共通テスト2027の出願はいつ?期間・検定料・Web出願の流れを保護者向けに整理
※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます
「共通テストの出願って、いつ、どうやるの?」「学校がまとめてやってくれるんじゃないの?」——高3の秋、保護者の方からよく聞く声です。志望校がまだ固まっていない時期に手続きの話が始まるので、何をいつまでにやるのかが見えにくいのも無理はありません。
大学入試センターの受験案内によると、令和9年度(2027年1月実施)大学入学共通テストの出願内容の登録期間は、令和8年9月15日(火)10時から10月2日(金)17時までです(出典:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト受験案内」B-1 出願期間)。本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)なので、出願の締切から約3か月半で本番を迎えます。
この記事では、共通テスト2027の出願期間・検定料・Web出願の流れを、大学入試センターの一次資料に沿って保護者向けに整理します。あわせて、出願の秋にやりがちな見落とし、出願と並行して進める学習の優先順位、親ができるサポートまでまとめました。
共通テスト2027までの日程は?9月から1月までの逆算カレンダー
共通テスト2027の主な日程は、出願(9月15日〜10月2日)→出願内容の確認・訂正(10月9日〜16日)→受験票の取得(12月4日〜)→本試験(1月16日・17日)の順です。まずは全体像を1枚で押さえておきましょう。
令和9年度(2027年1月実施)共通テストの日程
| 手続き・イベント | 日程 |
|---|---|
| 出願サイトのマイページ作成 | 2026年7月1日(水)10:00〜10月2日(金)17:00 |
| 出願内容の登録 | 2026年9月15日(火)10:00〜10月2日(金)17:00 |
| 検定料等の支払い | 2026年9月15日(火)10:00〜10月2日(金)23:59 |
| 受験上の配慮の申請(希望者のみ・郵送) | 2026年7月1日(水)〜10月2日(金)必着(又は9月30日(水)消印有効) |
| 出願内容の確認・訂正 | 2026年10月9日(金)10:00〜10月16日(金)17:00 |
| 受験票の取得・印刷 | 2026年12月4日(金)10:00〜 |
| 本試験 | 2027年1月16日(土)・17日(日) |
| 追試験 | 2027年1月23日(土)・24日(日) |
| 平均点等の中間発表/最終発表 | 2027年1月20日(水)予定/2月4日(木)予定 |
| 成績の閲覧(出願時に希望した人のみ) | 2027年4月1日(木)10:00〜4月30日(金)17:00 |
出典:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト受験案内」A-1 実施日程。出願期間後の出願は一切受け付けられませんので、10月2日は家族のカレンダーに書き込んでおきましょう。
共通テストの出願はいつ・どうやる?Web出願の5ステップ
共通テストの出願は、紙の志願票ではなく「共通テスト出願サイト」からのWeb出願で行います。出願完了までは、事前準備→出願サイトにアクセス→マイページの作成→出願内容の登録→検定料等の支払い、の5ステップです(出典:受験案内 B-6 出願方法)。
インターネットに接続できるパソコン・スマートフォン・タブレットと、日常的に確認できるメールアドレスを用意します。フリーメールや携帯電話のアドレスでも構いませんが、「no-reply@cen.dnc.ac.jp」「system@p01.mul-pay.com」「noreply@gmo-pg.com」からのメールを受信できるよう迷惑メール設定を確認しておきます。一つのメールアドレスを複数人で使うことはできません。出願内容の登録では顔写真データのアップロードも必要なので、事前に準備しておきましょう。
