいただくご希望は「優しい先生が良い」という言葉です。しかしこみや先生はそこで止まりません。「『優しい』にも色々なタイプがあると思います。穏やかで安心できる雰囲気の優しさなのか、明るく引っ張ってくれる優しさなのか……具体例を伺うなど、保護者様の言葉のイメージを深堀りしていくことも大切にしています」
「優しい先生が良い」という言葉の中に、お子さんに本当に必要なものが隠れているのだといいます。体験レッスンの前に、まず家族で「どんな大人と話すとリラックスできるか」を話しておくことが、良い先生に出会う近道になるかもしれません。
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猫と本と、オンラインが生んだ「思いがけないつながり」
こみや先生のプロフィールには「猫と本を愛する先生」とあります。この一文について聞いてみると、レッスンにまつわるエピソードが出てきました。
「今はもう猫を飼っていないのですが、猫を飼っていたときは毎回レッスン後にお互いの猫を見せ合うということをしていた生徒さんがいました。画面越しに毎週、猫同士も会っていたわけです(笑)」
生徒さんと共通の「好きなもの」があると、打ち解けやすく、画面越しでも関係が築きやすくなります。「猫ちゃんも大活躍してくれました!」という言葉には、オンライン指導ならではの温かい光景が浮かびます。
読書好きも同様です。「お互いに本の紹介をしあって、情報交換をする楽しみがあります。私よりも生徒さんの方が、同世代の子どもたちの間で流行っている本について詳しいので、色々と教えていただいています!」
一方で、こんな告白もあります。「指導が読書を邪魔することもあります(笑)。国語の読解で文章を読む時と、趣味での読書では読み方が異なります。特に受験の本格期に入ると、過去問の文章を問題を解く思考でずっと読むので、趣味の読書でも同じ思考が働いてしまい、なかなか切り替わりません」。自分の経験をユーモアを交えて語れる先生は、生徒さんにとっても身近に感じられるはずです。
国語力がすべての教科に広がっていく理由
「国語力はすべての教科の土台」とはよく言われますが、こみや先生はその言葉を具体的な場面で実感しています。
「国語力は色々なスキルを包含していると思いますが、その中でも論理的に考えて整理できる思考という点で他教科にも良い影響を与えると思います」
特に感じるのは、数学の文章問題だといいます。「問題文が長くなると頭の中でイメージができなくなります。抽象度の高い問題では特にそうです」。しかし、国語と数学をセットで担当する中で、確かな変化が起きることを見てきました。国語力が高まっていくと、数学の難しい応用問題でも「問われていること」を的確にキャッチできるようになると実感しているといいます。
また、作文が苦手な生徒さんへの指導についても、こみや先生は独自の工夫をお持ちです。「生徒さんが好きなことを題材にした作文のお題をオリジナルで考えるようにしています。作文が嫌いになる理由の一つに、書きたくもないことを書かせられた経験があると思います。そういう嫌な思い出を上書きするように、自分の書きたいことを題材に、まずは楽しく書くことを最初の目標にするようにしています」
手を動かして書くこと自体が苦手な生徒さんには、白紙に自由に書いてもらったり、タブレットで打ち込んでもらったりと、書き方の形式にも柔軟に対応しているといいます。
「理系が苦手な子を伸ばす」というテーマで語ったみゆき先生のインタビューでも、「苦手とできないは違う」という視点が印象的でした。教科への苦手意識を取り除く指導哲学は、まなぶてらすの講師に共通しています(みゆき先生インタビューを読む)。
取材協力:こみや先生
よくある質問
Q. こみや先生はどんな生徒さんを担当していますか?
小学生から中学生を中心に、国語(読解・作文・漢字・文法・古典)をメインに指導しています。算数・数学・理科・社会にも対応しており、不登校・発達障害サポートにも経験があります。Zoom・iPad画面共有・OneNoteなどを活用したオンライン指導が得意です。
Q. オンラインで国語の力はつきますか?
こみや先生は「最初に『国語は嫌い』と言っていた生徒さんが、受験後に『楽しかった!』と言ってくれた」と話しています。対面と遜色ない効果を出すための工夫(iPad・書画カメラ・OneNote等の活用)を9年間重ねてきた先生です。継続することで確実に力はついていきます。
Q. 体験レッスンを受ける前に準備しておくことはありますか?
「お子さんが普段どんな大人と相性が良さそうか」を家族で話しておくと、先生選びがスムーズになります。「優しい先生が良い」という希望を具体化しておくことも大切です。穏やかで安心できるタイプか、明るく引っ張ってくれるタイプか——そのイメージを持って体験レッスンに臨むと、相性を見極めやすくなります。
Q. まなぶてらすで先生を探すにはどうすればいいですか?
プロフィールページや紹介動画から各先生の強みを確認できます。先生選びに迷う場合は、無料のガイダンスサービスでお子さんの状況を相談しながら探すことができます。
この記事の著者
まなぶてらす編集部
「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。
取材協力
こみや 先生
まなぶてらす講師(国語専門)
国語専門歴14年・まなぶてらす在籍9年・レッスン実施5,700回以上。心理学(教育心理・認知心理)を専攻し、読解・作文・文法・古典まで幅広く対応。まなぶてらすの講師インタビュー連載「魅力発見!」の担当ライターでもある。
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