※本記事には「まなぶてらす」のサービス紹介が含まれます

「毎年、夏休みの終わりに宿題が残っていて、結局わたしが手伝うことになる」——そんな夏を、今年こそ変えたいと思っていませんか。

ベネッセコーポレーションの「小学生 夏休みの宿題・過ごし方調査 2026」(2026年7月9〜15日実施、小学生10,699名・保護者918名が回答)によると、宿題を「7月中に終わらせる」ことを目標にしている小学生は38.9%で、前年の31.6%から7.3ポイント増えました。同じ調査で、前年に実際に7月中に終えられた小学生は28.1%でした。目標を立てる子は増えている一方、やり切れる子はまだ3割ほどにとどまっています。

やる気がないわけではなく、「終わらせ方」が分からないまま8月に入ってしまう——これが毎年くり返される正体です。この記事では、小学生のお子さんをお持ちの保護者の方に向けて、宿題を全部出して仕分ける「棚卸し」、重い宿題から置く「逆算スケジュール」、そして親が抱え込まずに進捗を見守る関わり方を、順番に解説します。

なぜ夏休みの宿題は最終日まで残るのか?

宿題が最終日まで残る大きな原因は、量の多さではなく「全体像が見えていないこと」です。何が何冊あって、どれに何日かかるのかが分からないまま、目の前のドリルから手をつけてしまうため、後半に重い宿題だけが残ります。

ベネッセコーポレーションの2026年調査によると、子ども・保護者がともに最も大変だと感じている宿題は「自由研究・工作」で、子どもの27.4%、保護者の40.1%が挙げています。つまり、いちばん時間と手間がかかるものが、いちばん後回しにされやすいということです。

夏休みが始まって間もない時期は、まだ十分に立て直せる分岐点です。夏休みの後半に入ってからの立て直しは「削る」判断が必要になりますが、いまなら「並べ替える」だけで間に合います。

夏休みの宿題は何から手をつける?まずは「棚卸し」から

最初にやるのは1問でも多く解くことではなく、宿題を全部つくえの上に出して一覧にすることです。棚卸しとは、家にある宿題の在庫をすべて洗い出して、種類ごとに仕分ける作業のことです。ここを飛ばすと、計画は途中で崩れやすくなります。

棚卸しの手順(親子で20分)
  • 1. 全部出す:ドリル・プリント・作品系・提出物・自主学習ノートまで、学校からのおたよりも見ながら机の上に並べる
  • 2. 数える:「漢字ドリル32ページ」「計算プリント15枚」のように、ページ数・枚数まで具体的に書き出す
  • 3. 仕分ける:下の3タイプに分ける(この分類が、あとの計画づくりの土台になります)
  • 4. 紙に貼る:一覧を紙に書いて、リビングなど家族が毎日見る場所に貼る

宿題の3タイプ分類

タイプ 代表的な宿題 進め方の原則
毎日コツコツ型 計算ドリル・漢字ドリル・音読・日記・観察記録 総量を日数で割り、1日のノルマを固定する
まとめてやる型 プリント類・書写・ポスター・絵 「この日にやる」と決めて日付を先に押さえる
親の関与が要る型 自由研究・工作・読書感想文・材料の買い出し 親の予定と合う日を先に確保する

ポイントは、「親の関与が要る型」を最初に見つけておくことです。ここは子どもだけでは動かせません。買い出しや実験に付き添える日が週末しかないご家庭なら、その週末は先に埋まってしまうと考えて計画を組みます。

1学期のつまずきが宿題に響いていそうなら、小学生の1学期、どこでつまずいた?夏休み前に親子でできる「苦手の棚卸し」もあわせてご覧ください。宿題の棚卸しと同じやり方で、教科の理解の穴を洗い出せます。

宿題の逆算スケジュールはどう作る?

逆算スケジュールのコツは、重い宿題を先にカレンダーへ置くことです。軽い宿題から埋めていくと、残った空き日に自由研究を押し込むことになり、結局は最終週に集中しがちです。

カレンダー逆算の4ステップ
  • ステップ1|締切を書く:始業式の日と、提出物ごとの締切をカレンダーに記入する
  • ステップ2|重いものから置く:自由研究・読書感想文・工作を、夏休みの前半のうちに置く。自由研究は「テーマ決め」「調べる・実験する」「まとめる」の3日に分けると進みやすくなります
  • ステップ3|毎日型を割る:ドリルの総ページ数を残り日数で割り、1日のノルマを決める。割るときは残り日数の8割で計算する(旅行・体調不良・気が乗らない日を見込むため)
  • ステップ4|予備日を3日つくる:夏休みの後半に、何も予定を入れない「取り返しの日」を3日つくっておく

重い宿題そのものの進め方は、テーマ選びから解説した夏休みの自由研究テーマ全まとめ【2026年版】学年別おすすめ一覧と、親の関わり方に絞った読書感想文、親はどこまで手伝っていい?「書けない子」が自分の言葉で書けるようになる関わり方が参考になります。

注意:ここで作るのは「宿題を終わらせる計画」です。夏期講習や苦手克服など教科学習の計画は別に立てます。両方を1枚に詰め込むと管理しきれなくなりやすいので、学習計画の立て方は【2026年最新】夏休みの学習計画、今年こそ!失敗しない立て方を参照してください。

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夏休みの宿題、親はどこまで手伝っていい?