共通テスト出願サイト(https://examinee.dnc.ac.jp/examinee)にアクセスします。大学入試センターのウェブサイトの「令和9年度試験」のページからもたどれます。
「初めての方はこちら」からマイページを作成します。氏名・生年月日・メールアドレス・電話番号・パスワード・秘密の質問を登録し、届いた仮登録メールのURLにアクセスして完了です。URLは発行後60分で無効になるので、メールが届いたらすぐに開きましょう。マイページは志願者本人が一つだけ作成します。
マイページにログインして「出願」を選び、志願者情報・顔写真・現住所・出願資格・受験教科などを登録します。受験する科目数(地理歴史・公民、理科)や外国語の別冊子希望、成績の閲覧を希望するかどうかも、この段階で申し出ます。
クレジットカード・コンビニエンスストア・Pay-easyのいずれかで支払います。大学入試センターが出願を受理すると、メールとマイページの「お知らせ」で通知されます。この通知が届いて初めて手続きが終わったと考えてください。
やむを得ない事由で出願サイトから出願できない場合は、2026年9月11日(金)までに大学入試センター事業第1課へ問い合わせるよう受験案内に記載されています。この期限を過ぎてから該当する事情が生じた場合も、まずは同課に直接問い合わせてください。「パソコンやスマートフォンを持っていない」「自宅にインターネット環境がない」だけでは該当せず、学校や公共施設からの出願を検討するよう案内されています(出典:受験案内 B-6)。
共通テストの検定料はいくら?受験教科数で変わる4つの区分
共通テスト2027の検定料は、3教科以上を受験する場合18,000円、2教科以下の場合12,000円です。成績の閲覧を希望すると300円が加算され、支払方法を問わず一律188円の手数料が別にかかります(出典:受験案内 B-5 検定料及び成績閲覧手数料)。
検定料+成績閲覧手数料(令和9年度)
| 区分 | 成績の閲覧を希望する | 成績の閲覧を希望しない |
|---|---|---|
| 3教科以上を受験 | 18,300円 | 18,000円 |
| 2教科以下を受験 | 12,300円 | 12,000円 |
※このほかに、支払方法にかかわらず事務手数料188円がかかります(例:3教科以上・成績の閲覧を希望する場合の支払総額は18,488円)。
注意したいのは教科数の数え方です。地理歴史と公民は合わせて1教科として数えます。たとえば国語・地理歴史・公民の3つを受ける場合でも、出願時は「2教科以下」の扱いになります。また、出願が受理された後は、共通テストを受験しなくても支払済みの検定料は返還されません。
現役生(高校在学中)の出願で、家庭が確認しておくことは?
現役生も、出願そのものは志願者本人がマイページから行います。ただし、高校の「卒業見込者」の出願資格で出願する場合は、在学する学校への出願情報の提供に同意するかどうかを選択する項目があります。「同意する」を選ぶと、大学入試センターから学校へ出願状況・検定料の支払状況・受験教科などの情報が提供され、学校側が出願の進み具合を把握できるようになります(出典:受験案内 B-6 STEP4)。
学校によっては、進路指導の時間に一斉に登録を進めたり、期限を独自に前倒しで設定したりすることがあります。家庭で確認しておきたいのは次の3点です。
- 学校の指示する締切——大学入試センターの締切(10月2日)より前に、学校が「この日までに登録」と決めている場合があります。学校のプリント・連絡アプリを親も一度確認しましょう
- 受験教科・科目数——志望校の入試で必要な教科と、出願時に登録する教科がずれていないか。理科・地理歴史公民の科目数は出願時に申し出る必要があります
- 支払いの担当——登録は本人、支払いは保護者が、という分担にするご家庭もあります(支払いの条件は受験案内で確認)。登録と支払いの期限が別(登録は17時・支払いは23時59分)なので、当日夜に慌てないよう早めに済ませます
なお、出願後の10月9日〜16日には「出願内容の確認・訂正」の期間があります。登録内容に誤りがあった場合はここで直せますが、期間が1週間しかないので、届いたメールを見落とさないようにしましょう。
病気や障害がある場合の「受験上の配慮」の申請はいつまで?
