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「何を書けばいいか分からない……」。原稿用紙を前にペンが止まってしまう子どもたちを、Lisa先生はこれまで何千人と見てきました。

大手進学集団塾で国語講師を11年間務め、副塾長・小学部責任者・漢検指導主任を歴任した後、Lisa先生は「作文・語彙力」だけを専門に教える先生として独立した異色の経歴を持ちます。「国語の先生」はいても「作文だけを教える先生」は日本でも珍しい——その専門性の背景には、受験指導の最前線で見てきた「作文が嫌いな子どもたちの多さ」がありました。

指導歴16年。点数のための作文ではなく、「コミュニケーションとしての文章表現力」を掲げるLisa先生に、専門特化の経緯と指導哲学をたっぷり聞きました。


Lisa先生

Lisa 先生

作文・語彙力専門、指導歴16年。進学集団塾で国語講師11年、小学部責任者・漢検指導主任(年3回すべて合格率100%基本)を歴任。中学受検合格実績多数。「コミュニケーションとしての文章表現力」を軸に、保護者向け講座・生徒向け添削サービスを提供。

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「作文ぎらい」な子どもたちと出会い続けて——専門特化の理由

Lisa先生は集団塾で12年間、国語講師として指導してきました。中でも力を注いでいたのが、中学受験をする小学5・6年生に向けた公立中高一貫校の適性検査・作文指導です。

Lisa先生

Lisa先生

作文で点数を取れるようにするというのが私の仕事でした。そこで感じたのが、作文が嫌いと言う子どもたちの多さです。中学生や高校生の国語も同時に指導していましたが、学年が上がってもこの苦手意識を引きずっている子がとても多いという印象でした

そこでLisa先生は、子どもたちが作文を好きになれるよう、カリキュラムを1から見直し、自分で作り上げていきました。

Lisa先生

Lisa先生

授業を受けるたびに子どもたちは作文が好きになり、自分らしく書けるようになっていったんです。受験指導を何年も続けていく中で、この作文教育は受験をするしないにかかわらず、どの子どもたちにも必要なことなのではないかと考えるようになりました。大人になってからも、口頭でのコミュニケーションと同じように文章でコミュニケーションを取る機会がたくさんあります。それなのに、文章指導を専門としたアプローチは非常に少ない現状がある。そこで私は「コミュニケーションとしての文章表現力」を軸に、子どもたちが社会に出てから自分らしく表現できるようにサポートしたいと思うようになりました

点数や偏差値だけにとらわれず、子どもたちが自分らしく表現できる力を育てたい——これが、Lisa先生が「作文だけを教える先生」という日本でも珍しい専門分野で独立した理由です。

集団塾で見てきた、「作文でつまずく子」の共通点

塾講師時代から現在まで、Lisa先生が一貫して感じているのは「自信のなさ」だといいます。

Lisa先生

Lisa先生

出だしの一文が決まらず何十分も固まってしまう子、膨らませるのが苦手で短い文でいつも終わらせてしまう子、とにかく作文が嫌いな子、句読点をあまり使わず話し言葉のように長々と書いてしまう子、本人の中ではイメージがあるのだけれど第三者が読むと意味が通じにくい文章の子……。パターンはいろいろありますが、その根っこにあるのはいつも同じだと感じています

作文の基本的な書き方のコツをおさえておきたい方は、学校では教えてくれない?作文の書き方もあわせて参考にしてみてください。

Lisa先生の強みを3つにまとめると——

  • 作文・語彙指導ひとすじ16年、国語講師11年で培った「作文でつまずく子」への深い理解
  • 小学部漢検指導主任として合格率100%基本を出し続けてきた、モチベーション・進捗管理の力
  • 点数のためだけでなく、「コミュニケーションとしての文章表現力」を育てる指導観

漢検合格率100%基本を出し続ける、指導の考え方

Lisa先生は小学部の漢検指導主任として、年3回すべて合格率100%基本という実績を持っています。その秘訣を聞くと、意外な答えが返ってきました。

Lisa先生

Lisa先生

漢字検定は、一部の分野を除いて先生が特別な知識を教える必要はない検定です。正しいやり方で繰り返し解くというのがきちんとできていれば、多くの子が合格できるものです。私が大事にしているのはモチベーションの管理と進捗の管理。先生という第三者からの声かけがあるのとないのとでは、危機感の持ち方ややる気の維持に大きな違いがあると思っています

知識を教えることより、続けられる環境を整えること。Lisa先生の「合格率100%基本」は、この地道な伴走から生まれています。

語彙力は「しりとり」で育てられる——おうちでできること

語彙力を伸ばす方法について聞くと、意外なほど身近な遊びの名前が挙がりました。

Lisa先生

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しりとりは気軽に取り入れられて、語彙力が伸びるのでオススメです。私のレッスンでも必ず取り入れています。小さなお子さんであれば普通のしりとりでも十分ですし、それでは物足りないという学年の子たちであれば3文字しりとり、4文字しりとりなど字数に制限をつけると、一気に難易度が上がって普段使っていない言葉を引き出すことができます。語彙力はインプットに力を入れる人が多いのですが、実は使えるようになるためにはアウトプットがとても大事だと思っているので、その機会を意識的に作ってあげることは非常に有効です

