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東京都で高校受験を迎える中学3年生の保護者にとって、会場模試選びは迷いやすいものです。

  • VもぎとWもぎは何が違う?
  • 中3のいつから、何回くらい受ければよい?
  • 都立志望なら、どちらを選べばよい?
  • 偏差値や志望校判定を、受験勉強にどう生かす?

結論からいうと、VもぎとWもぎに一律の優劣はありません。志望校に合うテストの種類、受けやすい日程・会場、通っている塾の指定を確認し、同じ模試を継続して受けると成績の推移を追いやすくなります。

この記事では、2026年7月21日時点で確認できる主催者公式情報をもとに、Vもぎ・Wもぎの違い、受け始める時期、結果の見方、受験後の復習手順を保護者向けに整理します。日程・会場・料金は変更される可能性があるため、申込前には必ず主催者の最新情報をご確認ください。

坂本七郎
坂本七郎
模試は、判定を受け取るためだけのテストではありません。現在地を確認し、次の学習内容を決めるためのものです。どちらを受けるかと同じくらい、受けた後の復習を大切にしましょう。

この記事でわかること

  • Vもぎ・Wもぎの共通点と違い
  • 中3のいつから受け始めるか
  • 志望校に合わせた模試の選び方
  • 偏差値・志望校判定の読み方
  • 模試後1週間の復習手順

Vもぎ・Wもぎとは?学校のテストとの違い

Vもぎ・Wもぎとは、中学3年生が高校入試に向けて現在の学力や志望校との距離を確認する会場模試です。

Vもぎは進学研究会、Wもぎは新教育のSchool Guide Webが案内しています。どちらも学校外の会場で受ける公開模試で、東京都の高校受験に向けた問題演習や志望校検討に利用できます。

学校の定期テストは、主に授業で習った範囲の理解度を確認し、通知表や内申点につながるテストです。一方、会場模試は、入試を意識した広い範囲の問題を解き、受験者集団の中での位置や弱点を確認する役割があります。

比較項目 学校の定期テスト Vもぎ・Wもぎ
主な目的 学校で習った範囲の定着確認 入試に向けた現在地と弱点の確認
成績の見方 点数・順位・評定 偏差値・志望校判定・単元別結果
学習範囲 学校ごとの試験範囲 既習範囲を中心とした入試形式の問題
入試との関係 内申点に関わる 志望校選びと学習計画の参考にする

都立高校の合否は、模試の結果で決まるわけではありません。学力検査や調査書点など、学校・選抜方式ごとに定められた資料で判定されます。模試は、その本番に向けた判断材料のひとつです。内申点の仕組みは、都立高校入試の内申点・調査書点の解説もあわせてご覧ください。

VもぎとWもぎの違いは?比較表で確認

VもぎとWもぎの最大の違いは、主催者と実施日・会場、用意される模試の種類です。偏差値はそれぞれの受験者集団をもとに算出されるため、異なる模試の数字をそのまま横並びにして上がった・下がったと判断しないことも大切です。

※本比較は当サイト(まなぶてらす運営)が作成しています。掲載各社との間に報酬関係はありません。情報は2026年7月21日時点の各主催者公式サイトをもとにしています。

比較軸 Vもぎ Wもぎ
主催・案内 進学研究会 新教育 School Guide Web
主な対象 中学3年生 中学3年生
東京都向けの例 都立Vもぎ、都立そっくりもぎ、都立自校作成対策もぎ、私立Vもぎ 都立入試を意識した模試、都立自校作成校対策もぎなど
日程・会場 進学研究会の申込ページで確認 School Guide Webの申込ページで確認
成績資料 Web成績、志望校診断、学力分析資料など 個人成績表、デジタル採点答案など(テストにより異なる)
選び方 希望するテスト種別・日程・会場が合う場合 希望するテスト種別・日程・会場が合う場合

進学研究会の2026年度案内では、Vもぎは6月から翌年1月まで毎月実施され、8月以降は本番に近い「都立そっくりもぎ」も案内されています。Vもぎの通常受験料は、2026年7月21日時点で4,900円(税込)です。

Wもぎは、テストの種類によって実施要項や受験料が異なります。School Guide Webの申込ページで、希望回の対象・科目・判定校・成績資料・会場を確認してください。比較するときは料金だけでなく、志望校に合うテストか、無理なく行ける会場かまで確認しましょう。