病気・負傷や障害等のために試験で配慮が必要な場合は、出願とは別に「受験上の配慮」を大学入試センターへ郵送で申請します。令和9年度の申請受付は第1期(7月1日〜8月28日)と第2期(8月31日〜10月2日(金)必着、または9月30日(水)消印有効)の2回で、第1期は終了しているため、これから申請する場合は第2期になります(出典:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト受験上の配慮案内」1 主な日程)。
配慮案内には「高等学校等での配慮の実施状況、障害等の種類や程度にかかわらず、必要に応じて申請することができます」と明記されています。対象は視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・病弱・発達障害・その他の6区分で、試験時間の延長(1.3倍)、別室の設定、拡大文字問題冊子の配付、座席の指定など、区分ごとに主な配慮事項の例が示されています。障害者手帳の有無は要件ではなく、医師の診断書で必要性を示せるかどうかが審査の中心です。
- 【A】受験上の配慮申請書——共通テスト出願サイトのマイページからのみ取得できます。未記入の面があっても第1面から第4面まで全て提出します
- 【B】診断書——大学入試センター所定の様式(視覚障害・聴覚障害・肢体不自由・病弱その他・発達障害の5区分)に、希望する配慮事項ごとの理由を医師が記入します
- 【C】状況報告書——高校等での配慮の実施状況を記入します
診断書は受診の予約から記入までに日数がかかるため、第2期での申請を考えているご家庭は、学校の担任や特別支援教育コーディネーターへの相談と医療機関の予約を先に済ませてください。申請前の相談は、大学入試センター事業第1課の志願者問合せ専用電話(03-3465-8600、平日9:30〜17:00)で随時受け付けています。なお、共通テストの配慮と、各大学の個別試験や入学後の修学上の配慮は別の手続きで、志望大学が定める期日までに大学へ相談する必要があります。
配慮の対象になる状態の例、区分ごとの配慮事項の一覧、1.5倍の時間延長に必要な追加資料、第二希望の書き方などは、共通テストの「受験上の配慮」申請を保護者向けに整理した記事で詳しく説明しています。
出願の秋にやりがちなつまずきは?見落としやすい4つのポイント
出願の秋に多いつまずきは、「登録だけして支払いを忘れる」「志望校未確定の焦りで科目選択を誤る」「受験票をスマートフォンで済ませようとする」「メールを見落とす」の4つです。どれも仕組みを知っていれば防げます。
1. 登録だけで安心してしまう……支払いまで済ませたら、マイページの「お知らせ」に受理の通知が来たかを確認しましょう。
2. 志望校が決まらず科目を絞りすぎる……登録期間内や確認・訂正期間内なら、教科数の区分の変更は可能です。減らした場合は差額が返還されますが、支払方法によっては振込手数料を除いた額の返還となり、別途手続きが必要です(詳細は記事末のFAQを参照)。迷っているなら「多めに登録して、確認・訂正期間(10月16日17時まで)に減らす」ほうが安全です(返還時に手数料がかかる場合があります)。
3. 受験票をスマートフォンの画面で済ませる……受験票は紙に印刷して当日持参が必須で、画面表示では試験場に入れません。12月4日以降に印刷して、コピーも用意しておきます。
4. 出願サイトからの連絡を見落とす……認証コードや受理の通知はメールで届き、受理の通知はマイページの「お知らせ」にも表示されます。メールと合わせてマイページも定期的に開き、迷惑メールフォルダも確認しましょう。
出願と並行して進める秋の学習は?基礎固めと過去問の入り方
出願が終わる10月から本試験までは約3か月半。ここからは編集部が考える学習計画の一例として、「教科書レベルの基礎の総点検」→「共通テスト形式に慣れる」→「時間配分の練習」の順で進める形を紹介します。模試の結果によっては、形式慣れや時間配分の練習を前倒しして並行させてください。出願の手続きと並行して、学習の手を止めない工夫が要ります。
共通テストは出題範囲そのものは教科書に沿っていますが、国語90分、数学①(数学Ⅰ,数学A)と数学②(数学Ⅱ,数学B,数学C)が各70分、英語リーディング80分など、教科ごとに試験時間と配点が決まっており、時間内に読み切る力が問われます(出典:受験案内 A-2 出題教科・科目等)。「解けるのに時間が足りない」を減らすには、秋のうちに次のように段階を踏むのが現実的です。
教科書・学校の問題集で、単元ごとに「一人で説明できるか」を確認します。模試で失点が集中している単元から順に戻るのが効率的です。この段階では時間を計らず、正確さを優先します。
過去問や共通テスト形式の問題集を、大問ごとに区切って解き始めます。最初から本番と同じ時間で通す必要はありません。設問の読み方・資料の見方のパターンをつかむことが目的です。
本番と同じ時間で通し、どの大問に何分かけるかを決めて臨みます。この段階で「後回しにする問題」を先に決めておくと、本番で時間切れになる不安が減ります。受験票の印刷(12月4日〜)もこの時期に済ませておきましょう。
「情報1」の出題内容や単元の見方については、高校の必修科目「情報Ⅰ」とは?共通テストの出題内容を単元ごとに解説した記事で詳しく紹介しています。総合型・学校推薦型選抜と併願するご家庭は、総合型・学校推薦型選抜の準備とオンライン活用法をまとめた記事もあわせてご覧ください。