親の役割は「やらせる」ことではなく、進捗を一緒に見て、詰まっている場所を外してあげることです。手を出すか出さないかの二択ではなく、関わり方の種類を変えると考えると迷いが減ります。

ベネッセコーポレーションの2026年調査によると、子どもの自由研究に何らかの形で関わる保護者は91.6%です。「一部を手伝う」と答えた保護者は48.3%、「宿題を見ること」を夏休みの負担に挙げた保護者は50.2%でした。多くの家庭が関わっていて、多くの家庭が負担も感じている——だからこそ、関わり方をあらかじめ決めておく価値があります。

声かけの言い換え例

つい言ってしまう声かけ 言い換えると
「宿題やったの?」 「今日のぶん、どれとどれが終わった?」(事実を確認する形にする)
「早くやりなさい」 「何時からやる?」(開始時刻を子どもに決めてもらう)
「まだ終わってないの?」 「どこで止まってる?」(詰まりの場所を特定する)
「そこはこう書けばいいでしょ」 「そう思ったのはどうして?」(子どもの言葉を引き出す)

進捗の確認は、1日1回・1分で十分です。夕食前など時間を固定して、貼り出した一覧に印をつけるだけにすると、確認そのものが催促にならずにすみます。

宿題を先延ばしにする子には、どう関わればいい?

先延ばしの多くは、やる気の問題ではなく「取りかかるハードルが高いこと」が原因です。「宿題をやる」は子どもにとって大きすぎる指示で、何をどこから始めるのかが具体的になっていないと、体が動きにくくなります。

取りかかりのハードルを下げる4つの工夫

  • 5分だけ始める:「1ページやる」ではなく「5分だけやる」と決める。動き出してしまえば続くことが多く、5分でやめても構いません
  • 前日のうちに開いておく:やるページを開いた状態で机に置いておくと、「探す」「開く」という手間が消えます
  • 時間を見えるようにする:キッチンタイマーや砂時計を置き、残り時間を目で見えるようにする
  • 終わりを見えるようにする:一覧にシールを貼る、終わったページに印をつけるなど、減っていくことが見える形にする

ごほうびを使う場合は、「全部終わったら」より「決めた日数続けられたら」に設定すると、途中で息切れしにくくなります。宿題の終わりは夏休みの最終日で、そこまでごほうびが遠いと、毎日の行動につながりにくいためです。

それでも進まないときは、伴走者を借りるという選択

親子だけで進めようとすると、どうしても感情が入ります。「言えば言うほどやらない」という状態になったら、家庭の外に伴走者を置くほうが早く動き出すことがあります。

まなぶてらすは、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。1コマ50分で、Google Meetを使って自宅から受けられます。「今日はこの宿題を一緒に片づける」という単発の使い方もできるので、夏休みだけの利用にも向いています。

夏休みの宿題で使うときの例

  • 自由研究のテーマ決めと進め方を一緒に整理してもらう
  • 読書感想文で、話したことを文章にするところを手伝ってもらう
  • 毎日の音読やドリルを、決まった時間に一緒に進めてもらう
  • 宿題の計画そのものを一緒に立て、週1回進捗を見てもらう

夏休みの活用法をもう少し広く知りたい方は、【2026年版】夏休みのオンライン家庭教師活用ガイド|費用・学年別ポイント・よくある疑問もご覧ください。

夏休みの宿題サポートにおすすめのまなぶてらす講師3名

ここからは、小学生の宿題や家庭学習の伴走を得意とするまなぶてらすの講師を3名ご紹介します。お子さんが詰まっているところに合わせてお選びください。


かすみそう先生

かすみそう 先生

家庭教師歴20年・伴走型の学習サポート。「勉強しなさい」と言わずに子どもが机に向かう家庭づくりを支援。教えるだけでなく、保護者の関わり方の相談にも乗ってくれます。作文・文章を書く宿題のサポートも得意です。