語彙力は「知っている」より「使える」が大事——特別な教材がなくても、家庭の会話の中でアウトプットの機会を作ることが第一歩になります。

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「コミュニケーションとしての文章表現力」——点数のための作文との違い

Lisa先生が掲げる「コミュニケーションとしての文章表現力」。受験のための作文指導とは何が違うのか、具体的なエピソードとともに語ってもらいました。受験作文・小論文の基本的な書き方は、作文小論文の書き方~意見と事実を区別しよう~もあわせて参考にしてください。

Lisa先生

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中学受験や高校受験に代表されるような作文・小論文には、当然ながら採点基準というのが設けられているんですね。指定の字数を満たしていること、与えられた条件をきちんと守っていること、漢字や言葉の使い方にミスがないことなどが挙げられます。一方でその子らしいユーモアのセンスや独創的な発想というのは、採点の評価対象でないことも珍しくありません。ですので受験で点数を取ろうとすると、必然的にある程度決まった型の中でミスなく書くということが大事になってきます

この違いを象徴するのが、作文コンクールの審査員を務めたときのエピソードです。

Lisa先生

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ある名門中学校からまとめて送られてきた作文が、50人ぐらいの単位でほとんど同じパターン、同じ構成で書かれていたんですね。受験であれば皆さん高得点かなという内容だったんですけれど、きれいに整いすぎていて、その子らしさが感じられない文章になっていました。全部同じ子が書いた作文のように見えてしまうような印象だったんです。もちろんミスなくわかりやすく書くということも大事なことだと思っているんですが、それだけでなく、相手に自分の感情を伝えたり、自分の個性を発揮していく——そういう文章力も持っていて、場面に応じて使い分けられることが大事なんじゃないでしょうか。多少文法のミスや表現のミスがあったとしても、相手の心を動かし、人間関係を築いていけるような文章力というのを私は目指したいと思っています

受験を否定しているわけではなく、受験の型も書けるようにしつつ、受験後も使える本物の文章力を身につけてもらいたい——Lisa先生はそう語ります。特にコミュニケーションとして使える文章を指導しているところは本当に少ないので、力を入れていきたいとのことでした。

Lisa先生へのよくある質問

Q. Lisa先生の作文レッスンは受けられますか?

Lisa先生が現在提供しているのは、保護者向けの「単発プチ講座」(1コマから受講可能。5歳までの語彙力の伸ばし方、親子でできるおうち言葉ゲーム、中学受検での文章のクセ分析、絵本の使い方などがテーマ)と、生徒向けの「添削サービス」(読書感想文の添削、受験小論文へのアドバイスなど、小学生〜高校生対象)です。お子さま本人を対象とした通常のライブ作文レッスンは基本的に受け付けていません(夏休み限定の読書感想文サポートレッスンを除く)。読書感想文の書き方の基本を先に知っておきたい方は、読書感想文の書き方(ワークシート付いてます)も参考にしてください。

Q. どんなお子さん・ご家庭に向いていますか?

「作文が苦手」「何を書けばいいか分からない」というお子さんの語彙力・文章表現力を伸ばしたい保護者の方、読書感想文や中学受験の小論文で悩んでいるご家庭に向いています。Lisa先生自身、指導で一貫して大事にしているのは「自信のなさ」を抱えた子への向き合い方だといいます。

Q. 対象年齢は何歳からですか?

保護者向けの単発プチ講座は、お子さんの年齢を問わずご相談いただけます。生徒向けの添削サービスは小学生から高校生までが対象です。

Q. 漢字検定の指導も受けられますか?

Lisa先生は塾講師時代、小学部の漢検指導主任として年3回すべて合格率100%基本という実績を持っていますが、まなぶてらすでの現在の単発プチ講座・添削サービスのメニューには漢検指導は含まれていません。作文・語彙力の指導に特化したサービスとしてご利用ください。

無料体験レッスンで、先生との相性を確かめてみませんか?

まなぶてらすでは、作文・語彙から算数・国語・英語まで200名以上の講師が在籍。お子さんのペースや目標に合わせて先生を選べます

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この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。

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取材協力

Lisa先生

Lisa 先生

まなぶてらす講師・作文語彙力専門・元進学集団塾国語講師(11年)・漢検指導主任

集団塾で国語講師を11年務め、副塾長・小学部責任者・漢検指導主任を歴任。中学受検の作文指導を経て、「作文・語彙」専門の講師としてまなぶてらすで活動中。「コミュニケーションとしての文章表現力」を軸に、保護者向け講座・生徒向け添削サービスを提供している。

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