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親ができるサポートは?手続き・体調・声かけの3つ
高3の秋に親ができることは、「手続きの期限を一緒に管理する」「生活リズムと体調を整える」「結果ではなく行動を認める声かけをする」の3つに絞られます。勉強の中身に踏み込むより、本人が学習に集中できる環境を整えるほうが効果があります。
手続き……出願・支払い・確認訂正・受験票印刷の4つの期限を、家族が見る場所に書き出しておく。支払いのあとは、マイページの「お知らせ」に受理の通知が届いたことまで確認する。
体調……本試験は1月中旬。冬の感染症対策と、朝型の生活リズムを12月までに整えておく。病気などで受験できなかった場合の追試験(1月23日・24日)の対象条件と申請方法は、受験案内で事前に確認しておく。
声かけ……模試の点数より「今週やったこと」を聞く。志望校が揺れているときは急かさず、出願の教科数は多めに登録しておけば確認・訂正期間(10月16日まで)に減らせることを伝える。
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よくある質問
Q. 共通テスト2027の出願期間はいつですか?
出願内容の登録は2026年9月15日(火)10時から10月2日(金)17時まで、検定料等の支払いは同じく9月15日10時から10月2日(金)23時59分までです。出願サイトのマイページ作成は7月1日から可能です。期間後の出願は一切受け付けられません(出典:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト受験案内」)。
Q. 出願は保護者が代わりにやってもいいですか?
マイページは志願者本人が一つだけ作成する仕組みで、登録するメールアドレスも本人が日常的に確認できるものが求められます。手続きの流れを一緒に確認することは問題ありませんが、登録自体は本人が行うのが基本です。支払方法はクレジットカード・コンビニエンスストア・Pay-easyから選べます。保護者名義のカードが使えるかなど支払いの条件は、受験案内と出願サイトの案内で確認してください。
Q. 出願した後に受験する教科数を変えられますか?
出願内容の登録期間中(〜10月2日17時)と、出願内容の確認・訂正期間中(10月9日〜16日)には出願内容を訂正できます。受験案内には、この期間内に「3教科以上」から「2教科以下」へ減らした場合に検定料の差額が返還されると記載されています。個別の科目の訂正がどこまでできるかは、受験案内「出願内容の確認・訂正方法」で確認してください。返還は、クレジットカード払いなら差額決済、コンビニ・Pay-easy払いなら委託業者からのメール案内に沿った手続きが必要で、振込手数料を除いた額が返還されます。このほか、成績の閲覧を「希望する」から「希望しない」に変更した場合、出願が受理されなかった場合、二重に支払った場合も返還の対象です。
Q. 受験票はいつ、どうやって受け取りますか?
2026年12月4日(金)10時以降に、共通テスト出願サイトのマイページから取得して自分で印刷します。試験当日は紙に印刷した受験票の持参が必須で、スマートフォンなどの画面表示では試験場に入場できません。
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参考文献
- 大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト受験案内」(A 試験概要/B-1 出願期間/B-5 検定料及び成績閲覧手数料/B-6 出願方法)https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r9/r9_jukenannai.html
- 大学入試センター「Web出願について」https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/web_syutugan.html
- 大学入試センター「令和9年度試験」https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r9/index.html
- 大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト受験上の配慮案内」(1 主な日程/2 申請方法/3 受験上の配慮事項)https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r9/r9_hairyo.html
※ 日程・金額は2026年9月時点で大学入試センターが公表している受験案内に基づいています。出願前に必ず最新の受験案内と共通テスト出願サイトの案内をご確認ください。
この記事の著者
まなぶてらす編集部
「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。
この記事の監修者
坂本七郎
まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント
5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。