VもぎとWもぎで迷ったときの選び方

選び方1:塾や学校から指定・推奨があるか確認する

通っている塾が成績データを継続管理している場合は、指定された模試を受けるほうが面談で活用しやすくなります。まず塾の年間予定を確認しましょう。

選び方2:志望校に合うテスト種別を選ぶ

都立共通問題校、都立自校作成校、私立高校では、確認したい問題形式が異なります。模試名だけでなく、対象となる志望校・判定校を公式の実施要項で確認してください。

選び方3:日程・会場と継続しやすさで決める

会場までの移動時間が長すぎると、受験当日の負担が大きくなります。複数回受ける予定なら、日程・会場・申込締切を年間予定へ入れておきましょう。

選び方4:同じ模試で推移を見る

主催者が違えば、受験者集団や問題の難度も同じではありません。推移を見る期間は同じ模試を軸にし、別の模試を受けたときは偏差値の単純比較を避けましょう。

Vもぎ・Wもぎはいつから受ける?中3の目安

初回は中3の夏までに受け、秋にもう一度確認する流れが実用的です。ただし、これは主催者が定める必須回数ではなく、学習計画を立てるための目安です。

時期 受ける目的 結果の使い方
6〜7月 夏休み前の現在地を知る 夏に戻る単元を決める
8〜9月 入試形式に慣れ、夏の学習成果を確認する 秋の志望校検討と弱点補強につなげる
10〜11月 志望校との距離を具体的に見る 得点戦略と併願校の検討材料にする
12〜1月 本番形式と時間配分を最終確認する 新しい教材を増やさず、取りこぼしを絞って直す

まだ一度も受けていない中3生は、次に受けられる回からでよい

夏を過ぎていても、「もう遅い」と考える必要はありません。次に申し込める回を現在地確認の起点にし、結果から優先単元を決めましょう。

大切なのは、模試の前に点数を取り繕うことではなく、入試までに直すべき課題を見つけることです。部活動の引退後に勉強へ切り替えにくい場合は、部活引退後の中3生が勉強モードへ切り替える方法も参考にしてください。

何回受けるかは「夏・秋・直前」の3地点で考える

回数に正解はありませんが、成績の推移を見るには複数回の結果が役立ちます。たとえば「夏の現在地」「秋の志望校検討」「直前の時間配分確認」という3つの目的を置くと、受験回を選びやすくなります。

毎回受けることより、復習時間を確保できることを優先してください。定期テスト直前に模試を入れて両方が中途半端になる場合は、学校の提出物や内申点対策との優先順位を調整します。

偏差値と志望校判定はどう見る?

偏差値と志望校判定は合否の予言ではなく、次の行動を決める材料です。1回の結果だけで志望校を上げ下げせず、教科・単元・時間配分まで分解して見ましょう。

異なる模試の偏差値をそのまま比べない

偏差値は、そのテストを受けた集団の中での位置を示す数字です。VもぎとWもぎでは母集団や問題が同一ではないため、「前回のVもぎより今回のWもぎが2ポイント低い」といった比較だけで学力が下がったとは判断できません。

推移を確認するときは、次の順番で見ます。

  1. 同じ模試の総合偏差値:前回から大きく動いたか
  2. 教科別の得点・偏差値:合計点を下げた教科はどれか
  3. 単元・設問別結果:正答率が高いのに落とした問題はないか
  4. 答案と時間配分:知識不足か、読み違いか、時間切れか

判定が悪くても、すぐに志望校を下げない

判定が厳しかったときは、志望校変更を急ぐ前に、学力検査で不足している点、内申点とのバランス、今後改善できる単元を確認します。都立高校入試では学校ごとの選抜方法も関係するため、担任の先生や塾・家庭教師の先生と相談しながら判断してください。

判定を見るときの注意

判定に含まれる資料や判定校数は、模試・テスト種別によって異なります。内申の入力が必要な回もあるため、申込ページと受験票の案内を確認し、最新の9教科評定を準備しておきましょう。

受けっぱなしを防ぐ、模試後1週間の復習法

模試の復習は、受験当日から1週間以内に「分類・解き直し・次の計画」まで進めます。全問題を何度もやり直すより、失点原因ごとに優先順位をつけるほうが実行しやすくなります。