口コミ:「文章を作ることが苦手で、親子共々困っていたところをかすみそう先生にお世話になり始めました。毎回、優しく、娘が言ったことを否定することなく、それを文章に生かしやすいようにアドバイスを下さるため、文章を書くことに抵抗がなくなったようです

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まきえ先生

まきえ 先生

大手進学塾で17年・音読専門の国語講師。毎日の音読など「コツコツ型の宿題」が続かないお子さんに向いています。読む力は全教科の土台になるため、宿題を入り口に国語の力そのものを伸ばせます。

口コミ:「毎回、緊張しながらも楽しんでレッスンに取り組んでいます。まきえ先生のレッスンを受講する前と後ではその差は歴然としており小学2年生の息子の音読が格段に上手になりました

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あおやま先生

あおやま 先生

小学生の国語・算数・理科・社会に対応、作文や読書感想文の添削も。日本語教師の有資格者でメンタル心理カウンセラーでもあり、お子さんの不安や保護者の心配ごとの相談にも対応しています。初回無料体験あり。

口コミ:「優しいだけでなく、必要な場面ではきちんと注意もして下さるので、集中して取り組めたようでした。第三者である先生の存在があることで、気がつけば親子間の衝突も減ったように思います

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※ 上記以外にも、小学生の家庭学習に対応できる講師が多数在籍しています。先生選びに迷う場合は、無料のガイダンスサービスで受講までの流れや先生選びをサポートいたします。

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よくある質問

Q. 夏休みの宿題の計画は、いつ立てるのがいいですか?

夏休みが始まって最初の数日のうちが理想です。ただし、途中からでも棚卸しと逆算はやり直せます。8月に入ってからでも、残りの日数で組み直せば十分に間に合います。

Q. 宿題の丸つけは親がやるべきですか?

学校からの指示があればそれに従います。指示がない場合、低学年のうちは親が見ることで間違いに早く気づけます。高学年になったら、まず本人に丸つけをさせ、親は「直しが終わったか」だけを確認する形に移していくと、自分で進める力が育ちやすくなります。

Q. 自由研究や読書感想文は、どこまで手伝っていいですか?

テーマを一緒に考える、材料をそろえる、書いた文章に感想を伝えるところまでは、多くの家庭で行われている関わり方です。避けたいのは、親が内容を決めて子どもに書き写させることです。子どもの言葉を引き出す質問をする役に回ると、作品の質も本人の納得感も上がりやすくなります。

Q. 計画どおりに進まなくなったら、どうすればいいですか?

計画を作り直すのは1回までにして、あとは予備日で吸収します。遅れが3日分を超えたら、残りの日数で割り直して1日のノルマを更新してください。計画を守れなかったことを責めるより、新しいノルマを一緒に決め直すほうが再開しやすくなります。

Q. 夏休みの後半からでも立て直せますか?

立て直せますが、優先順位を決める必要があります。提出必須のもの、成績に関わるもの、任意提出のものに分けて、上から順に片づけます。どうしても間に合わないものがある場合は、当日に慌てるより、事前に学校へ相談するほうが子どもの負担は軽くなります。

まとめ

夏休みの宿題は、量で決まるのではなく、段取りで決まります。

この記事のポイント:

  • 宿題が残る原因は量ではなく全体像が見えていないこと。まず全部出して数える
  • 宿題は毎日コツコツ型/まとめてやる型/親の関与が要る型の3つに仕分ける
  • カレンダーには重い宿題(自由研究・読書感想文)から先に置く。1日のノルマは残り日数の8割で計算する
  • 予備日を後半に3日つくり、遅れはそこで吸収する
  • 親の役割は「やらせる」ではなく1日1分の進捗確認。声かけは「どこで止まってる?」に言い換える
  • 先延ばしは意欲ではなく取りかかりのハードルの問題。5分だけ始める、終わりを見えるようにする

今年の始業式の朝を、親子で笑って迎えられますように。もし途中で行き詰まったら、家庭の外の伴走者を頼ることも選択肢に入れてみてください。

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参考文献

この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

「まなぶてらす」は、勉強も習い事もひとつの場所で学べるオンライン家庭教師サービスです。一人ひとりの「好き」や「得意」を伸ばし、お子さまの強みを育てることを大切にしています。学びに関する最新情報や、家庭学習に役立つ知識をお届けします。

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この記事の監修者

坂本七郎

坂本七郎

まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント

5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。

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オンライン家庭教師「まなぶてらす」
単発・短期から受講できる 小・中・高校生のためのオンライン個別指導サービス。授業はすべて対面式のマンツーマン。<指導科目> 5教科、中学受験、高校受験、大学受験、そろばん、プログラミング、英会話、理科実験、ピアノ、将棋、作文など。まなぶてらす