ステップ1:当日から翌日に、できなかった感覚をメモする

問題冊子に「時間が足りなかった」「用語を忘れた」「解き方は分かったが計算ミスをした」など、答案だけでは消えてしまう感覚を残します。

ステップ2:結果返却後、失点を3種類に分ける
  • もう一度なら解ける:読み違い・計算ミス・時間配分を直す
  • 解説を読めば分かる:類題を2〜3問解いて定着を確認する
  • 解説を読んでも分からない:前の学年・単元へ戻るか、先生へ質問する
ステップ3:正答率の高い取りこぼしから直す

難問ばかりに時間を使わず、多くの受験生が正解している問題の取りこぼしを優先します。合格に必要なのは、解けない難問をゼロにすることではなく、取るべき問題を確実に取ることです。

ステップ4:次回までに直す単元を1教科1つ決める

「数学を頑張る」ではなく、「一次関数の利用を教科書例題から戻る」のように単元と教材を具体化します。定期テストが近いときは、学校ワーク・提出物を優先する期間も決めておきます。

模試後の弱点補強と内申点対策を両立したい場合は、定期テスト対策のオンライン家庭教師も活用できます。

Vもぎ・Wもぎ後の弱点補強を相談できる先生

模試の答案を見ても戻る単元が分からない場合は、教科ごとに先生へ相談すると復習の優先順位をつけやすくなります。ここでは、最新の講師プロフィールで新規生徒募集中であることを確認できた、高校受験対応の先生を3名ご紹介します。


Zen先生

Zen 先生

高校入試の数学・理科を専門に指導。進学塾で難関校・都立高校受験クラスを担当した経験があり、模試答案から数学・理科の弱点を絞って復習したい中学生に向いています。

口コミ:生徒の目線で言葉を選び説明してくださいました息子本人はとても喜んでいました

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ひより先生

ひより 先生

中学生の英語・国語、高校受験対策に対応。英語の長文読解と国語の記述問題を得意とし、模試で「何が分からないか」を言葉にしにくい生徒にも、考え方の筋道から丁寧に指導します。

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まさよし先生

まさよし 先生

中学社会の高校受験対策を幅広く指導。教育業界で約16年、集団・個別指導塾や予備校での経験を持ち、地図・資料・年表を使いながら、丸暗記ではなく背景から理解する社会科指導を行います。

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よくある質問

Q. VもぎとWもぎは、どちらが難しいですか?

実施回や問題によって難度は変わるため、一律にどちらが難しいとはいえません。異なる模試の得点・偏差値を直接比べるより、それぞれの成績資料で教科別の弱点と志望校までの距離を確認してください。

Q. VもぎとWもぎの両方を受けてもよいですか?

両方を受けることはできます。ただし、日程を詰め込みすぎて復習時間がなくならないように注意してください。成績の推移を見る軸はどちらか一方に置き、もう一方は会場や問題形式に慣れる目的で使うと整理しやすくなります。

Q. 中学2年生でもVもぎ・Wもぎを受けられますか?

主催者の案内では、Vもぎ・東京のWもぎは基本的に中学3年生が対象です。中2の間は、学校や塾で案内される学力テストを使い、通知表・定期テスト・苦手単元の確認を優先しましょう。対象は回ごとに公式実施要項で再確認してください。

Q. 志望校判定が悪かったら、志望校を下げるべきですか?

1回の判定だけで下げる必要はありません。失点した教科・単元、内申点とのバランス、次回までに改善できる内容を確認し、複数回の結果や学校説明会の情報も合わせて担任・塾・家庭教師の先生へ相談してください。

Q. 模試は何回受ければよいですか?

決まった正解はありません。夏の現在地確認、秋の志望校検討、直前期の時間配分確認という3つの目的を置くと選びやすくなります。回数よりも、受験後に答案を復習し、次回までの学習へつなげられることを優先してください。

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参考文献

この記事の著者

まなぶてらす編集部

まなぶてらす編集部

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この記事の監修者

坂本七郎

坂本七郎

まなぶてらす代表・家庭学習コンサルタント

5,000人以上の保護者への学習相談実績を持つ家庭学習の専門家。著書15冊(累計26万部以上)。NHK Eテレなど多数メディアに出演。2016年にオンライン家庭教師「まなぶてらす」を設立し、多様な学習ニーズに対応するサービスを運営。

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